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私たちは貝になりたい。コミュの「スイス宮スイスの憂鬱っす」

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小説「スイス宮スイスの憂鬱っす」を貝になりたいみんなで書こうではないか。

コメント(130)

その時俺は、自分の下半身に体中の血液が集まっていくのを感じた。
まぁ、すぐに治まるだろう…


治まる前にスイス宮が近づいてきてこう言った。


「ゴミ虫の分際で、あんな可愛いコとお喋りするなんて生意気ね!それであの女は誰なの?」


「G組のG子だよ…」





ついうっかり変な嘘をついてしまった…
G子「ジーコって言ってもサッカーはやってないわ、悪しからずよ。」

「そういえば長門はスイス宮に何か持ってくるように言われたのか?」

おれはサングラス、小泉はモデルガン、はっきり言ってこの二つでは三流スパイの真似事ぐらいしか思いつかない。

正直そんなことはやりたくはない。

しかし、長門が何かしらの用意を頼まれていれば想像とは違うかもしれない。


「いいえ、私は何も。」

長門はそう答えた。


「…そうか。」

…スイス宮は何がしたいんだ。

さっぱりわからん。



そこにスイス宮が凄まじい勢いで部室に入ってきた!!
天使?

あの誰もが知っている名作でパトラッシュとネロを迎えに来た全裸に羽根のはえた子供たちのことか?

本当に天使がいると思っているのかこの人は?



もしかしたら、スイス宮は…

電波さんなのか?

どうしよう、スイス宮の今後のぶっ飛んだ会話に、上手にリアクションとれるか不安だ。

もしかしたら本当に俺のことをゴミ虫だと思っているのかもしれない…

それはそれで気持ちいいけど。

とりあえず刺激しないようにして様子を伺いながら、いじめられるのを待とう。

「戦わないと消されてしまうのよ?それでもいいの?」


…スイス宮は何言っている…!?

天使…?

消される…?

カッパに命名される…とは言っていなかったか。


「どういうことなんだ!?説明してくれ!なんで生徒会長が天使で、なんでそいつと戦わないと消されてしまうんだ!?わけがわからないぞ!!」

おれはそう叫んでいた。
G子「私が天使よ!










…なんちゃって(笑)」
エンジェルビーツの4話をまともに観てない俺は、そのフライを、なんの躊躇いもなくキャッチした。



その時!!!

小泉と朝比奈さんが急に入ってきたおかげでキャッチしたと思っていたボールは足下に転がっていた。

…なんだ?さっきの感覚は…?おれはなんであんな風に思ったんだ?


「とりあえず、モデルガンを改造してある程度戦えるようにしておきましたよ。スイス宮さん。」

と、思考を遮るように小泉は言った。


「さすがは元総理ね。郵政改革も伊達じゃないようね!」

満足そうにスイス宮は言った。


小泉は戦うことを知っていたのか…?

昨日はそんな素振り一切見せていなかったが…。

…絶望された!

それはもう唐突に絶望された!!

「しかし、私たちだけでは戦力不足よ!そこで食券を餌に松上三段を仲間に引き込むわ!」

そんな絶望しているおれを無視してスイス宮が説明を始めている。

「これが私たち死んだ世界せん…じゃなかった!SOS団の最初の作戦よ!」

「じゃあ、ジョン!あなたが自腹を切って食券買って松上三段を勧誘してきなさい!ちなみに彼は肉うどんが好物よ!!」

「なんでおれが!?しかも自腹で!」

「あー、もうごちゃごちゃうるさいわね!いいからとっとと行ってきなさいよ!」

「ちょ、待て!」

ドン!

ガタン!

抵抗もむなしくスイス宮に教室から追い出されてしまった。

ったくなんでこんなことに…。

しかし、連れてこなかったら何をされるかわかったもんじゃないな。

「はぁー…」

おれは仕方なく松上三段を探すことにした。
スイスヶ原「スイス君、先程からあなた、いったい誰と話をしているのかしら?」

その悲しげな表情から何となくだがおれは関わってはいけないような気がした…。

だから…

「おれは行くな」

それだけ告げてその場を後にした。

「ありがとうございます、ロリコンさん…」

ロリコンさんではないとツッコミたかったが、そんなことすら難しいぐらい悲しげな表情だった。

多分彼女を見つけるのは俺の役目ではなかったと何かが俺に告げている気がした。

おそらく俺では彼女を目的地まで導くことは出来ないだろう。何故かはわからないが直感で感じた…。



気を取り直してスイス宮に頼まれた用事を済ませに行くとしよう。
「お前も一人なのか?」


そこには一人でご飯を食べている松上三段がいた。


一人で食堂で食べて、友達いないと思われるのが嫌だったのだろう…

女子トイレの個室で堂々と弁当を食べる松上三段は、今までで一番切なかった。
岡田「あっ、おはようございます。」

もうどうしたらいいか分からない…。

そもそも岡田とは全然面識ないじゃないか…。

よし、ここは…

「松上三段行くぞ!」

俺は松上三段の腕を引っ張り走りだした!

「おいっ!?」

松上三段はこけそうになりながらもなんとかついてこれそうだ。

吉田さんが目の前にたちはだかったが、うまく脇を抜けてやりすごした。

「ちょっと待ちなさいよ……!」

と、遠くで吉田さんが叫んでいるが振り返りもせず、部室に向かって走って行った。
「知りたがるねー、知りたがるねー、知りたGIRL!」


誰かと思えば岡田だ。

どうやら岡田も一緒について来たらしい。

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