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Edward S. Curtisコミュのエドワード・カーティス

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エドワード・S・カーティスは、1868年ウィスコンシン州に生まれ、1900年、三二歳のときに、

北部モンタナ州の平原インディアン、ブラックフット族のサン・ダンス集会に招かれたのをきっ

かけに、インディアン写真家として本格的な活動を始めた。初めの九年間は資金自己負担で

なんとか賄っていたが、そのうち当時の大統領であったセオドア・ルーズベルト等の関心を獲

得し、援助を受けること三〇年を経て、写真と記述による民族誌「北米インディアン」全二〇巻

を完成させた。前世紀末からインディアンは、また新たなる過酷な運命にさらされていた。18

87年のドーズ法により、指定居住区内の土地が個個のインディアンに割り当てられ、部族共

同体の解体によって、生活と文化が破壊されたうえ、白人文化への同化が強制された。カー

ティスの写真は、インディアンの中にはいり、「滅びゆく民」の生活をとどめようというはっきり

とした目的意識のもとに撮られている。そのために、そうしたインディアンをめぐる状況の悲惨

さをえぐるということより、消えゆくものの美と哀感をたくみな構成でとらえることに重点がおか

れている。彼が撮影したどの肖像を見ても明らかなように、被写体はカーティスを深く信頼して

いる。まるで彼のロマンティシズムを、インディアンが共有しているかのようである。もちろん、

そこに、彼ら民族のエトスの永遠の記念碑を築くというカーティスの役割への期待を見てとる

こともできる。「内部記録者によって撮られるべき“滅びゆく”インディアンを、征服者である白

人の側の一人、カーティスが写真機を向けたという根本的な矛盾」(中上健次氏)を抱えつつ

も、あらゆる意味でただの記録ではなく、彼自身による北米インディアンの過去の再構築を

試みたという点において、「北米インディアン」は、インディアンを撮影したその他の写真家の

作品とは明確に区別されるだろう。


http://www.aritearu.com/Influence/Native/NativeBookPhoto/Curtis.htm




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