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笑えた話コミュの【怖】オバハンの 生霊と奮闘した話 その2

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151: 140 2007/04/22(日) 17:03:00 ID:GtCL5HlR0

「タイ子がエーコを起こしてたんだ。 T、お前のいびきがうるさくてあんま り聞こえな かったけど、エーコは多少嫌がってた ようにも聞き取れた。俺は聞き耳をた てな がら様子を伺ってたけど、タイ子には 多分ばれてる。あぁ、エーコの言うと おりだ。 奴は多分タイ子の中にいる。生霊にも かかわらず!だ。」

「あぁそうきたか、やっかいな事に なっちまったな。S、今からタイ子に 知らない フリして電話してみるわ、俺。」

「そりゃあ無理があるんじゃ ね?・・・とは言っても、今はそれし か方法ねーよな。」

タイ子に電話をかける…

「はい!Tさん、昨日ありがとう。助 かったよ!エーコに聞きました。」 と、タイ子。

「そっかー、よかった。どうだ?体は なんともないのか?」

「へーきよぉ、元気よー。」

「エーコもそっちいるの?」

「!!エ・エ・エーコは今いないで す。買い物行ってます。」

153: 140 2007/04/22(日) 17:05:10 ID:GtCL5HlR0

タイ子が一瞬あせったような気がし た。

でも、いつもどおりの口調で話すタイ 子にすっかり安心した俺は、エーコを 抱き よせたまま眠ってしまった俺から無理 やりエーコを離し、連れて帰ってし まった 事を気にしているのかな?なんて事し か思い浮かばなかった。

「タイ子さぁ、今日暇?昨日タイ子が 寝てたときに3人で話したんだけど さ、 一度Sのお父さんのところに行こうっ て事になったんだ。タイ子も行くだ ろ?」

「わたし今日お店。無理です。エーコ も無理です。」

「ん?エーコは行くって言ってたぞ。 」

「はい、でも今は無理って言ってまし た。」

「そっか。いつ行ける?はやいほうが いいな。」

タイ子の携帯越しにもう一台の携帯が 鳴った。

「Tさん、あとでね。またあとでね。 」 と、タイ子はいきなり電話を切ってし まった。

154: 140 2007/04/22(日) 17:05:41 ID:GtCL5HlR0

「S、エーコは今買い物行ってていな いってさ。タイ子は結構普通だった よ。まぁ 大丈夫なんじゃねーの?」

「T、お前が話してる最中にエーコに 電話してみたんだけど、でないぜ。」

「!!電話切った時、タイ子の後ろで 携帯鳴ってた…」

「!!Tはタイ子の家知ってる?」

「知らん…」

俺はSとこれからについて話し合っ た。

出た結論は、とりあえずSの親父 のとこ にはSと俺の二人で行くこと。帰って きたらエーコとタイ子のいる店に今日 も行く ことだった。

足取り重く、少々気が引けながらもS の実家に向かう。なんせSの親父は とてつもなく恐ろしい人だ。消防の頃 Sの家に行った時なんか、Sが板っぱ ち でバシバシ引っ叩かれてる最中にお邪 魔しちゃったもんだから大変だった。 「T!お前もかぁ!つまらんもの拾っ てくるからこうなるんだぁぁぁ!座 れ!」

バシバシバシバシバシバシバシバシバ シバシバシバシバシバシ…

155: 140 2007/04/22(日) 17:07:47 ID:GtCL5HlR0

何度引っ叩かれたか分からない程引っ 叩かれた記憶がある。家に半べそかき ながら帰り、親父に言ってSの親父に 文句言ってもらおうとしても、うちの 親父 はなにもしなかった。

逆に「ご面倒お 掛けしました」なんて謝ってたくらい だ。 まぁ今となっては多少分かる。Sの親 父が言ってた、「つまらんものは拾っ てく るな!」とは、「つまらんもの憑けて 来るな!」と言う意味なんだろう。

背中をバシバシ叩かれたのも、俺とS とSのお母さんと3人で「折り紙」と 言い つつもハサミでチョキチョキしながら 「やっこさん」、今となって人型だと 気づいた が、それをたくさん作ってたのも全て はS(俺含めて)を守るためだったの かな? なんて今は思ったりもしている。

んな もんだから、信用、信頼はしている が… なんせ怖い。27にもなって、怖い。

156: 140 2007/04/22(日) 17:08:20 ID:GtCL5HlR0

「ただいまー」

「ご無沙汰してまー す。」Sと俺、玄関に入る。

「おぅ、そろそろ来る頃だと思って た。行ったか?おまえんとこに行った のか?」 と、親父さんがニヤニヤしながら話し 出す。

「いつも来てたよ。でもとうとう昨日 ホントにきやがった。Tと、飲み屋の 女の子 二人巻き込んだ。」

「T君はまぁしゃーないな。女の子 は?」おいおい…俺は家族じゃねー よ…

「正直言うとやばい。憑かれたか も…」

「そうか。で、その女の子は?」

「ばっくれた」

「!!馬鹿やろぉ!!なにが「ばっく れた」じゃ!つまらん言葉使いおっ て! T!お前もそんな言葉使っているの かぁ!」 怒るとこちがうだろ?と思いつつ、 「まぁ、ははは」などと話を逸らす。

157: 140 2007/04/22(日) 17:08:55 ID:GtCL5HlR0

昼飯を食べながら、色々な話をした。

結局、親父さんの話だとSと俺は昨日 のようなやばい状態には感じられない との事だった。

さらに言われたことは、早急に女の子 二人を連れてくること、引っ越したと こで Sにしろ、タイ子・エーコにしろ、な んの対策にもならない事だった。 帰りの玄関で靴を履いている最中も親 父さんは話し続けた。

「生霊は成仏せんからな。まだこれか らも続くだろうよ。主が納得するまで 続く し、納得してもしまいかたが分からん 人もいる。そうなると厄介そうだが、 実は そんな厄介ではない。既に害は無い し、他に興味が移れば移るほど自然に 消え行くからな。ただし今回はちがう だろうよ。見てみないとなんとも言え んが、 まぁ、はやく女の子二人を連れて来 い!とにかく早く!な。」

「分かった。」

「はい分かりまし た!」Sと俺。

162: 140 2007/04/22(日) 18:14:19 ID:GtCL5HlR0

店が開く時間までSの家で対策を練っ ていた。

タイ子の家を調べる方法や、 エーコは無事なのか、俺ら二人でエー コやタイ子を保護したとこで、当分 どうやって面倒見てくか、モロそっち 系の方々が経営してる店の子達だか ら、 その方々達への対応とか…作戦Aと B、二通りの作戦を練った。

「じゃあ一応「飲み」ってことで。 さぁ!行くか。」と、Sが気合入った 声で言う。

「よーし!行くか。」

店に入ると、少々時間が早かったのか 女の子達も数人しかいなかった。

「今日タイ子何時にくる?エーコは何 時?」と店の子に聞いてみる。 「うぇRちゅDFGHJK!」

「えR ちゅいおCVGBHんJM!」
「T りゅいVBHんJM!」 何言ってるかやっぱり分からない。

「迎え行ったら、寝てるのか居ないの か分からないよ。出てこないよ!お兄 さん たちは知らない?」と、何回か席に着 いたことのある女の子が話してくれ た。

大体の予想はしてた。A作戦変更、通 称B作戦開始。

A作戦はエーコをまず保護のA。B作 戦は尾行のB。

店を早々に切り上げ、Sといったん別 れて家に戻る。部屋内に変わった様子 がないかどうかを調べるが、変わった 様子は無かった。 風呂に入り、着替えもする。少し仮眠 をとり、さぁ出発!となる。

163: 140 2007/04/22(日) 18:15:34 ID:GtCL5HlR0

Sと店の近くで待ち合わせる。 「S、どうだった?おまえんち何か変 わった様子あったか?」

「いや、大丈夫だった。何も無い」

「そっか、じゃあホントに作戦開始す るぞ!」

「おう」

店が終わり、店の前にワゴン車が横付 けされると女の子たちが乗り込む。 外国から来た女の子たちは、店側で用 意したアパートの隣同士とかに住んで いる場合が多い。

多分、あのワゴン車 の向かう先にエーコとタイ子の住んで いる 部屋がある。

アパートに着いた。俺らは手前の路地 に入り、様子を伺う。みんな降りてワ ゴン 車が去ったのを見届けてから、作戦を 開始する。

作戦とは、なんてことない簡単なこ と。エーコとタイ子の携帯に電話をか けて、 着信音をアパートのドア越しもしくは 窓越しに聞くという作戦だった。

まずは、連絡が取れなかったエーコに 電話をかける…

聞こえた!一階の一番手前の部屋だ!

164: 140 2007/04/22(日) 18:16:10 ID:GtCL5HlR0

すかさず場所から離れて、車に乗り込 む。あとは、電話に出てくれるのを待 つ ばかりだ。

「はい、Tさん…」

「エーコ?エーコか?」

「はい…もうおわりね…電話するか ら…あとで電話するから…」

「ちょっ!エーコ!待ってくれっ!体 は大丈夫なのか?無事か?タイ子 は?」

「ありがとー。だいじょうぶ…だい じょうぶ…dsfghjklrちゅj hj…」

何か話しかけて電話が切れた。

強攻策で乗り込むかどうかは、電話で の反応しだいだった。

助けを求めてく れ ばすかさず乗り込むつもりだったが、 なにか違う。エーコはすごく悲しそう な声で 電話に出た。なにか引っかかる…

「T、どうだった?」

「つらそうだったけど、大丈夫、大丈 夫って。タイの言葉で何か喋ったあ とー 電話切られた。」

「なんだぁ?タイ子もエーコも何か隠 してるな。よし、俺が電話してみ る!」

165: 140 2007/04/22(日) 18:16:48 ID:GtCL5HlR0

Sがタイ子の携帯に電話をかける。俺 はその間、車の外に出て部屋の様子を 探っていたがなんら変化は無い。Sの 乗る運転席を窓越しに覗くと、Sは首 を 傾げながらこっちに「何か変」との合 図を送ってきた。そう、なんか変なん だ…

「S、どうよ?タイ子どうだった?」

「あぁ、あれタイ子かぁ?どうもタイ 子じゃない気がする…エーコだと思 う…」

「え?エーコだったの?なんだって 言ってた?」

「大丈夫、大丈夫って。あとで電話す るーって言った後、切られた。変だ な。」

部屋を見るが、相変わらず部屋の電気 は点いてない。

腑に落ちないまま、俺はSと別れた。 とりあえず、明日Sの仕事が終わった 後 待ち合わせをする事にし、家に帰る。

あー疲れた。ホントに疲れた。なんだ か仕事なんてどーでもいい気がする。

それ よりも、今はエーコとタイ子が心配 だった。 面倒くさくなり、着替えもせずにその ままベッドに横になるが、全然寝付け ない。 オカルト的に物事を考えてみる。

する とどうやっても最悪の結果しか思いつ かず、 むしゃくしゃしながら起き出しタバコ に火をつけた。そのとき!

166: 140 2007/04/22(日) 18:17:22 ID:GtCL5HlR0

携帯が鳴った! なんとエーコからだった。

「Tさん、会える?大丈夫?」

「あぁ、会えるよ、今どこにいる?」

「家にいるよー、ちかくにロー○ンあ る。そこに行くよ。来れますか?」

「どこのロー○ンだ?場所わかんねー ぞ。」と嘘をつく。

「○○○町のロー○ンです。来れます か?」

「分かった。そんなに遠くないから、 すぐいけるぞ。Sはいないけどいい か?」

「いいです。Tさんに会いたいです。 」

女に頼られて力のでない男なんていや しないだろ?そんときばかりはエーコ の 顔しか思い浮かばなかった。

待って ろ!待ってろ!口癖のように言い続け て、 Sに電話することすら頭に無かった。

ロー○ンに着いた。外でうずくまって るエーコのすぐ近くに車を止めると、 エーコ がニコッと笑った。そう、かわいい笑 顔だったのを覚えてる。 車に乗せ、家に向かう。聞きたい事は たくさんある。

エーコ自身のこと、タ イ子 の事、Sの家を出てからの事、部屋で 何してたのか、Sの親父さんのとこに は このまま明日行ってしまおうとか…

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