簡単お金講座・セミリタイアの道コミュの本当の意味の資産分散のすすめ

トップにも書きましが私が銀行員をやっていた時一番辛く苦しい事がありました。
それはご主人が倒れてしまいお金がおろせなくなって路頭に迷ってしまった奥様のお話…

あれは確か梅雨の時期から夏になるころだったと思います。
私は大手銀行で個人営業課にいましたが勤務していた支店が人手不足でローカウンター(定期預金や資産運用をすすめる椅子がある低いカウンター)の業務中に私の地域の担当のお客様が窓口で倒れこむように「助けてください」と言って来ました。
担当地域でご挨拶に一度だけですがご自宅にお伺いしたことがあったので私に声をかけてきたのだと思いますが…
その時個人情報保護法が施行されたばかりで窓口でも時々お客様との揉め事が起きていたころです。
本人確認が厳しくなりご本人の承諾が無ければご家族でも窓口でお金が降ろせないといったことが日に何度も起きていました。
毎日同じ説明をしてお客様に納得してもらっていましたが今回ばかりはそうはいかなかったんです。
お客様の話では昨晩突然ご主人が倒れて近くの総合病院に入院したのですが今は意識も無くいつどうなるかわからないと言っていました。
そして、病院からはいつまでにいくら入金してくださいと請求書を渡されて…
銀行のルールとしては本人の承諾がないとお金はおろせない…
その奥様の家はご主人の通帳だけしか作っておらず月々の生活費以外は積み立てで定期預金にされていました。
その時の課長にすぐに相談しましたが副支店長と課長の意見で自転車で面会謝絶のご主人のところへ意思確認に私は担当者ということで行かされました。
今はここまでとは思いませんが(銀行を辞めてからは確認をとっていません)銀行のルールは曲げられないんですよね。
ご本人がお亡くなりになったらお葬式代はご主人の口座から課長のサインがあれば葬儀会社に直に振込みできるらしいのですが…
今回はほとんど植物状態で私の声かけにも反応せず意志の確認ができませんでした。
また、そのことをこの時の課長は私から銀行のルールを説明して親戚から入院代を出してもらうよう説得するよう言ってきたのです。
そんなのパニックを起こしている人々に話しても発狂しちゃうだけですよね。
わかってましたが個室ブースで淡々とお話を奥様にしました。
奥様は話を聞き終わると私に土下座して「そんな事を親戚にお願いしたら主人に怒られます」と泣きながらなんとか本人確認が無くてもお金がおろせるようにお願いしてきました。
私も辛くてなんとか力になろうともう一度副支店長にお願いしてみました。
副支店長の答えは相続人になる人を全員呼んで来るように…全員の印鑑があればお金をおろすことができるというのです。
まだ、お亡くなりになっていないのにですよ
結局私とのやり取りを見ていた親戚の一人が全額立て替えると言ってきてくださって全てまるくすみましたがすっかり奥様は銀行に不信感を持ってしまい、いくら法律だといってもひどすぎると何度も言ってきました。

この事件があってから私はご高齢でもキャッシュカードを持つことと夫婦で別名義の口座(総合口座がベスト)を作りお互いが何かあってもしばらくは生活できるようにおすすめするようにしました。
でも…逆にご主人がお金にルーズで管理できないのでそれは困ると言ったお話も聞きました。

それから銀行をやめ保険会社に勤めると…運用商品が主力の保険会社だったのでお客様からいろいろと勉強になるお話しを聞く機会が多くなりました。
その中でもこのような事がおきずに家族が困らない口座がある事を知りその時はとても感動しました…。
でも、それって海外の口座なんです。
ひとつの口座で二人、三人と名義を持つことができる…
日本の銀行口座にも家族カードを発行してもらえるところもありますが引き出しの上限が決まっています。
もしガンになっていきなり高度先進医療で300万円払ってといわれても一度に引き出すことができないんですよね。
お客様に教えてもらった口座は引き出しの上限は無くすごく便利ですが全部英語対応なんです。
私はその時点で挫折しました…

しかし、今ある口座で全部日本語対応で外国口座を作る方法があるんです。
大きなお金を持っていて相続に困るという人はもちろんですがこのような悲しい悲劇が起きないように日本語対応の外国口座を持つことを私はおすすめします。
詳しくはコミュに参加登録していただいた方にメールでお送りします。
ご興味あれば是非どうぞ…