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われら、芝居中毒コミュの玉造小劇店配給「お代わり」

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ラックシステム15周年記念公演の第三弾「お代わり」を北千住の劇場に観にいってきた。ラックシステムのお芝居は、昨年の7月の「お祝い」に続き2回目。昨年の「お祝い」が思った以上に完成度の高いお芝居で圧倒されたので。150年間のある家の物語。主題は「食」。舞台はひとつのどこにでもある日本家屋の部屋。住んでいる住民の変化を隣の管理人のおばさんとの関わりを軸に何幕にもわけて紹介。ショートストーリーをオムニバス形式で展開しているようなお芝居だった。

一幕目は、明治初期の岩倉使節団の厨房方として洋行してきた山田長太郎という青年が主役。彼を待っていたのは、「西洋料理」が食べたいという一家の面々。実際には食べた経験がない彼は見よう見まねで作ってみるが…。おもわずニンマリする台詞。いかにも大阪的なあくの強い達者な役者たち。独特なリズムとテンポにとまどいながらも、知らないうちに引き込まれていってしまった。特に前回も強烈なオーラを発していた怪優・コング桑田さん、森崎正弘さん、上田宏さんは今回もくらくらした。女優陣も負けてはいない。中性的な魅力の美津乃あわさん、谷川美佳さん、わかぎゑふさん、楠見薫さん他。存在感が凄い。

お芝居は、明治から大正、戦争中、戦後、万博、平成と時代、時代の家族の様子や、父親の子供を思う気持ち、戦争の傷跡、初恋、いろいろな立場や夫、妻、そして兄弟愛、家族の絆、常識と非常識などをごちゃまぜにして、それぞれの人の心情をとても素直に描いていく。自然な演技に引き込まれる。
どのシーンか忘れてしまったんだけど、後半、自然と涙がでてきて泣いてしまった。淡々としたお芝居なんだけど、見終わったあとになんとも懐かしい、暖かい気持ちに包まれた。さすがに昨年の「お祝い」のように再演を繰り返している芝居のような完成された完璧さは感じられなかったが、これも見終わってしばらくたってから、じわじわと感動がよみがえってくるタイプの作品のような気がしてきた。次回もきっと観にいきます。ロビーで野田晋市さんとコング桑田さんにサインを頂いた。
コングさんから、6月に座・高円寺で「罪と、罪なき罪」の公演があるらしい。6月5日から13日まで。(東京公演)。詳細はHPで。

玉造小劇店のHP
http://homepage3.nifty.com/tama-sho/

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