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エコロ書店コミュの未知との遭遇 その4

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<行き先決定!>

長い時間運転し、埼玉県の坂戸という街まで来た。
目的地は決まっていないが、感覚的に1/3くらいは進んだだろう。
さらに進路を北に目指す。目印は煌々と輝くあの北極星。
まだまだ道のりは長い。

国道407号は、なかなかの高速ワインディングロードだが、
深夜は遅いダンプカーが走行している。
向こうにダンプカーのテールランプが見えたので、いつも空いてる県道に逃げる。
昼間は耕運機が走行してそうな雰囲気の道だ。
信号も少なく、スイスイ進む。田舎の香りがしてきた。
トイレ休憩のため、コンビニに立ち寄ることに。

クルマのドアを開けると、強烈なコヤシの香りが...鼻がモゲそう...
気づくと、まわりは畑に囲まれていた。
何を栽培しているかはわからなかった。
そんな事を気にしている場合ではない。鼻がモゲたので、早く室内に逃げ込まなくては...

コンビニの中は、さすがにニオいが薄め。
彼はカフェオレ系が好きらしい...男のくせに、軟弱な!男はブラックだろ!
「コレ、けっこうウマいよ!」とカフェオレ系のコーヒーを渡され、そのままレジへ。
店外の喫煙コーナーで、ニオイで眉間にシワを寄せながら一服。
飲んだらウマかった。コーヒー味のホットミルクだな。
これはコーヒーでは無い!と言い聞かせ、飲む。 う〜ん、甘くてウマぃ...

「どのスキー場に行こうかね?」
やっと、目的地の検討を始めた。
タバコを喫煙コーナーの灰皿に捨て、クルマに戻り、地図を広げる。
群馬のページから新潟のページに移動、また群馬のページに戻る。を繰り返す。

「とりあえず、雪ってあるのかね? ゲレンデの状況しってる?」
と私に聞いてきた。
そちらからスキーに誘っておきながら、ノーチェックなのかい?と返すと、
「だって12月だぜ! 山に雪、あんだろ?」って私に言われても...
暖冬な今年、人の踏み込まない山に雪があっても、
まだゲレンデは万全な状況ではなさそうな予感。
とりあえず、関越トンネルを超えて新潟に行けば、雪あるかも。という推測のもと、
関越道/月夜野ICに向かうことに。
ラジオ情報では、関越道にチェーン規制は出ていない。
チェーン規制が出ていないのは幸か不幸か...走行的に不安は無いが、スキー的には不安だ。

「ほんとに雪あんのか? 無かったら笑うよな! アハハ!」と愉快なふたり。
クルマは一般道を走っている。
彼は助手席で地図をめくる。
「面白そうなゲレンデないかなぁ?」
そんなセリフは毎年にように言っているねぇ...
なんだかんだ言って、結局、滑りなれたゲレンデに行っちゃうのよね。

「まだ間に合うな!」といきなり地図のページをバサバサとめくりだす。
「福島の方のゲレンデってのは、どぉだい?」と言い出した。
昔、猫魔、グランデコあたりならみんなで行ったことあったねぇ。
イイと思うけど。と話に乗ってみた。
「うぅ〜ん...」と煮え切らない感じのうなりを発しながら、彼はページをめくる。
すると、「ちょ、ちょ、ちょっと! クルマとめて!」といきなり大きな声を出す。
オシッコモレそうなの?まさかの大?なんて思いながら、道路の脇にクルマを寄せて、停車。

「すげぇぜ! ビックリだよ。 こんなのアリかよ!」と彼は高揚している。
顔をニヤリとし、私に地図を見せる。
「ココ、すごくね?」と地図の真ん中に指をさす。
福島県の福島駅からやや東の位置だ。
私は目が悪いので、地図を顔の前に近づけて、確認した。
キター! コレ、すげぇ〜な! 本日のイベントは、ココだね?
とニヤリ顔を返す。

「そうだ! 未知との遭遇をしに行こう!」

行き先が決まった。


その5につづく...

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