映画でピノコの会コミュの『これでいいのだ!!　映画★赤塚不二夫』

『これでいいのだ!!　映画★赤塚不二夫』
2011年/日/ドラマ
監督佐藤英明
出演
浅野忠信
堀北真希

昭和42年、小学館の入社式。
「少年サンデー」の看板作家･赤塚不二夫は、連載していた「おそまつくん」のキャラ“イヤミ”に扮装し登場、社員の前で“シエー”のポーズ。
新入社員の武田初美は、その光景に呆然とする。

伝記･ドラマ。

赤塚に無理矢理“シエー“のポーズをとらされようとした初美は、思わず赤塚に顔面パンチ。
ところが初美は、赤塚に逆に気にいられ、赤塚の担当編集者に任命される…。

元小学館の編集者、武居俊樹さんが綴ったエピソード集を基にした赤塚不二夫の伝記映画。
ストーリーは全体を通してコメディ調だが、赤塚の体験談で、満州時代の暗い過去や、かなりのマザコンで母の死後スランプに陥った事など、シリアスな部分もある。
他にも、“ニャロメ”のレコードを自主制作して赤字になったり、「レッツラゴン」という漫画に精力を注いだことなど、赤塚不二夫を知る上で貴重な作品。
ただ内容は、おバカなギャグの繰り返しが多く、浅野の演技や、キュートな堀北真希に魅力を感じる以外はイマイチ面白みに欠けた。
★★★★☆☆☆☆☆☆