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無線と実験コミュのインピーダンスマッチングーFCZコイル

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インピーダンスマッチングの実験をやっています。
実験周波数は80MHz。

実験構成は
自作SGで80MHzを30cm程度のビニル線アンテナで飛ばし、
3m離れて90cmx2のダイポールアンテナで受け、
5mの75Ω同軸ケーブルを
介して(同軸ケーブルの静電容量の影響が無いことを確認したい為)
FCZコイルで受ける。
受信波形測定のオシロのプローブは自作で入力容量が約2pFとなる様にした。

ダイポールアンテナのインピーダンスは73Ωだから
アンテナ→同軸ケーブル は、ほぼマッチングしている。

実験:1
アンテナコイル1次側同調の時の
75Ω同軸ケーブル→アンテナコイル の受信電圧
アンテナコイルの入力インピーダンスZとその入力端電圧V1 図1

Z     C1   アンテナコイル  V1
75Ω  24pF   FCZ25    76mV
20Ω  100pF  FCZ80    28mV

*FCZコイルはZを満足するインダクタンスのものを選定
*FCZコイル2次側は開放
*測定時C1にはプローブ容量2pFが並列接続されて加算される
*FCZコイルのコアを入力端ピーク電圧が最大となるよう調整(以下同様)

特性インピーダンスがマッチングしている方がピーク電圧は高い。


実験:2
アンテナコイル2次側同調の時の
75Ω同軸ケーブル→アンテナコイル の2次側電圧
アンテナコイルの等価入力インピーダンスZとその2次側端電圧V2 図2

Z     C2   アンテナコイル  V2
75Ω  1pF   FCZ25      168mV
20Ω  10pF  FCZ80      156mV

となって、2次側同調ではZが20Ωでも75Ωでも大差ない。

FCZ80は80MHzでアンテナ側ミスマッチだが、
C2が10pFで浮遊容量や負荷容量を考慮すれば
確かに、使いやすいよう適切に設計されている。


実験:3
アンテナコイル2次側同調で後にFETで受けて増幅した時の出力端電圧V3 図3

Z     C2   アンテナコイル  V3
75Ω   -    FCZ25      280mV
20Ω  10pF  FCZ80      250mV
10Ω  20pF  FCZ144      30mV

*FET2SK241の入力容量は標準3pFあるのでFCZ25の時はC2は無しとした。


FET2SK241を用いた高周波アンプではFCZ25がインピーダンスマッチング面でも
実験値でもしっくり来るので、80MHzでは以後この回路を使うようにしたい。

使用同軸ケーブルの静電容量は100pF/m。
ここでは5mなので容量は500pFあるのだが、影響は無いことが確認できた。
(何を今更と言われそうですが、同軸ケーブルの理論を実験で確認できました)


時々80MHz帯でFCZ144を使っている記事を見かけるが
アンテナインピーダンスマッチングよりも同調回路の定数選定しやすさを優先して
いるか、またはその辺の理論的考察無しで実験的にカットアンドトライで
決めているのだろう。

コメント(6)

僕もFCZコイルの実験をしてみたい・・・・

でも、パーツ屋は8kmの彼方・・・

乗り物といえば施設で貰った古自転車が一台・・・

でも、やってみたい!。
つんぐりさん

僕はパーツは通販で買っています。

共立はFCZコイルのような小物部品の送料は120円です
http://eleshop.jp/shop/default.aspx
FCZコイルについて
FCZ研究所のHPhttp://www.fcz-lab.com/fczcoil.html#Anchor1831059

1次側リアクタンス:200Ω
2次側リアクタンス:50Ω
となるように設計した
とありますが

07Sコイルデータシートによると
http://www.jarl.or.jp/Japanese/7_Technical/lib1/fcz.htm
FCZ80の例で言えば
巻数比が3:1だから
1次側リアクタンス:199Ω
2次側リアクタンス:22Ω
となると思うのだが、

(ここでの実験、アンテナコイルの使用では1次と2次が逆になっています)

どなたか、
この辺のところ解説していただけると
有難い。
FCZコイルのアンテナコイルとしての使い方について
FCZ研究所のHP http://www.fcz-lab.com/fczcoil.html#Anchor1845982

で、
「アンテナとコイルの間にその周波数の共振に使うコンデンサの容量の約2/3程度のコンデンサ(50MHzで10pF位)をシリーズに入れて見て下さい。」
とあったので、
FCZ80のところで
7pFをシリーズに入れてみました。

結果は
直接接続 250mv
にたいして
7pFをシリーズ 150mv
で、かえって悪い結果となりました。

FCZのHPの話は
何か他に条件があって(多分アンテナのインピーダンスが違う?)、
その条件のもとの話なのだろうと
思われます。
こういう場合、条件を明示したほうが良いでしょう。
数十年前に、秋葉原で買った超特価の福袋・・・・

その中に、10S形で7回:3回のコイルが沢山あったので、今日実験してみました。

80MHzに同調はするが、出力は小さかったです。原因わかりません。がまん顔

という事で本物のFCZコイルが欲しくなり、5月15日頃秋葉原に買いに走る人ます。
FCZコイルと自作コイルを比較したことないのですが

FCZコイルは調整のしやすさと小型・シールドケースが特徴で

特にQが高いとは、うたってないですね。

使いやすいことは確かですが。

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