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マンキュー経済学 勉強会コミュの【第10回勉強会】GDPについての補足(GNP及び購買力平価について)

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第10回のGDPについての勉強会時にご質問いただいた件について、こちらで補足しておきます。

?GNPについて
現在GNPはあまり使われていなく、GDPが主に使われていますが8月30日の日経経済教室「『超国籍化』で日本経済強く」において、GNPの重要性が指摘されていたので、ご紹介いたします。
 文脈としては、海外直接投資からの収入が日本は多いため、GDPとGNPの乖離が大きくなってきており、GNPを認識することが重要という流れで書かれています。以下、引用です。

「現在、世銀などでは経済発展の指標として、GDPに代わって国民総所得(GNI)を使っている。GNIは日本でも以前使われていた国民総生産(GNP)と同一の概念で、GDPに海外からの雇用所得・財産所得の受取額を加え、海外への雇用所得・財産所得の支払額を差し引いたものである。日本のGNIは95年以降GDPを上回るようになり、08年度ではGDPより4%も大きい。
 国民の経済的豊かさの指標としてのGNIと、国土上で生産される付加価値を計測するGDPの乖離(かいり)幅は、世界の中で日本が最も大きい。日本よりも対外直接投資の比率が高い国は、対内直接投資も大きく、海外からの受取額と海外への支払額はほとんど均衡している。」

?購買力平価について
名目GDP、実質GDP以外にも、購買力平価で表されたGDPがOECDと世銀により公表されています。詳細は下記リンクをご参照願います。

http://www.stat.go.jp/data/sekai/03.htm
(3-15 世界の購買力平価と購買力平価による国内総生産)

http://ecodb.net/country/JP/imf_gdp.html

以上です。
参考にしていただけると幸いです。

コメント(6)

本日(9月6日)の日経新聞の経済面に購買力平価で見たGDPについての記事がございましたので、一部ご紹介いたします。

【豊かなアジア、埋もれる日本 購買力平価で見た1人当たりGDP、台湾や韓国猛追】
 「豊かさ」を示す1人当たりの国内総生産(GDP、購買力平価ベース)で、アジアの新興地域が日本を急速に追い上げている。台湾は2010年が約3万3800ドル(約287万円)と、日本を上回る見込み。韓国も10年間で約1.8倍に増え、日本の水準に迫る。円高の影響もあって名目ベースの1人当たりGDPは日本がまだ上だが、生産性の高い製造業が立地するアジアの生活水準は大幅に向上している。
 購買力平価で表す1人当たりGDPは、各国・地域の実質的な「豊かさ」や生活水準を示す。国際通貨基金(IMF)の推計によると、10年の日本の1人当たりGDPは約3万3500ドルとなる見込みだ。10年前に比べて約1.3倍に膨らんだ。だがアジアの新興地域はこれを上回るペースで伸びている。
 台湾の1人当たりGDPは07年に3万ドルを超え、今年は初めて日本を上回る見込みだ。「半導体など電子デバイス関連で生産性の高い拠点を多く構える」(第一生命経済研究所の西浜徹氏)ためで、10年間で約1.7倍となった。世界ランキングも10年前の30位から10年には24位に上がる。
 韓国も日本を猛追する。1人当たりGDPは10年に約2万9400ドルとなり、最近10年で格差は半分に縮まった。
 現在のペースで韓国の1人当たりGDPが伸び続ければ、18年ごろには韓国は日本の水準を上回る。日本は1990年代前半にシンガポールに、00年代に入って香港にも抜かれており、アジア各国・地域が「豊かさ」で、次々と日本に追い付いてきた格好だ。」

アジア各国の成長が凄まじい中、日本経済の成長の鈍化が際立った形となっています。
師匠ありがとうございます。

GNPのところは、「そうだろうな」って感じですね。


勉強会を経て、その後考えたのですが、まず「どんな日本にしたいか」を考えて、それに見合った指標を使わないと意味ないですよね。

「GNPは大きいゾ」

なんて、アピールしても、「それがあなたのしたいこと?」と聞かれて、倒れてしまっては無惨ですね。


さて、日本はどんな国になるべきなんでしょ?
そして、どんな指標を追うべきなのでしょう?
>さて、日本はどんな国になるべきなんでしょ?
>そして、どんな指標を追うべきなのでしょう?

これまた大きなテーマですね。
日本の高度経済成長期はみんなが所得を増やすためひたすら働き、結果として世界で2番目にGDPが大きい国となりました。この頃は終身雇用、年功序列、労働組合という日本的経営の価値観を多くの日本人が共有しており、「経済大国になる」という気持ちを多くの人が持っていたと思います。

バブル崩壊後は価値観が多様化し、国としての方向性がいまいちわからなくなっているのが現状ではないでしょうか。ただ、価値観が多様化しようがアメリカのように「自分の意見」をしっかりと持っていれば、多様性がイノベーションを産む源泉になると思います。

日本ではみんなの顔をうかがいながら「どんな国にしたい」かを考えている、もしくはそもそも「どんな国にしたいか」などを問題意識として持っていないという人も多いと個人的には感じております。

そういった中、「ハーバードの『世界を動かす授業』」が売れているのは、これまでのように国にまかせっきりではなく、みんなが「どんな国になるべきか」を考えだし始めているの萌芽のひとつだと思います。

「ハーバード・ケネディスクールからのメッセージ 」の著者池田さんは「国が何をしてくるのかではなく、自分が国に何が出来るのかを考えることが重要」とおっしゃっていました。

政治の批判は誰にでも出来ますが、「ではどうすればいいのか。自分は何が出来るのか」を個々人が考えるようになれば、少しは「どんなに国になるべきか」が見えてくるのではないでしょうか。そこで初めて指標の議論が見えてくるものだと思います。

私自身が身近で出来ることは「経済学的思考を学ぶとともにみんなで共有していく」ことです。このことを通して日本経済の発展に貢献が出来ればと考えております。その際の指標は、マンキュー経済学勉強会のコミュニティ参加者数ですかね(笑)
>力こそがすべてさん
気がついたら無駄に長くなっていた文章(苦笑)をお読みいただき、ありがとうございます!
色んな意味で経済を一緒に盛り上げて行きましょう!

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