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貨幣論コミュの「減価する貨幣」

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シルビオ・ゲゼルの論じる「減価する貨幣」とは?

○シルビオ・ケゼルについて
 参照:シルビオ・ゲゼル研究室HP
    http://www3.plala.or.jp/mig/gesell/index-jp.html


ケインズによる評価;一般理論より
「後世の経済学者は、マルクスよりもゲゼルからより多くを学ぶであろう」


 
 「減価する」という特質を持つ補完通貨である貨幣は、今日の貨幣機能の一つ、「価値の保蔵」機能を取り払ったものといえます。
 この特徴を持つ通貨の具体例として、地域補完通貨であるドイツ・バイエルン州のキームガウアー(Chiemgauer)が挙がります。
 キームガウアーを一言で言えば、3ヶ月に2%の価値の償却を行うという特質を持った地域通貨であり、その主たる存在目的は「地消地産」です。


 「減価する貨幣」のメリットは、通貨使用インセンティブが働く点です。
 これは元来ゲゼルが資本家の利子収入を疑問視し、彼らがいかにして資本家が消費行動をするかについて考えたという経緯があります。
 
 デメリットとして(1)減価償却率設定の判断が難しく、(2)減価する特質の為、販売・決済期間が縮小。結果として、経済規模が大きいケースには不適である可能性が高い等々の課題があります。


 それ以上に困難な条件が、「減価する世界通貨」による通貨の統一です。

 それ以外の通貨が許されるという状況下では、資本家は「減価しない貨幣(国家・地域)」を選好するインセンティブがあります。
 ゆえに抜け駆けをする国家があれば、そこへ世界的に投資行動が発生する可能性が極めて高い。
 そのような状況であれば各国にはルールを破るインセンティブが働くため、今日の国連の比ではない、「世界政府」の存在が必要となります。

 そしてこれは「世界規模政府による統制」と「地消地産」という、弁証法でいう正・反の関係上に存在する、不安定な状態でもあります。
 ただし、「世界的には経済規模の縮小」と「地域権限の強化」が合とすれば、成り立つ可能性は高いといえます。


 以上のことから「減価する貨幣」は地域的・補完的通貨としての期待は大きいが、国家的通貨としては「貨幣」足りえない。

 但し、過去の「地域振興券」や「公的扶助」の例においては、むしろ「減価する貨幣」に対する期待は大きいと考えます。



 よろしければ、お考えをお聞かせ下さい )ノシ




※キームガウアーとは(wikipediaより)
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%82%AC%E3%82%A6%E3%82%A2%E3%83%BC

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