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F1初心者の会☆コミュの09シンガポールGPレースレポート(決勝結果あり)

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

さて、今回が2回目開催となるシンガポールGP!みなさんご覧になりましたか?
今回は、日本GPの直前の重要な、そしてチャンピオン争いも面白くなってきたシンガポールGPのレース内容を詳しく振り返っていきたいと思います☆




【06−07世代対決!ハミルトンvsベッテルvsロズベルグ】
チャンピオン争いをするランク1位のバトンがQ2脱落、ランク2位のバリチェロがQ3で大クラッシュと、波乱続きの予選だったシンガポールGP予選。その中で、予選のトップ3を固めたのが、06,07年デビューのハミルトン、ベッテル、ロズベルグの、これからF1を背負って立っていく3人でした☆

決勝レースの優勝争いも、この3人でレベルの高い戦いが繰り広げられました☆




【決勝(1):ハミルトンvsロズベルグ】
注目のスタート、KERSパワーで1位ハミルトンはお得意のロケットスタートで1位をキープします。一方2位スタートのベッテルは、汚れたイン側からのスタートだったため、3位ロズベルグに2位を奪われてしまいます。
これにより、第1スティントは1位ハミルトン、2位ロズベルグ、3位ベッテルの順で、この3人だけ異次元のようなハイペースでレースは進んでいきます。
決勝スタート時の燃料搭載量は、3人の中で一番重いハミルトン。彼より燃料が軽いロズベルグやベッテルを先に行かせてしまうと、逃げられてしまう可能性もありましたが、スタートできっちり1位を守ったことで、レースの流れをハミルトンが作れるようになりました☆

一方2位ロズベルグと3位ベッテルは、1回目のピットでハミルトンを逆転できる可能性が消えてしまったので、とにかくハミルトンを追いかけて、隙があれば前に出られるようにと、3人が4秒以内の間隔で必死に追いかけ、必死に逃げる攻防戦を展開していきました。


★★ここがポイント(1)「ペナルティ“ピット出口の白線またぎ”」★★
この緊迫した1位争いの中、最初にピットに入ったのはベッテル。ミスもなく予定通りのロスタイムでコース復帰します。この直後に2位ロズベルグがピットに入り、作業を行います。しかし、コース復帰するピット出口で、本コースとの合流ラインとなっている「白線」を大きく踏んでしまいます。
この合流ラインはF1開催コースには必ずあります。「単なる合流ラインだろう」と簡単に見ていた方も多いと思いますは、実は!このラインは「コース復帰の際に本コースを走るマシンとの接触を避けるため」に設置が義務付けられているもので、ほんの少しでもタイヤで踏んでいったら、即ペナルティになるのです☆

今回のマリーナベイ・ストリートサーキットは、シケイン状になっている1コーナーの先まで合流ラインがあります。そのため、ピット出口から合流ラインを超えるまでに、大きく減速をしなければいけません。
ロズベルグにとっては、ハミルトンを逆転するために、少しでも自分の走りでタイム差を縮めたいという思いが“焦り”に変わってしまい、滑りやすくなっていたピット出口で慎重になれなかったのが、ミスの原因でした。

これで、ドライブスルー(制限速度のあるピットロードを通過する)ペナルティを受け、優勝争いから脱落してしまいます。




【決勝(2):ハミルトンvsベッテル】
これにより、優勝争いはハミルトンとベッテルの一騎打ちになりました。レース前半はロズベルグのペースに付き合うことになり、ハミルトンに逃げられていたベッテル。ちょうど、ロズベルグがペナルティを受けるタイミングでセーフティーカーが入った関係で、ハミルトンの貯金はゼロに戻り、ベッテルとしてはハミルトン追撃のチャンスが出てきました☆
ベッテルは、自分の持てる技術を全て使い、ハミルトンにプレッシャーをかけ、これでもか!と追い回し、ハミルトンのミスを誘う走りを何周も繰り返していきます☆一方の逃げる側であるハミルトンも、集中力を切らさず、そしてベッテルの挑発に乗ることなく、必死に逃げていきます☆

★★ここがポイント(2)「ペナルティ“ピットロードスピード違反”」★★
1回目のピットをハミルトンより5周早く行っていたベッテル。2回目もベッテルが先にピットに入ることになります。ピット後に「重たい燃料の状態でも、必死に追いかければ、逆転できるかもしれない」少ない望みをかけて、2回目のピット作業を終え、再度追撃モードでコース復帰していったベッテル!でしたが・・・。
この2回目のピット作業時、ベッテルは時速100km制限のピットロードでスピード違反を犯してしまいます。もちろん、ピット内にはチームスタッフなど、たくさんの人がいます。そこを安全に通過するために、ピットロードは制限速度が付いており、1kmでもオーバーすると、ドライブスルーペナルティです。

これにより、残念ながらベッテルもペナルティを受け、優勝争いから脱落。
その結果、最後の最後までミスをしなかったハミルトンが、今季2勝目を手にしました☆



★★今日一番のポイント!!「鉄壁ハミルトン」★★
このコミュのレースレポートでは、何度も紹介している「ハミルトンの勝利の方程式」。それは、「ハミルトンが1位の状態で、自分のペースでレースが進んでいるとき、彼は無敵である」ということです☆
今回ポールポジションからのスタートで、1位の守ったままレースが始まっていきました。こういう時、ハミルトンは「1位でどっしり構えて、後ろを走るライバルの動きを観察しながら、自分のペースもコントロールしてレースを進めていく」ことを非常に得意としています。
今回のレースで言えば、第1スティントのロズベルグからのプレッシャー、第2スティントでは数周にわたって、ベッテルに0,7秒差で追い回されていました。普通のドライバーなら、どこかのタイミングでミスをしてしまいますが、ハミルトンはこれぐらいのプレッシャーなんか気にもしないドライバーなのです☆一見プレッシャーをかけられていて、劣勢に見えるのですが、実はハミルトン自身は余裕を残した状態で走れているので、細かいところで冷静な判断もできますし、追われている状態でもミスをせずに何周も走れているのです☆
逆に、鉄壁のように揺さぶりをかけても、何も反応してくれないハミルトンに対して、勝負を焦ってしまったロズベルグやベッテルが、ミスをしてしまったのが、今回の勝敗の大きなポイントでした☆

これが2008年チャンピオン「ルイス・ハミルトン」の真の実力なのです☆




【チャンピオン争い:バトンvsバリチェロ、ブラウンGPチーム内バトル!】
今回のレースは、優勝争いの3人と、ポイント圏内でのチャンピオン争いのバトルが注目ポイントでした。2009年の王者争いをする、ランキング1位バトンと、ランキング2位バリチェロ。今回の結果次第では次戦の日本GPでバトンにチャンピオン獲得の「王手」がつくレースでした☆

<<バトンとバリチェロのピット戦略図>>
予選5位/No.23バリチェロ(1回目→19周、2回目→46周)所要時間:52秒539
※決勝は9位スタート
S:□□□□□□□□□[P]◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇[P]●●●●●●●●:G
予選12位/No.22バトン(1回目→21周、2回目→51周)所要時間:48秒253
※決勝は11位スタート
S:□□□□□□□□□□[P]◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇[P]●●●●●:G

※マーク説明
S=スタート G=ゴール [P]=ピットストップ
□=第1スティント(スタート〜1回目ピットまでの走行距離)
◇=第2スティント(1回目ピット〜2回目ピットまでの走行距離)
○=第3スティント(2回目ピット〜ゴールor3回目ピットまでの走行距離)
△=第4スティント(3回目ピット〜ゴールまでの走行距離)
黒字の印=ソフトタイヤを使用  白字の印=ハードタイヤを使用


レース序盤、本来は27周目あたりでのピットを予定していたバトンに対して、圧倒的に軽い燃料でスタートしたバリチェロが(2人の関係だけで見れば)有利な展開でレースを進め、バトンに対して貯金を作っていく展開でした。
しかし、バリチェロが1回目のピットを終えたあたりで、セーフティーカーが入ります。ここでバトンが作戦変更で、予定より早めに1回目ピットを行います。セーフティーカーが導入されている間は、全車スローペースになるため、ピット作業を行っても、そのロスを帳消しにして、さらにバリチェロが作った貯金もゼロになるためです☆
これで再びイーブンな状態に戻ったバリチェロとバトンのレース展開、ここからバトン優勢で進んでいき、バリチェロが2回目のピットを終えた後の、バトンが軽タンクで走れる5周の間に、一気に畳み掛けます☆自己ベストタイムを連発して、バトンが2回目のピットを終えると、なんとレース前では難しいと言われていたバリチェロの前でコース復帰することに成功したのです☆

これにより、バトンが5位で4ポイント、バリチェロが6位3ポイント追加となり、2人の差は15ポイント。シーズン後半は大失速もあったバトンですが、ついに次戦の日本GPで「王手」をかけました☆

★★ここがポイント(4)「2009チャンピオン決定条件!!」★★
次回、日本GP終了時点で、2位バリチェロに対し、20ポイント以上の差をつけていれば、チャンピオンが決定です。具体的に見ていくと・・・
■バトンの順位 ⇒ バリチェロの順位
◆優勝  ⇒  4位以下
◆2位  ⇒  6位以下
◆3位  ⇒  8位以下
◆4位  ⇒  9位以下
◆5位以下  ⇒  チャンピオン決定はブラジルGP以降

もちろん、バリチェロの結果次第というところもあるのですが、鈴鹿でバトンがチャンピオンを決めるためには、今回のように「とにかくポイント稼ぎ」というレースではなく、「鈴鹿を勝ちに行く」レースをしないとチャンピオンに手は届かないと思います☆

デビューから10年、やっと夢のワールドチャンピオン獲得まで、あと1歩と迫ってきました☆その最後の試練として、次回の「鈴鹿攻略」が待っています☆




【ジャパンパワー:鈴鹿へ手応え☆トヨタ2位、一貴9位!】
こちらも、日本GPへ向けて重要なレースとなったジャパンパワー☆シーズン中盤は失速気味だったトヨタチームが、ここに来て大復活となる2位を獲得しました☆予選でもトップ10に入ったグロックが、ミスをしない地道な走りを61周続け、見事2位を獲得しました☆鈴鹿のために開発してきた新パーツの効果もあり、優勝争いにはついていけなかったものの、後続から追い回されるレース展開になることもなかったので、この流れで、是非鈴鹿ではチーム初優勝を目指して頑張ってもらいたいものですね☆

そして、こちらも母国GPとなる中嶋一貴!レース内容は完璧なのですが、結果が出ない日々が続いている一貴。今回も、8位クビサに1秒届かずの9位でした。しかし、レース終盤も入賞に向けて諦めず攻め続けていた姿勢、そしてライコネンに追い回されても、しっかり自分のポジションを守りきった実力は、必ず鈴鹿に生かされてくると思います☆特に次回の鈴鹿はドライバーの腕で、いくらでもタイムを伸ばすことができる「ドライバーズサーキット」です☆一貴が本来持っている、高いドライビングスキルを発揮できれば、今年初入賞を夢ではないかもしれませんね☆




【次戦展望:3年ぶりに復活“鈴鹿決戦!”】
いよいよ舞台は、日本モータースポーツの聖地「鈴鹿サーキット」へ移ります。3年ぶりにF1カレンダーに鈴鹿が帰ってきました☆日本のみならず、世界中の目の肥えたF1ファンが待ちに待った復活です☆
最大の注目ポイントは、もちろんバトンのチャンピオン決定なるか?というところだと思います☆バリチェロに5ポイントの差をつけられるかが見どころです☆
そして、チャンピオン争いという点でいくと、実はギリギリのところでベッテルも可能性が残っています☆さらに、次回の鈴鹿は、レッドブルのマシンが得意とするコース特性なので、レッドブルが最後の悪あがきで、大暴れする可能性は十分に考えられます☆

また今回のシンガポールを優勝した王者ハミルトンにとっては、実は初の鈴鹿挑戦なのです☆ドライバーの腕と度胸が試され、ごまかしが一切効かない鈴鹿サーキットを、「天才」と言われたハミルトンがどう攻略するのか?ここにも注目してみてください☆

そして、最後に母国凱旋となるトヨタと中嶋一貴☆今回のシンガポールで両者とも、良い流れが出来ました☆その流れを持ったまま、今週鈴鹿でレースが出来ます☆今シーズン1番のレースを鈴鹿で見せてもらいたいですね☆





いかがだったでしょうか?
今回も、気になったチームを中心に話題を取り上げて、「復習」という感じで詳しく見てみました☆一度見たレースの内容を振り返ってみたりすると、「ピット戦略ってこうなっているのかぁ☆」とか「このレースのポイントはここだったのかぁ☆」と新しい発見もできますし、今後レース観戦するときの「ヒント」にもなるかもしれません☆
これからも、みなさんのF1観戦のお手伝いができるように、このようなトピックを立てていければと思っています☆

また、分からない部分などがありましたら、遠慮なく質問してください☆
レースを観戦した感想も随時募集中です☆


コメント(5)

まだまだビギナーの私としては…。
応援するドライバーやチームを追うので精一杯!
ミーハーなファンから硬派なファンに昇格(?)出来るようになりたい!
どんな視点で見たらF1全てを追って、楽しめるようになるのかな〜?
こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

お待たせしました!レースレポートを更新しました☆
今回も、見どころ満載だったので、いつも以上に長いものになってしまっていますが、ご了承ください。



>貧乏姫さん
自分は、ミーハーでも良いと思いますよ☆
確かに知識が増えていく事で、楽しめるポイントも増えてはきますが、逆にミーハーなファンだからこそ、見ていて感動できること、必死になれることがあると思います☆
自分は、そういった経験がないので、逆に羨ましいです☆

どんな視点で見たら・・・というのはないですが、とにかく数多くのレースを見て、数多くのレース展開に触れていくことで、見えてくることや分かってくることがあると思います☆
>貧乏姫さん
ケロックさんが書かれたように、今回の決勝レースだけで見れば中位争いでしかなくても、
チャンピオン候補になっているブラウンGPのバトンやバリチェロには注目してしまいます(@_@)
今はシーズン前半とは勢力図が変わってきているので、獲得ポイントをドライバーに重ね
合わせてレースを見る視点もひとつの楽しみ方だと思います♪

グロックは1回目のクラッシュと2回目のクラッシュの直前にピットインしていたうえに、
ペナルティで前を走るニコとベッテルが後退してくれたので、とてもラッキーでしたね☆
今回のように1回目のピットストップ周回前後にセーフティカーが入った場合は、
燃料が軽いマシンが有利に思えますが、バトンは燃料が重かったにもかかわらず、
2回目のクラッシュがあってから、ピットインを遅らせて挽回する戦略が見事にハマりました!
> アナさん、ケロックさん、ありがとうございます!
自分なりの楽しみ方をしながら、徐々に理解を深めて行きたいと思います!

今回の鈴鹿現地での観戦で、もっともっとF1を大好きになりそう!

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