F１初心者の会☆コミュの09イタリアGP予選レポート＆決勝見どころ（予選結果あり）

こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆


さて、今回はヨーロッパラウンド最終戦となるイタリアGPの予選レポートと決勝レースの見どころをご紹介したいと思います☆

※決勝後のコメントは、こちらに書き込まないようにお願いします。


コース紹介
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【フィジケラ、母国GPで憧れのフェラーリに電撃移籍！！】
前回のベルギーGPで、下位チームで2位獲得という快挙を成し遂げた、ジャンカルロ・フィジケラ。この2位という成績に目をつけたのが、名門フェラーリチームでした☆現在、怪我で欠場中のマッサに代わって、ルカ・バドエルが走っていましたが、結果が思うように出ず、イタリアGPから急遽フィジケラを移籍させて起用することを決定しました☆

イタリア出身のフィジケラにとっては、もちろんフェラーリは憧れのチーム。しかも移籍初戦は母国イタリアGPです！前回ベルギーGPの勢いのまま、フィジケラ＋フェラーリのマシンに注目です☆




【モンツァはKERS有利！？ルノーもKERS装着】
今回の舞台であるモンツァサーキットは、直線ばかりの超高速サーキット。エンジンパワー重視のサーキット特性を持っているため、KERSパワーで馬力がプラスされるマシンが有利という予想が大半を占めています☆
その証拠として、今までフェラーリとマクラーレンのみが使用していたKERSを、今回はルノーチームも装着することを決めました☆予選でのタイム向上、そして決勝での追い抜きバトルで有利にしたいという意図があるようですね☆
今回は、KERS装着チームと、装着していないチームの違いというのも注目です☆




【モンツァの本命はメルセデスエンジンの直線パワー！】
金曜日からのフリー走行を見ていると、前回ベルギーGP同様に、メルセデスエンジンの直線でのパワーが全体的に有利になっているようです☆前回に引き続き、フォースインディアのスーティルが2回目、3回目のフリー走行で1位タイムを記録！KERSパワーも持っているマクラーレン、さらにスランプ気味のブラウンGPチームもトップ10に入ってくるフリー走行での活躍ぶりでした☆

そして、土曜日の予選！結果は一体どうなってのでしょうか？


＜＜2009イタリアGP予選結果＞＞
■順位：タイム／ドライバー「チーム」（車体重量）
1位：1分24秒066／ルイス・ハミルトン「マクラーレン」（653.5kg）
2位：1分24秒261／エイドリアン・スーティル「フォースインディア」（655.0kg）
3位：1分24秒523／キミ・ライコネン「フェラーリ」（662.0kg）
4位：1分24秒845／ヘイキ・コバライネン「マクラーレン」（683.0kg）
5位：1分25秒015／ルーベンス・バリチェロ「ブラウンGP」（688.5kg）
6位：1分25秒030／ジェンソン・バトン「ブラウンGP」（687.0kg）
7位：1分25秒043／ビタントニオ・リウッツィ「フォースインディア」（679.5kg）
8位：1分25秒072／フェルナンド・アロンソ「ルノー」（677.5kg）
9位：1分25秒180／セバスチャン・ベッテル「レッドブル」（682.0kg）
10位：1分25秒314／マーク・ウェーバー「レッドブル」（683.0kg）
〜以下はQ2、Q1でのタイムを表示、車体重量はチームからの申告〜
11位：1分23秒611／ヤルノ・トゥルーリ「トヨタ」（703.0kg）
12位：1分23秒728／ロマン・グロージャン「ルノー」（699.8kg）
13位：1分23秒866／ロバート・クビサ「BMW」（697.5kg）
14位：1分23秒901／ジャンカルロ・フィジケラ「フェラーリ」（690.0kg）
15位：1分24秒275／ニック・ハイドフェルド「BMW」（697.5kg）
16位：1分24秒036／ティモ・グロッグ「トヨタ」（709.8kg）
17位：1分24秒074／中嶋一貴「ウィリアムズ」（706.2kg）
18位：1分24秒121／ニコ・ロズベルグ「ウィリアムズ」（708.6kg）
19位：1分24秒220／セバスチャン・ブエミ「トロ・ロッソ」（706.0kg）
20位：1分24秒951／ハイメ・アルグエルスアリ「トロ・ロッソ」（706.0kg）


やはり、ふたを開けてみれば、最終ラウンドの1位〜7位のうち、3位のライコネン（フェラーリ）を除く6台のマシン全てが、メルセデスエンジン搭載マシンでした☆
その中でも、メルセデス＋KERSパワーでハミルトンがポールポジションを獲得☆そして2位は、またしてもフォースインディア勢が力を発揮し、スーティルが2位につけました☆

一方、ルノーエンジンを使うレッドブルチームは、9位ベッテル、10ウェーバーと厳しい予選結果となりました。



★★決勝のポイント（１）「ハミルトンvsライコネンのKERS勝負にスーティル追えるか？」★★
スタートは、おそらくKERS搭載のハミルトン、ライコネンが抜け出ると思います。
ここで注目なのが1コーナー。ハミルトンとライコネンのどちらが1位で1コーナーを抜けていくかがポイントになります☆
燃料搭載量を見ると、ライコネンの方がハミルトンに比べ、約4周分多く積んでいると思います☆ということは、理論上ハミルトンの方が速いペースで走れるはずですし、それを利用して逃げないといけません。万が一、ライコネンに1コーナーで抜かれるということになると、逃げるどころか抑え込まれてしまい、ライコネン有利の展開になってしまいます☆
今回のハミルトンvsライコネンの対決は1コーナーが注目ポイントです☆

そして、その2人の争いにフォースインディアのスーティルが、どれだけ追いかけることができるかも注目です☆KERSは持っていないものの、ここ2戦での大活躍ぶりをみていると、そう簡単には1位争いから脱落しないと思います☆
ただ、スーティルにとって1番厄介なのが、4位のコバライネンです。KERSを持っているコバライネンもスタートでスーティルを抜き去る可能性は十分に考えられます。しかも燃料搭載量を見ると、コバライネンは1回ピット作戦が予想され、スーティルを抑え込む形でレースが進んでいく可能性があります。こうなってしまうと、スーティルも1位争いに手が出せなくなってしまうので、3・4位の2列目の争いにも注目です☆



★★決勝のポイント（２）「680kg台のマシン達の作戦は？？」★★
今回の燃料搭載量を見ても分かるように、全体的に大きく分けて3パターンの作戦
があるようです☆
◆1位ハミルトン、2位スーティル、3位ライコネン
→『いつもの区切り方の2回ピット作戦』
◆4位コバライネン〜10位ウェーバー
→『戦況に応じて、1回でも2回でも実行可能な作戦』
◆11位トゥルーリ〜20位アルグエルスアリ
→『1回ピット作戦』

ここモンツァは、燃料の搭載量でペースが遅くなる度合い「フューエルエフェクト」が大きいサーキットです。軽タンクでスタートできる2回ピット作戦の方が速いペースで走れますが、ピットで給油した後のタイムの落ち幅も、他のサーキット以上に大きく出るため、最近は1回作戦を使うドライバーと、2回作戦ドライバーと別れるケースが多いです☆
上位3人は、予選でのポールポジション獲得が、ひとつの大きな目標でもあったと思うので、2回作戦で固定だと思いますし、11位以下のドライバーも重量から見ると、1回作戦で最後の逆転に掛けていると思います。
そして、一番読めないのが、4位コバライネン〜10位ウェーバーまでの7人！その中でも、7位リウッツィと8位アロンソは第1スティントを長めにする「変則2回作戦」の可能性が高いですが、それ以外の5人は、1回作戦でもいけるし、状況に応じて2回にもできる燃料の搭載量となっています。

特に4位コバライネン、5位バリチェロ、6位バトンはメルセデスエンジンです。彼らがもし1回ピット作戦で、スタートから逃げていくであろう上位3人に、ある程度ついていけるペースで走れたら、終盤での大逆転という可能性もあるかもしれません☆




いかがだったでしょうか？？
今回は予想される作戦やレース展開のパターンが多いので、スタートして第1スティントが始まってみないと分からないレースになりそうですね☆

また、分からないことがありましたら、どんどん書き込んでください☆