F１初心者の会☆コミュのアメリカGPレースレポート（決勝結果あり）

こんにちは☆管理人のケロックです☆

さてさて、今年のF1は本当に忙しいですね＾＾；
普段は2週間に1レース開催というのが普通で、3週間あくことも昔はよくあったんですが、今年は本当に2周連続開催が多いですね＾＾；

で、アメリカGPご覧になりましたでしょうか？？
今回も大波乱のレースでしたね＾＾；
いろいろあった73周のレースをもう一度振り返ってみましょう☆


アメリカGP決勝結果↓
http://sports.yahoo.co.jp/f1/2006/usa/0702/result07.html

【Mシューマッハ・・・25→19】
スペイン、モナコ、イギリス、カナダと4戦連続で王者アロンソに優勝の座を奪われ、「もう後がない」状況になっていた皇帝Mシューマッハ。舞台は過去4勝を挙げている相性の良いインディアナポリスでした。

★★ここがポイント（１）「ブリヂストン＋フェラーリ」★★
今回のMシューマッハ＆フェラーリ勢は、金曜日から絶好調！F1での勝ちパターンとして、金曜日からの「流れ」が重要ということは有名ですが、今回は金曜日からコツコツと流れを作り、足場をひとつずつ固めていったのも勝因かもしれません☆
そして、今回のブリヂストンが持ち込んだタイヤ！フェラーリが狙っていたタイヤをしっかり持ち込めたブリヂストンの力も忘れてはいけないところでしょう☆

※後・・・個人的に思ったことが、今回フェラーリが強かったのは、05年の「ミシュラン事件」も関わっているのかなぁと思いました。
今のF1は05年に車両規定が大幅に改定され、特にマシンの空力（マシンを速く安定して走るために必要な要素）性能が大きく制限されることになりました。しかし、05年のアメリカGPだけは、ミシュランユーザー（ルノー、マクラーレンなど）7チームがレースを辞退。そのため、彼らはアメリカGPでのレースデータを多く得ることができませんでした。ですから、今回の上位チームで新規定のレースデータを多く持っていたのはフェラーリのみになります☆
ちゃんとした根拠はありませんが、そういう意味から考えると、フェラーリは金曜日から慌てることなく足場を固められたと思います☆


これで、首位アロンソとのポイント差は19！これから、フェラーリが得意とするサーキットも多いので、チャンピオン争いはまだまだ分かりませんね☆




【アロンソ・・・珍しく苦しんだレース】
Mシューマッハが、金曜日から足場を固めていったのに対して、いつもそれを行って4連勝を飾ってきた王者アロンソは今年初と言っていいほどの大乱調。レースでも精彩を欠き、今シーズンワーストの5位となり、Mシューマッハに6ポイントつめられ、19ポイントリードという状況になりました。

★★ここがポイント（２）「さるも木から落ちる？？」★★
ちょっと、「さるも木から落ちる」という表現は合っていないかもしれませんが＾＾；
これまで、あらゆるタイプのコースで「最強」という名を欲しいままにしてきたアロンソとルノーチーム。しかし、その最強青軍団が・・・今年初めて「弱点」を見せました。
今回ルノー勢が良くなかった原因は、ミシュランタイヤの苦手コースだったというのが大きく挙げられますが、ミシュランユーザーの中でも際立って良くなかったというのが気になりました。そう考えると、今回のルノーが良くなかったのは100％タイヤのせいではないかもしれません☆そうすると、マシンにもこのタイプのコースに合わない要素があった・・・つまり、最強と思われている今年のルノーにも「弱点」はある、ということになります☆

ルノーに少しでも弱点があるとすれば、今年のチャンピオン争いは・・・最後まで分からないかもしれません☆




【トヨタ・・・壊れなければ、これから期待大？】
今回、ルノーの2台に割ってはいる大活躍を見せたトヨタチーム。第6戦モナコGPから投入した新型車TF106Bが少しずつ本領を発揮してきている感じですね☆
特にトゥルーリは、ピットスタートで1回ピット作戦ということで、ガソリンを満タンにしてペースが不利になる状態の中でも、チームメイトのラルフ・シューマッハと遜色のないペースで走れていたということからも、見て取れるでしょう☆

ただ、TF106Bの弱点は、トラブルが多いこと！今回も、トゥルーリ4位、ラルフ5位とダブル入賞目前だったんですが・・・残り9周でマシントラブルによりリタイヤ。
その辺が、もう一つ締まりだしてくると、後半戦でのトヨタは台風の目になりそうです☆




【モントーヤ・・・第2の母国で大失態・・・？】
ここアメリカGPは、モントーヤの母国コロンビアから近いこと、そして彼自身もアメリカの人気シリーズだったCART選手権で活躍していたこともあり、今年もたくさんモントーヤファンがサーキットにつめかけ、お祭り騒ぎになっていました☆
しかし・・・結果はスタート直後に多重クラッシュの原因を作ってしまい、わずか20秒たらずで、アメリカGP終了・・・となってしまいました＾＾；
レース審議委員会は、この件について、モントーヤへの処分は行わない方向のようですが、昨年からマクラーレンに加入して以来、どうも空回りが続くモントーヤ。
「彼らしい」レースが久しぶりに見たいところですよね☆




【スーパーアグリ・・・新車投入前に確実な手ごたえ】
今年から参戦している純日本製チーム「スーパーアグリF1」あろうずは、昔参戦していたアロウズチームのマシン設計図を基に作られた「SA05」で今戦っています。しかし、昔の設計図なので、実質は4年落ちの・・・１世代前のマシンという状態です。
そのマシンで、今回琢磨が魅せてくれました☆土曜の公式予選では、トヨタのトゥルーリやウイリアムズのロズベルグという名門チームより速く走り、予選18位！！
琢磨自身も2004年に表彰台を経験しているインディアナポリスだったけに、このような素晴らしい結果が生まれたのでしょう☆

レース結果は残念なものでしたが・・・待望の新型車「SA06」は、次々戦のドイツGPから投入されることも決定☆今年の鈴鹿のころには、最後列がスーパーアグリの2台というふうにはならなくなってるかもしれません☆




いかがだったでしょうか？？
今回、気になったチームを中心に話題を取り上げて、詳しく見てみました☆一度見たレースの内容を振り返ってみたりすると、「ピット戦略ってこうなっているのかぁ☆」とか「このレースのポイントはここだったのかぁ☆」と新しい発見もできますし、今後レース観戦するときの「ヒント」にもなるかもしれません☆
これからも、みなさんのF1観戦のお手伝いができるように、このようなブログを立てていければとおもっています☆

また、分からないことがありましたら、どんどん質問してください☆