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F1初心者の会☆コミュの『2011第5戦』スペインGP:レースレポート(決勝結果あり

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いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます。

昨日のスペインGP。皆さんご覧になったでしょうか?
今回はコース紹介とか、予選レポートを、コミュにアップできなくて申し訳ありませんでした。

今回は66周の決勝レースの内容を振り返っていきたいと思います。



スペインGP決勝結果
1位:セバスチャン「レッドブル」/25ポイント
2位:ルイス・ハミルトン「マクラーレン」/18ポイント
3位:ジェンソン・バトン「マクラーレン」/15ポイント
4位:マーク・ウェバー「レッドブル」/12ポイント
5位:フェルナンド・アロンソ「フェラーリ」/10ポイント
6位:ミハエル・シューマッハ「メルセデスGP」/8ポイント
7位:ニコ・ロズベルグ「メルセデスGP」/6ポイント
8位:ニック・ハイドフェルド「ルノー」/4ポイント
9位:セルジオ・ペレス「ザウバー」/2ポイント
10位:小林可夢偉「ザウバー」/1ポイント
〜〜〜〜以上ポイント獲得〜〜〜〜
11位:ヴィタリー・ペトロフ「ルノー」
12位:ポール・ディ・レスタ「フォースインディア」
13位:エイドリアン・スーティル「フォースインディア」
14位:セバスチャン・ブエミ「トロ・ロッソ」
15位:パストール・マルドナド「ウィリアムズ」
16位:ハイメ・アルグエルスアリ「トロ・ロッソ」
17位:ルーベンス・バリチェロ「ウィリアムズ」
18位:ヤルノ・トゥルーリ「ロータス」
19位:ティモ・グロック「ヴァージン」
20位:ジェローム・ダンブロジオ「ヴァージン」
21位:ナレイン・カーティケヤン「HRT」



【母国で奮起!アロンソが渾身のロケットスタート!】
土曜日の予選では、王者セバスチャン・ベッテル(レッドブル)の開幕から続く連続ポールポジション(予選1位)記録を、同僚のマーク・ウェバーが止め、ウェバー、ベッテルの順で日曜日の決勝を迎えた。
いつも予選では速いレッドブルチームだが、決勝レースのスタートでは他チームに競り負けるシーンも見られる。特にここスペインは、スタート地点から1コーナーまでの距離が長く、追い抜きを仕掛けるチャンスが多い。

その中で、見事なロケットスタートを決めたのが、4位スタートのフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)だった。スタートダッシュでレッドブル2台に追いつき、「スリップストリーム」という相手の背後に入ることで自車の空気抵抗を減り、スピードが上がるという現象を上手く利用。さらにコースの1番内側の1台分空いたスペースに飛び込み、見事スタートでベッテル、ウェバー、ハミルトンの3人を抜いて見事1位に躍り出る。

母国レースで気合が入るアロンソを先頭に、2011年のスペインGPが始まっていく。




【アロンソvsベッテル、タイヤ交換での逆転劇】
今回のスペイン・カタロニアサーキットは、各コーナーの旋回時間が長く、タイヤに負担がかかりやすいコース。そのため、今回も3〜4回のタイヤ交換が予想され、10周目のベッテルを皮切りに、続々と1回目のタイヤ交換を行っていく。
1回目のタイヤ交換を終えて、アロンソが1位を死守している状態だったが、2位ベッテル、3位ウェバーと最速レッドブル勢に追い回される展開となった。さらにアロンソは、この2セット目にハードタイヤを選択しペースが上がらず、ベッテル達は彼のペースに付き合いながらのレース中盤を走行する。


★★ここがポイント(1)「ベッテルが魅せた“脅威のピットアウトラップ”」★★
1回目タイヤ交換から9周。ベッテルが少し早めの2回目タイヤ交換を行う。アロンソのペースに無理やり付き合うよりは、早めにタイヤ交換をしアロンソがいない場所で自分の(彼より速い)ペースで走って、アロンソを逆転する作戦だった。

一方、2セット目でハードタイヤを履いているアロンソ。本来なら、もっと長い時間使い続ける事ができたタイヤだったが、この状態で走り続けるとベッテルに逆転されてしまうのは確実。ベッテルが本格的にペースをあげてくる前に、自らも2回目タイヤ交換を終わらせてしまい、両者が2回目を終了した時点でベッテルより前の位置をキープしようと考えた。そこでアロンソは、一番被害が少ない「ベッテルがタイヤ交換した翌周」にタイヤ交換を行う。

しかし、その裏で新品タイヤを手にしたベッテルが、コース後半区間で最速タイムを叩き出す驚異的な走りを見せ、アロンソの逆転に成功。新品タイヤの場合、100%の性能を発揮するためには少なくとも1周以上かかるといわれており、タイヤ交換したての「(ピット)アウトラップ」と呼ばれる周回は、なかなかペースが上がらない。だが、ベッテルはそのアウトラップで集中した素晴らしい走りを見せ、見事に1位を奪い返した。

これは、以前フェラーリで「最強」という名を欲しいままにしていたミハエル・シューマッハが、当時一番得意としていた走り方、逆転の方法だ。
新王者ベッテルも、彼の黄金時代の走りや戦い方に少しずつ近づき始めているということを証明してくれた瞬間だった気がする。



【首位ベッテルのレース終盤での敵はハミルトン】
この逆転劇により、1位に立ったベッテル。いつもどおり2位以下を引き離す走りに入るが、3回目のタイヤ交換を行う33周目あたりから、彼の背後に迫る「新しい敵」がいた。それは、今年唯一ベッテルから勝利を奪っているルイス・ハミルトン(マクラーレン)だ。レース後半はコース上でのペースがベッテルよりも少しだけ早く、その積み重ねで残り20周は1秒前後の接近戦での走行。ついに4回目のタイヤ交換を終え、残り12周からは両者の間隔が1秒を切り、2位ハミルトンはDRS(可変リアウイング)を使い、ベッテルに本格的な追い抜きを仕掛けるチャンスができた。
いつもはタイヤ戦略とか、レースペースとか、難しいことばかりを考えて観戦しなければいけないF1だが、このスペインGP決勝は、逃げるベッテル、追うハミルトンの、今のF1を代表するトップドライバー同士による「コース上でのガチンコ勝負」で決する事となった。


★★今日一番のポイント!「お互いに“勝負!”と決めたポイント」★★
1秒以内でDRSも使えるようになり、このコース最大の追い抜きポイントである1コーナーで仕掛けるチャンスが増えたハミルトン。「1コーナーを仕掛けるポイント」と決めて、最終コーナーからアクセル全開、KERSパワー+DRSをフルに使ってベッテルに近づいていく。しかし、最終的には横に並べないまま1コーナーに入り、そのまま次の周までチャンスを待つ展開が続いた。
昨年から直線スピードでは定評のあるマクラーレンのマシンとメルセデスエンジンだが、なかなか追いつくことが出来ない。実は、その理由は“ベッテルの走り”にあった。

このコースで最高スピードが出るメインストレート。KERSパワーやDRS効果で速度の伸びは変わってくるのだが、もしそれらを使わずに“マシンだけの力”で最高スピードを伸ばそうとした時、一番重要になってくるのが「最終コーナー出口での加速力」だ。逃げる立場にあったベッテルは、少しでもハミルトンのチャンスを潰すために、最終コーナーと、その手前のシケインでの通過スピード、出口での加速力を少しでも良くする走りに切り替えていた。レッドブルのマシン性能の力も借り、毎回最終コーナーの脱出時にハミルトンを引き離してストレートに帰ってきたベッテル。一方のハミルトンは、そこからベッテルを追いかけて1コーナーを目掛けていくため、最終的に横に並ぶ事が出来なかった。

この1コーナーで前に出るために全てをかけていたハミルトン。しかし、なかなかベッテルを攻略できず、最終的にタイヤを消耗させてしまい、最後は付いていくのが精一杯という状態でチェッカーを受ける。
最後は0.6秒という僅差で、ベッテルが今季4勝目を手にした。



※もしかしたら・・・※
これは、仮説ではあるが、もしハミルトンが終盤に、1コーナー以外の別のコーナーで仕掛けていたら・・・。
ベッテルは、1コーナーで攻め込まれる可能性が高いと判断し、最終コーナーから1コーナーまでに全神経を集中させていた。その分、おそらく他の区間ではガードが甘かった可能性もある。このコースは、中高速域のコーナーが多く、コース中盤で追い抜くことが難しいレイアウトになっているが、上手く加速時のタイミングを合わせれば、ハミルトンは他の箇所でも仕掛けられたかもしれない。

もし、他のコーナーでハミルトンが追い抜きを仕掛けていたら、また別のレース結果が生まれていたかもしれない。



いずれにしても、目には見えない「レース戦略」という難しい事を考えなければ楽しめないF1の決勝レースの中で、一番分かりやすいコース上での抜くか?抜かれるか?のバトルで、お互いが持っている力を全て出し尽くして争われたスペインGP決勝。その最後の最後まで目が離せない激闘を制したベッテル、この勝利は、チームにとっても、そして彼自身にとっても、価値ある1勝になった事は間違いない。



いかがだったでしょうか??
今回も、優勝争い中心に話題を取り上げて、「復習」という感じで詳しく見てみました☆一度見たレースの内容を振り返ってみたりすると、「このレースのポイントはここだったのかぁ!」「こういった部分に注目すると面白いのか!」と新しい発見もできますし、今後レース観戦するときの「ヒント」にもなるかもしれません。
これからも、みなさんのF1観戦のお手伝いができるように、このような記事を書いていければと思っています。

また、分からない部分などがありましたら、遠慮なく質問してください☆
レースを観戦した感想も随時募集中です☆

コメント(7)

アロンソのスタート本当にすごかったですね、なのに5位というのはちょっと残念涙
今季のマッサってどうしたんですか?
全然元気ないみたいですが…?

もしかして、シーズン中のドライバーチェンジもあり得ますか?
ケロックさんが仰るように、ベッテルには逃げ切りレースばかりでなく、世界王者としてこういう激戦レースを制していってほしいと思いました☆解説の森脇さんがアロンソを指して「2回王者は違う」と言ってましたが、ベッテルも強い王者であって欲しいです。

アロンソは予告通りロケットスタートを決めて、スペインGPで続いたポールtoウィンのジンクスを破ってくれましたね!アロンソの前のレッドブル2台をスリップストリームに利用して進路変更させ、空いたインの隙を突っ込むスタートには、レッドブル勢も驚いていたようです(^^;)さらに、アロンソはヘアピン(マッサがベッテルに抜かれた地点)で、ウェーバーに抜かれた直後にクロスラインで抜き返したり、速くないマシンを操りながらも、部分部分で情熱が伝わってきました。

ウェーバーはピットインを3回もアロンソに合わせるという、保守的な戦略を選んだのが不思議です。コース上でアロンソを抜けなければ、フェラーリより短いピットストップを活かした戦略に切り替えた方がいいと思うんですが…。フェラーリは予選でソフトタイヤを消費したのに加えて、決勝ではマクラーレンのように新型ハードタイヤを上手くグリップさせられず、順位を挽回できなかったので、組織的には低調ですね。

何より忘れられないのが、苦境を乗り越えて奇跡的にポイントを得た可夢偉の逆襲劇です。

予選で前にいたスーティルにミスで妨害されて、スタート順位が落ち込んでしまいました。さらに、決勝ではスタート後にアルグエルスアリに幅寄せされ、コースからやや脱輪し、コースに戻ったら今度はコバライネンに追突されて、後輪がまたしてもパンクしたためにピットインして早くもタイヤを換え、ビリになった時には入賞はもう無理だと思いました。

この状況でも諦めないのが、アロンソにもひけをとらない可夢偉の意思の強いところです!ソフトタイヤが台無しになり、あの扱いづらいハードタイヤで長く走るはめになったにも関わらず(なんと実質2ストップ)、ペレスからわずかな差でまたしても入賞は凄すぎます!これにはまたしてもマッサのミスに救われましたね♪順調に走ったペレスが9位ですから、可夢偉の腕前なら、苦難がなければもっと上位で入賞できていたと思うと、次回のモナコが楽しみです☆
個人的には、右京さんのカムイ選手に対して「インパクトがない」とおっしゃっていたのが、印象的でした。(地上波)

そろそろ、インパクト(表彰台)が欲しいなー、、、、

レポート内についてですが、気になり録画を見直したのですが、アロンソの2セット目はオプション(ソフト)タイヤでした。
アロンソはS-S-S-EH-EHという繋ぎ方で5セット目のウォームアップと4セット目のライフがあまり持たなかったのがウェバーに逆転された要因ではないかなと思います。
>ブラティカさん
実況はずっと間違えてましたね(笑)。「2セット目のタイヤはハード」って連呼してましたが、実はソフトだったなんて!解説の森脇さんには、実況につられないで突っ込みを入れて欲しかった…。

<タイヤ戦略>
アロンソ   S-S(10)-S(19)-H(29)-H(39)
ウェーバー S-S(10)-S(19)-H(29)-H(47)

※S:ソフト H:ハード ( ):ピットイン周回

ウェーバーは最終ピットインの周回をアロンソより遅らせて抜きました。アロンソはハードからハードへのタイヤ交換のタイミングがちょっと早すぎましたよね。最後、フィニッシュまでの27周をあの扱いづらいハードで走るのは、可夢偉なみにつらそうです(マッサがきつそうでした)。アロンソは最終的に前にいかれたウェーバーに1周離されながら、メルセデス勢から5位を守れたのが幸いに思えます。

<タイヤへの熱の入れやすさ>
レッドブル>マクラーレン>フェラーリ

レッドブルvsマクラーレンの争いを新型ハードタイヤで演出できて満足しているピレリに対して、アロンソが「新しいハードタイヤはダメだ」と怒るのはおかしいですよね(笑)。タイヤに熱が入りにくいマシンをつくったフェラーリに対して、暗に怒っているような気もします。レッドブルのマシンはタイヤに熱が入りやすすぎて、予選で速くても決勝でやや失速する特性が今後もレースを面白くしてくれそうです。

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