ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

F1初心者の会☆コミュの2009総集編【Part.3〜2009年の勝者と敗者〜】

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

今回も2009年の総集編です☆
第3弾の今回は、2009年のチャンピオン争いをした3人のドライバーにフォーカスを当てて、2009年シーズンを振り返ってみました☆

■Part.1〜シーズン前半〜■
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=48271092&comm_id=461146
■Part.2〜シーズン後半〜■
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=48380364&comm_id=461146




【2009年の勝者と敗者〜バトンにあってベッテルになかったもの〜】
今までとは全く異なるチーム、異なるドライバーによって繰り広げられた2009年のチャンピオン争い。シーズン前半はバトンが圧倒的に強くて、シーズン後半はベッテルが猛烈な追い上げを見せましたが、結局バトンが初のチャンピオンを獲得しました。


バトンが途中苦しみながらもチャンピオンを獲得できた理由は、実はシーズン前半の6勝だけではありません☆
各レースの結果を振り返っていくと、実はバトンが0ポイントで終わったレースは、ベルギーGP(スタート直後の多重クラッシュに巻き込まれリタイヤ)だけだったのです!ちなみにポイントを獲得したレースでみると、1番順位が悪かったのはシーズン終盤の鈴鹿だったのです!!

この点で見てみると、ベッテルは5レース、バリチェロは2レースとバトンより0ポイントレースが多かったのです☆


確かにバトンはシーズン中盤に失速し、苦しんだレースがありましたが、それでも自分がやらなければいけない最低限の結果(ポイント獲得)を残してきたことが、2009年の勝敗を分けたポイントだったと思います☆




【たった1年でF1を代表するドライバーになったワンダーボーイ】
苦しい時でも、しっかりチャンピオンのためにポイントを獲得し続けたバトンに対して、獲得できるはずだったポイントを取りこぼしてしまったことでチャンピオンを逃したベッテル。
チャンピオンが決定したブラジルGP終了後、ガレージ裏で一人座り込んでいた姿が印象的でした。
彼としては、「ブラジルGPの予選がうまくいっていれば…」と悔しがっていたと思います。しかし、ベッテルがチャンピオンを逃したのはブラジルGPではありません。


・開幕戦オーストラリアGPの終盤、クビサとの2位争いに力が入り、強引に抜きにかかった結果クラッシュ。せっかくの表彰台が一転、0ポイントになります。
・伝統のモナコGP、たった一つのミスでガードレールの餌食となり、ここでも0ポイントとなります。

・シーズン終盤のシンガポールGPでも取りこぼしがありました。ハミルトンとの優勝争いの時にやってしまった、ピットレーン内のスピード違反。冷静になれば10ポイント取れたはずが、5ポイントしか獲得できませんでした。

これ以外にもハンガリー、バレンシア(ヨーロッパGP)でのトラブルも含むと、約16ポイント取りこぼしていたことになります。もし、この16ポイントをちゃんと獲得していたら…間違いなくチャンピオンになっていましたね☆

以前からも話していますが、チャンピオンを獲得するための近道は「いかに10ポイント(優勝)を稼ぐか」ではなく、「いかに0ポイントレース(リタイヤ)を作らないか」なのです☆
今回のベッテルは残念でしたが、来年以降もチャンピオン争いをしていく中で、貴重な経験になったと思います☆

そして、ベッテルに関しては、今年1年を通しての「成長」を感じていると思います☆
みなさんは、シーズンが始まった頃のベッテルを覚えていますか?まだ新人と言っていいほどの初々しさがあり、優勝争いやチャンピオン争いをするには何年も先になりそうな若いドライバーという印象だったと思います☆
それが、シーズンを通してブラウンGPと戦い、チャンピオン争いを進めるうちに、今まで以上に「勝ち」にこだわり、目の色が変わっていく姿を見たと思います☆

将来性のある若いドライバーから、優勝争いに必ず顔を出す、F1を代表するドライバーへ成長したベッテル。
本当に来年の彼の走りが楽しみですね☆




【引退をささやかれた鉄人が見せた“王座への情熱”】
2009シーズン開幕前、ホンダの撤退により、「もう引退だろう」とささやかれていたドライバーがいました。彼の名はルーベンス・バリチェロ。歴代最多出場記録を今も更新し続ける“鉄人”です☆
年齢も35歳と、実際に引退に近づいていましたし、全盛期だったフェラーリ時代よりも走りに衰えが感じられていたのは事実でした。

しかし、ブラウンGPで再出発した2009シーズン。チームメイトのバトンには劣ったものの、着実にポイントを稼いでいき、ランキング3位を勝ち取りました☆
引退の噂もあった今年のバリチェロですが、久しぶりに輝いて見えたシーズンだったと思いますし、彼がチャンピオン争いをしたのは実質的に今年が初めてだったと思います☆

今まで、特にフェラーリにいた頃は、全てにおいて皇帝ミハエル・シューマッハの勝利、チャンピオン獲得が最優先でした。なので、バリチェロが勝ちたくても、チャンピオン争いをしたくても、チーム側はそれを許してくれず、何度もバリチェロが勝てるはずだったレースでも、シューマッハに勝利を譲っていました。

今年はそういったチームオーダーがない状態で戦えたことで、バリチェロ本来の走りを見ることができました☆
特に5年ぶりの優勝を勝ち取ったヨーロッパGP。貪欲に「勝つこと」にこだわり、強敵ハミルトンを必死に追い続けいた姿は、彼が若手と言われ、中堅チームのマシンを駆ってトップチームに挑んでいた頃を思い出させてくれるものでした☆

来年も、彼の活躍に期待したいですね☆





【デビュー10年目、遅咲きの新チャンピオン】
2000年シーズン、ウィリアムズチームから世界中が注目するドライバーがF1デビューします。彼の名はジェンソン・バトン。
新人とは思えないほど、状況に応じたレースを進める冷静さ。誰もが苦しむ難コースで発揮する、飛び抜けた速さ。

当時20歳の新人バトンを見たF1関係者は「彼は近い将来、必ずチャンピオンになる」と予想しました。しかし、その予想とは裏腹に、バトンは2年目から苦しむことになります。
大活躍で終わったデビューシーズン。しかしウィリアムズチームは大物ドライバー獲得のため、バトンを放出します。結局ルノーの前身であるベネトンへ移籍しますが、低迷期に入ったチームで成績を残せず苦労します。2003年にホンダ強力バックアップするBARホンダに移籍。2004年には佐藤琢磨とコンビを組み、チームランク2位、バトン自身のランキングも3位と大活躍を見せます☆しかし、シーズンの中身を見てみると王者フェラーリチームに屈し、1勝もさせてもらえないほどの大敗でした。
2006年、チームは完全にホンダワークスチームに変わり、マシンの戦闘力もアップ☆ハンガリーGPで、遂にデビュー121戦目での初優勝を勝ち取ります☆
2007年、今度こそ悲願の初チャンピオン獲得に期待が高まりますが、マシン開発がうまくいかず、チームと共に大失速。それと同時に走り自体も輝きが感じられなくなってしまいます。 「バトンの全盛期は終わった」と言われ始めた2008年末。なんとホンダがF1撤退。
最終的にブラウンGPとして再スタートすることができましたが、もしかするとバトンは今シーズン走ることが出来なかったかもしれないのです。

「これだけ辛い思いをして、今シーズン走ることができた」
この想いが、今シーズンのバトンの強さの全てだったのかもしれません☆

自分が速く走れないときでも、自分ができる最低限のことはきっちりやり切る。
この10年間、苦労して頑張り続けてきたこと、努力し続けてきた結果が、「ワールドチャンピオン」という最高の形となったシーズンでした☆




いかがだったでしょうか??
次回は、総集編シリーズの最終回です。
「これからの5年間、F1の歩む道」ということで、チームの撤退が続き、コスト削減関連のルール変更が続くF1が、これから先どうなっていくのかを、お伝えできればと思います☆

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

F1初心者の会☆ 更新情報

F1初心者の会☆のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング