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F1初心者の会☆コミュの2009総集編【Part.2〜シーズン後半〜】

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

今回も、2009年の総集編です☆
第2弾は、第8戦イギリスGPからのシーズン後半を中心に振り返っていきたいと思います☆
今シーズン途中からF1を見始めた方は、是非ここで2009シーズンを最初から振り返っていただければと思います☆

Part.1〜シーズン前半〜
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=48271092&comm_id=461146




【打倒バトン!チャンピオン争いが本格化】
第7戦トルコGPを終わって、ブラウンGPのジェンソン・バトンが6勝。どのコースを走っても、安定した速さを発揮し、完璧すぎるレース戦略を組み立ててくる新規チームに、ライバル達は追い付くことができませんでした。
このままではバトンがチャンピオンになると誰もが思い始めますが、バトンの母国イギリスGPで一気に流れが変わります。

第8戦イギリスGPの舞台、シルバーストーンは高速コーナーが多くマシンの空力(空気の流れでマシンを地面に押さえ付ける力)性能が重要視されるコースです。シーズン序盤はブラウンGPに遅れをとっていたライバル達も、このシルバーストーンに向けてアップデート(改良された)パーツを投入、一方ブラウンGPは少ない予算でチームを立ち上げていたため新パーツが開発できない状態です。
この結果、新パーツを使ったレッドブルのベッテルがアウェーで圧勝☆ホームのバトンは6位と大敗してしまいました。

新パーツで速さが増したレッドブルは、続くドイツGPで勢いを増し、ベッテルのチームメイトであるウェーバーが、デビュー161戦目での初優勝を手にします☆
年間ランキングで首位を独走するバトンに対し、レッドブル勢が追撃モードに入り始めました。しかし、バトンと本格的にチャンピオン争いを始めるのは、彼のチームメイト、ルーベンス・バリチェロなのです☆

夏休み明けのヨーロッパGP、今回もバトンは失速し表彰台争いから脱落していきますが、バリチェロは全く失速しませんでした☆
こちらも新パーツで速さが復活したハミルトンと一進一退の攻防を繰り返し、見事に自身5年ぶりの優勝を勝ち取ったのです☆

絶好調な時期から一転、イギリスGP以降は表彰台にすら立てなくなったバトン。その間に、ベッテルやウェーバー、バリチェロなどがポイント差を詰め始め、2009年の“本当のチャンピオン争い”がここから始まっていきます☆




【どのチームにも勝つチャンスがあるのが2009のF1】
ブラウンGPやレッドブルが大活躍を見せる中、昨年の主役だったフェラーリとマクラーレンの2チームは苦しんでいました。大きなルール変更に伴い、新しく作った09型マシンは大失敗。再び勝つために大幅なマシン改良を余儀なくされます。しかし、ここはF1界屈指のトップチーム!弱点をすぐに見つけ、マシン改良を始めます☆

特にマクラーレンは半分以上のパーツを新しく作り直し、夏休み前のハンガリーGPでハミルトンが今季初勝利を勝ち取ります☆
対象的に、もう一つの名門チームであるフェラーリは、昨年チャンピオン争いをしたマッサが予選タイムアタック中、前を走るバリチェロ車から外れたパーツがマッサのヘルメットを直撃!頭蓋骨骨折の重傷を追ってしまう事態が発生してしまいます。
チームランク争いでも1ポイントを争う激戦区にいたフェラーリにとっては大きな痛手となってしまいますが、もう一人のエース、キミ・ライコネンが奮起します☆
ドライバーの腕と度胸が試されるベルギーGP、スパ・フランコルシャンでのレースで終始1位を守ったライコネンが今季初勝利☆1年半ぶりの“シャンパン一気飲み”が見られました☆

しかし、ベルギーGPでの主役はライコネンだけではありませんでした☆
いつも弱小チーム扱いされ、最後尾スタートが多かったフォースインディアがベテランドライバーのフィジケラの力を借りて、チーム初のポールポジションを獲得!決勝も終始ライコネンを追い回し、2位を勝ち取ります☆
ほとんどの関係者が「たまたま速かっただけだ」と彼らの力を信じていませんでしたが、次のイタリアGPでは、スーティルがライコネンを追い回し、4位入賞を勝ち取ります☆

このように、フォースインディアに関しては優勝はありませんでしたが、今年は強い・弱い、速い・遅いなど関係なく、どのチームにも優勝するチャンスがあるんだということを教えてくれたシーズンだったと思います☆




【バトンか?バリチェロか?ベッテルか?2009頂上決戦!】
2009年の王者争いは、ブラウンGPのジェンソン・バトン、ルーベンス・バリチェロ、レッドブルのセバスチャン・ベッテルの3人に絞られました☆
シーズン前半はバトンが7戦6勝と圧倒的な強さを見せていましたが、イギリスGPから大失速、その間にバリチェロやベッテルにポイント差を詰められてしまいます。さらに他チームのマシン改良も進み、ブラウンGPが劣勢に立たされていたシーズン中盤でしたが、第13戦イタリアGPでバリチェロが優勝、バトンもトルコGP以来の表彰台で2位を獲得します☆これで息を吹き返したバトンは、第14戦シンガポールGPでチームメイトであり王座獲得のライバルとなったバリチェロより前の、5位でチェッカーを受け、初のチャンピオン獲得へ王手をかけます☆

シンガポールGPが終了してのポイントランキングは以下のとおり。
1位:84ポイント ジェンソン・バトン(ブラウンGP)
2位:79ポイント ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)
3位:59ポイント セバスチャン・ベッテル(レッドブル)

そして、2009年のチャンピオン争いは、今まで数々のワールドチャンピオン誕生の場所となった、3年ぶりの開催となる、伝統の鈴鹿サーキットに舞台は移ります☆




【3年ぶりに帰ってきた、それぞれの“鈴鹿決戦”】
3年ぶりの鈴鹿開催となった日本GPは、予選からクラッシュが多発!予選中断が3回もある大波乱の展開となりました☆
母国日本GPのために、一番良いエンジン、一番良いパーツを用意して挑んだトヨタチームも予選でグロックがクラッシュ、負傷してしまいますが、長年トヨタのエースとして頑張ってきたトゥルーリが意地を見せて、2位を獲得します☆
決勝では、KERSパワーで3位スタートのハミルトンに負けてしまいますが、ピット作業でも、トゥルーリが走るペースも、「1秒でもタイムロスがあったら失敗」というギリギリのピット戦略を組み、2回目のピット作業で戦略通り逆転!母国GPで2位という最高の結果を手に入れました☆
シーズン序盤(特にバーレーンGP)は、ピット戦略で失敗し、優勝争いから脱落することが多かったトヨタが、シーズンを通して戦略の精度を上げ、母国GPできっちり成果を出すことができた瞬間でした☆

そして、今回の鈴鹿の主役やもう一人いました☆ポイントランキング3位、鈴鹿でのレースは初めてとなるベッテルです☆
選でも他の寄せ付けない速さでポールポジションを獲得。決勝も、これだけ難しいと言われている鈴鹿を、初めて53周の決勝レースを戦うベッテル。なのに、ミスというミスは全くない、完璧なレースで今シーズン3勝目を獲得します☆
レース前のベッテルと首位バトンとの差は25ポイント。首の皮一枚で生き残っている状態です。この王者争いに生き残るためには、ベッテルは優勝が必須条件、仮に優勝したとしても、バトンが5位以内に入ってしまった瞬間に、ベッテルの王者獲得の可能性は消えてしまいます。この状況を考えると、普通なら逆転不可能なポイント差です。でも、ベッテル自身は「少しでも望みがあるのであれば、可能な限り攻め続ける」と執念の走りを見せ、次戦ブラジルGPに望みをつないだのです☆



【ついに決着!2009王者争い】
今年も2009チャンピオン決定の舞台は、ブラジルGPとなりました☆前回の日本GPで8位に入り、チャンピオン獲得にさらに1歩近づいたバトン。そのバトンに対し10ポイント以上の差がついており、逆転のためには優勝が絶対条件となるバリチェロ。そして首の皮一枚のところで生き残り、わずかな可能性に賭けるベッテル。まず王者争いで脱落したのはベッテルでした。
大雨の中、行われた土曜日の予選。雨は大得意のベッテルですが、自分がタイムアタックをしている時に限り、遅いマシンに引っかかり、タイムが出せません。最後の最後でクリアな状態でタイムアタックができますが、その時は雨量が一番多い状態で満足なタイムが出せずQ1敗退。これで決勝は優勝争いに絡めず万事休すとなります。

今回、ポールポジションからスタートしたバリチェロ。燃料も上位10人の中では一番軽い状態に設定しており、スタートから逃げていく作戦に出ました。母国初勝利のため、そして自身の逆転チャンピオンのためにも、少しのミスも許されなかったバリチェロ。しかし、レース終盤にタイヤがパンク!緊急交換を余儀なくされ、バリチェロの逆転チャンピオンの望みは潰えてしまいます。

チャンピオン争いでのライバル2人が苦しむ中、ポイントランキング1位を守り続けてきたバトンは、「最後の大仕事」とばかりに攻めの走りを見せます。今回14位からのスタートで、自力チャンピオン獲得の3位以内に入るのは、かなり困難な状況でした。しかし、それが達成できなくても、自分の持っている力を全て出して、3位に少しでも近づく事で、バリチェロやベッテルに対して「精神的」なプレッシャーを掛ける事になります。
最終的にベッテルが4位、バトンが5位、バリチェロが8位となり、
1位:89ポイント ジェンソン・バトン(ブラウンGP)
2位:74ポイント セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
3位:72ポイント ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)

これにより、第60代ワールドチャンピオンは、ジェンソン・バトンに決定しました☆
また、コンストラクターズ(チーム)チャンピオンもブラウンGPに決定し、結成1年目のチームが両部門のチャンピオンを獲得するという、快挙となりました☆




【新しいジャパンパワー、小林可夢偉】
バトンが初のチャンピオンを決定させたブラジルGP、このレースで新しいジャパンパワーが、新しい可能性を見せてくれました☆
彼の名は、「小林可夢偉」
今シーズンは、トヨタのサードドライバー(控え選手)としてトヨタチームに参加していましたが、前回の日本GPでグロックが負傷したことにより、今回代役として可夢偉がF1デビューすることになりました☆

そのデビューレースで、可夢偉は世界中のF1関係者を驚かせる走りを見せます☆レース前半に猛烈な追い上げを見せる王者バトンから何周も順位を守り抜いたのです☆何度も横に並ばれるシーンがあり、普通のドライバーなら、そこで引いてしまい順位を落としてしまうのですが、可夢偉は全く引かずに並び続けて、最終的に順位を守る走りでバトンをブロックし続けました☆
結果的に9位ということで、ポイント獲得にはなりませんでしたが、かなり内容の濃いデビューレースだったと思います☆F1のデビュー戦で、あれだけの走りをしたのは、(少々大げさかもしれませんが)ベッテルやライコネン、バトンのデビュー戦と同じくらいのインパクトがあった気がします☆

ブラジルGPでのレース内容が評価したチーム側は、グロックの怪我の回復が遅れていたこともあり、最終戦アブダビGPにも可夢偉が出走することになりました☆
予選12位スタートの可夢偉は、1回ピット作戦を選択。前回同様にライコネンやバトン、アロンソといった歴代チャンピオンと互角に戦って、レース中盤は3位を走り続けたことが、世界中から注目を集める結果となりました☆レース中盤は表彰台争いにも加わり、最終的には6位入賞!デビュー2戦目で初ポイントを獲得しました☆
ルーキーなのに、ライコネンやバトン、アロンソといった歴代チャンピオンと互角に戦って、レース中盤は3位を走り続けたことが、世界中から注目を集める結果となり、3位を走っている間、国際映像は1位を独走するベッテルではなく、09チャンピオンのバトンでもなく、3位を激走するスーパールーキーの可夢偉を映し続けていました☆
日本だけでなく世界中に衝撃を与えたドライバーが、またF1に1人増え、来シーズンも彼の活躍を見たいというのが、世界中のF1関係者の感想だと思います☆





いかがだったでしょうか??
こうして、来シーズンへの楽しみが増えた状態で、2009年のF1は幕を閉じました☆

次回の第3弾では、「勝者と敗者、2009年のターニングポイント」ということで、チャンピオン争いをした3人のドライバーにフォーカスを当てて、2009シーズンを振り返っていきたいと思います☆

また、分からないことがありましたら、遠慮なくどんどん書き込んでください☆
「あの時はこう思った!」などのシーズン後半に関する感想も、大募集中です☆

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