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F1初心者の会☆コミュの09日本GPレースレポート【後編】(決勝結果あり)

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

さて、今回はF1日本GPレースレポートの後編です☆
前編はこちら↓
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=46918855&comm_id=461146


レッドブルのベッテルの圧勝で終わった、日本GP。優勝争いに注目して見ていた方にとっては、ベッテルの独走で終わったので、少し物足りなかったかと思います。
しかし、今回ピット戦略面では2位争いが白熱していました☆

今回は、その2位争いと、大詰めになったチャンピオン争いを振り返りたいと思います☆




【ジャパンパワー:トヨタ、堂々の2位表彰台!!】
今シーズン後半、苦戦が続いているトヨタチーム。チームも予算削減の方針が固まっており、なかなか新パーツ開発が進まない毎日でした。でも、トヨタは「鈴鹿のために」少ない予算で新パーツを開発していたのです☆
そのパーツが投入された、前回シンガポールGPでは、グロックが2位を獲得!鈴鹿へ期待を膨らませました☆

シンガポールで良くなった流れは、鈴鹿でも健在!予選前のフリー走行3回目ではトゥルーリが1位になる好調ぶりで、予選でもポールポジションを期待されましたが、Q2で僚友のグロックがクラッシュ。左足を負傷してしまい、決勝はドクターストップで欠場。チーム一丸となって気合いが入っていた日本GPは、トゥルーリのみの1台で戦うことになりました。

予選2位を勝ち取ったトゥルーリ、スタートではKERSパワーを持ったハミルトンに前に行かれてしまい、3位になります。

ここから、08王者ハミルトンvsトゥルーリの53周に及ぶ2位争いが始まっていったのです☆



★★今日一番のポイント!!「0,1秒ミスしたら負け!ハミルトンvsトゥルーリ」★★
まずは、上位3人のピット戦略を見てみましょう☆

予選1位/No.15ベッテル(1回目→18周、2回目→40周)
S:□□□□□□□□□[P]◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇[P]●●●●●●:G
予選2位/No.9トゥルーリ(1回目→16周、2回目→39周)
S:□□□□□□□□[P]◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇[P]●●●●●●●:G
予選3位/No.1ハミルトン(1回目→15周、2回目→37周)
S:■■■■■■■■[P]◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇[P]●●●●●●●●:G

※マーク説明
S=スタート G=ゴール [P]=ピットストップ
□=第1スティント(スタート〜1回目ピットまでの走行距離)
◇=第2スティント(1回目ピット〜2回目ピットまでの走行距離)
○=第3スティント(2回目ピット〜ゴールor3回目ピットまでの走行距離)
△=第4スティント(3回目ピット〜ゴールまでの走行距離)
黒字の印=ソフトタイヤを使用  白字の印=ハードタイヤを使用

まずは、第1スティント。ハミルトンとトゥルーリは約2秒の間隔を保ったまま周回していました。レース前の燃料搭載量をみると、両者同じ周回、もしくはトゥルーリが1周早く1回目ピットを行う予想が出ていました。実際に15周目にトヨタもマクラーレンも、同時にピット作業の準備をスタッフが行いますが、15周目にピットを行ったのはハミルトンだけでした。
実は、トヨタチーム側が最初から計算して行われた事だったのです☆

おそらく、燃料搭載量はハミルトンと同じなのに、なぜ1周引き伸ばす事ができたのか、多分に疑問に思われていると思います。
これも、KERSを持っているハミルトンとの直接対決を避けるための作戦でもあったのです☆
スタート前の燃料搭載量は同じ、ということは1回目ピットのタイミングも同じ。さらにKERSパワーでスタート時に抜かれる事は、最初から覚悟していて、その上で考えた事だったと思います☆
おそらく、第1スティントの間に、ハミルトンに引き離されないギリギリのところで、トゥルーリは燃費をセーブして1周だけ長く走れるようにしていました。
そうして、ハミルトンが先に入ったことで・・・
・第2スティントで、どんなタイヤを使うのか?
・燃料はどのくらい入れたか?次のピットは何周目になるのか?

そういった情報を全て把握した上で、トゥルーリの第2スティントの戦い方、作戦の微調整を行い、「2回目のピットで逆転するためのプロセスとして」1回目ピットを行ったのです☆

TV中継を見ていた方は、わかりにくかったかもしれませんが、16周目にトゥルーリがピットに入ってくるまでの間に、次に装着するタイヤを、おそらくソフトからハードに変えていました。
また給油時間も、ほとんどハミルトンと同じでしたが、これも第2スティントで燃費をセーブして走り、ハミルトンより2周多く走れるギリギリの量だけを給油したと思います☆
なので、第2スティントでは、ハミルトンから引き離される場面が少しありましたが、これも、おそらく「ギリギリ計算内」のものだったのかもしれません☆


燃料の計算にしても、実際に走っているときのペースのシュミレーションにしても、0,1秒のミスも許されない、失敗する可能性が高い作戦だったと思います。

今シーズンは、ピット戦略面でミスが目立ったトヨタでしたが、今回は戦略の内容、ピット作業の精度の高さ、そしてトゥルーリも想定したペースできっちり走ることができました☆
特に37周目にハミルトンが2回目のピットに入ってから、頑張らなければいけない場面で、トゥルーリは自己ベストタイムを連発できたこと、そして2回目のピット作業が6,7秒という完璧な内容で終えられたことで、タッチの差でハミルトンの逆転に成功しました☆

もちろん、第2スティントのどこかでトゥルーリがミスをしていたら、ピット作業が7秒かかっていたら、100%逆転できなかった作戦でした☆


今回は、トヨタから仕掛けたピット戦略で、見事に逆転の2位を勝ち取った、価値のあるレースだったと思います☆





【ジャパンパワー:一貴、鈴鹿でも結果残せず】
いまだ0ポイントの状態が続く中嶋一貴。ドライバーの腕が試される鈴鹿で母国GPを迎えました☆しかし、予選では0,2秒足りずノックアウトで17位。決勝も1回ピットストップで逆転を狙いますが、ペースが上がらず15位という結果に終わってしまいました。
今回も厳しいレースとなり、結果が残せなかったわけですが、収穫もひとつあった気がします☆

★★ここがポイント(5)「“雨のナカジマ”は、やっぱり強い!」★★
実は、金曜日の大雨の中で行われたフリー走行。一貴は1回目に2位、2回目に5位のタイムを出していたのです☆
そう、雨だと一貴は強いのです☆実際に昨年も、雨レースでポイントを獲得していました☆もし、今回の鈴鹿が雨レースだったら、一貴にも違う結果が生まれていたかもしれませんね☆
タラレバではありますが、滑りやすい雨を得意とするドライバーは、それだけ才能がある証拠です☆残り2レース、雨が降っても降らなくても、精一杯頑張ってほしいですね☆





【チャンピオン争い:鈴鹿では決定ならず、ベッテルも加わり3つ巴へ!】
初のチャンピオンに王手をかけて鈴鹿に乗り込んだブラウンGPのジェンソン・バトン。この鈴鹿で2位バリチェロより5ポイント多く獲得すれば、初のチャンピオンが決定します☆
しかし、予選では黄旗無視のペナルティを、バトンもバリチェロも受けてしまう事になり、バリチェロ6位、バトン10位からのスタートでした。両者とも決勝を意識して軽めの燃料設定にしてあったため、上位争いがなかなかできず、結局バリチェロが7位で2ポイント、バトンが8位で1ポイントを獲得し、チャンピオン決定は次回のブラジルGPに持ち越しとなりました☆

ということで、鈴鹿が終わった時点でのドライバーズランキングはこの通りになりました☆
1位:85ポイント ジェンソン・バトン(ブラウンGP)
2位:71ポイント ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)
3位:69ポイント セバスチャン・ベッテル(レッドブル)

ベッテルが優勝したことにより、再度チャンピオン争いに加わってきました☆しかし、バトンは2位以下に対し、10ポイント以上の差をつけています。次回ブラジルGP終了時点で10ポイント以上の差がついていれば、チャンピオンが決定するので、かなり有利な状況にいることは間違いありません☆

それでは、細かな決定条件を見ていきましょう☆
<<ブラジルGPでのチャンピオン決定条件>>
◆ランキング1位:No.22ジェンソン・バトン◆
3位以内 ⇒ 無条件でチャンピオン決定
4位、5位⇒ バリチェロが2位以下であればチャンピオン決定
6位、7位⇒ バリチェロが3位以下、ベッテルが2位以下であればチャンピオン決定
8位   ⇒ バリチェロが4位以下、ベッテルが3位以下であればチャンピオン決定
9位以下 ⇒ バリチェロが5位以下、ベッテル3位以下であればチャンピオン決定
これ以外は、全て最終戦へ持ち越し

◆ランキング2位:No.23ルーベンス・バリチェロ◆
バリチェロがチャンピオン争いに生き残るための条件
優勝 ⇒ バトンが4位以下
2位 ⇒ バトンが6位以下
3位 ⇒ バトンが8位以下
4位 ⇒ バトンが9位以下
5位以下 ⇒ バトンのチャンピオンが決定

◆ランキング3位:No.15セバスチャン・ベッテル◆
ベッテルがチャンピオン争いに生き残るための条件
優勝 ⇒ バトンが6位以下
2位 ⇒ バトンが8位以下
3位以下 ⇒ チャンピオン争いから脱落


このように、バトンがかなり有利になっています☆2年前のミラクルの再現を目指すベッテルにとっては、2位以内が絶対条件!それでも、バトンの順位によってはチャンピオン争いから脱落してしまう厳しい状態です。
次回はバリチェロのホーム、ブラジルGPです。そこでバトンがチャンピオンを決めるのか?バリチェロとベッテルが阻止して、最終戦アブダビGPでの決戦になるのか?非常に注目です☆




【次戦展望:“ルビーニョ・コール”が復活!ブラジルGP】
次回は南米ブラジルGPです☆ブラジルといえば、なんといってもバリチェロの母国GP!最近はマッサの活躍でバリチェロ人気が今ひとつだったブラジルGPですが、今年はマッサが欠場中ということと、バリチェロがチャンピオン争いをしているということもあり、久しぶりにバリチェロ一色になるかもしれません☆
実は、バリチェロ。ブラジルではルーベンスを基に「ルビーニョ」という愛称で親しまれています☆2003年に母国でポールポジションを獲得した時も、サーキット全体がルビーニョ・コールに包まれました☆

ブラジルのファンは昨年、マッサが1ポイント差でチャンピオンを逃す場面をブラジルのファンは目の前で見てきました。その悔しさ、チャンピオンへの夢を、今年はバリチェロに託していると思います☆

そして、チャンピオン争いを14ポイント差で逃げるバトン。ほぼチャンピオン確定という領域まで来ていると思いますが、次回はバリチェロのホームで、バトンにとってはアウェイです。しかも、鈴鹿で圧勝したベッテルの勢いも、相当なものがあります!
もし、バトンがブラジルGPでチャンピオンが決められないことがあったら・・・、もしかすると、大逆転でバリチェロやベッテルがチャンピオンという可能性も出てくるかもしれません☆

次回は、ブラジルということで、深夜2時スタートになりますが、絶対に見逃せない1戦になると思います☆




いかがだったでしょうか?
今回も、気になったチームを中心に話題を取り上げて、「復習」という感じで詳しく見てみました☆
今回は、日本GPということもあり、初めてF1を見たという方も多かったと想います☆
一度見たレースの内容を振り返ってみたりすると、「ピット戦略ってこうなっているのかぁ☆」とか「このレースのポイントはここだったのかぁ☆」と新しい発見もできますし、今後レース観戦するときの「ヒント」にもなるかもしれません☆
これからも、みなさんのF1観戦のお手伝いができるように、このようなトピックを立てていければと思っています☆

また、分からない部分などがありましたら、遠慮なく質問してください☆
レースを観戦した感想も随時募集中です☆

コメント(2)

王者候補3人の王者決定条件はとても参考になります。

より車重がわずかに500g軽いハミルトンの方が早くピットイン
した時は、KERS搭載車は燃費は悪いのかなと思えました。
というのも、両者とも決勝は予選のような全開アタックに興奮したと言って
いるので、まさか燃料をセーブする余裕もなさそうに思えたからです。
ガス欠になるのではと心配になりましたあせあせ

2回目のピットストップでトゥルーリがギリギリでハミルトンの前に出れた
ことには、ハミルトンのマシンのギアボックスのトラブルもあったのですね。
ハミルトンはこれで1秒ロスしたと言っています。
さらに、KERSのトラブルまで起きて、セーフティカー導入後の再スタートで
ハミルトンがロケットスタートができなかったのは、ラッキーですねるんるん

こうしてみると、トゥルーリとトヨタが2位を獲得できたことには、実力が
あったことはもちろん、運もついていたんだとつくづく感じます。
鈴鹿に慣れてない若手ドライバーたちと表彰台争いを繰り広げたトゥルーリ
には、負傷したチームメイトを背負い、日本のチームの一員として、チーム
メイトのように結果を出さなければならないという責任感が感じられ、その
ことが彼の一発の速さを持続させる集中力を生み出していたように思えます手(グー)

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