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F1初心者の会☆コミュの09日本GPレースレポート【前編】(決勝結果あり)

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

さて!年に1度のモータースポーツの祭典!日本GPはいかがだったでしょうか?
今回は、現地で観戦した人と、自宅でTV観戦した人と色々いたと思います☆

3年ぶりに鈴鹿に帰ってきたF1日本GP。予選から決勝まで波乱の連続でしたし、色々新しい発見が多かったレースだと思います☆

そこで!今回は、再度予選から起きた出来事から振り返っていきたいと思うので、レースレポートを2本作ります☆

まず前編は、予選と決勝での優勝争いの部分を振り返っていきましょう☆



コース紹介
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=46718688&comm_id=461146


【予選:今シーズン1番の大波乱!3年ぶりの鈴鹿予選】
3年ぶりに鈴鹿に帰ってきた日本GP☆金曜日のフリー走行は、大雨になってしましたが、土曜日の予選は、日焼けしてしまうくらいの快晴でした☆
そんな中、いよいよ始まった土曜日の予選。なんとインターバルと含む1時間の予選セッションの中で、3回も赤旗中断になる大荒れの展開となりました!ちなみに、3回も赤旗が予選中に出るのは、2006年に今の「ノックアウト方式」の予選になってからは初めてのことです!


★★ここがポイント(1)「クラッシュ多発地点!デグナーと最終コーナーの共通点」★★
今回、予選中に起きたクラッシュを振り返ると、Q2(予選第2ラウンド)にアルグエルスアリがデグナーでクラッシュ、同じQ2でトヨタのグロックが最終コーナーで区サッシュ、そしてQ3(予選第3ラウンド)でコバライネンがまたデグナーでクラッシュしています。以上の3つが赤旗の原因となったクラッシュです。これ以外にもフリー走行でウェーバー、Q1(予選第1ラウンド)でブエミがデグナーでクラッシュしています。
おそらく観戦していた方の多くが、「なぜデグナーばかりで?」という疑問を持ったと思います。
まずデグナーカーブ。ここは第2区間に入って1番最初に曲がるコーナーです。実は鈴鹿サーキットは、今回のF1開催のために、コースや施設を大幅に改修。それに伴い、第1区間である東コースの路面を全て新しく舗装し直したのです☆なので、第1区間は新しい舗装で走りやすくなったのですが、昔の舗装のままである第2,3区間は、第1区間に比べ滑りやすい傾向になっていました。この新旧路面舗装が変わっている場所が、デグナーカーブの手前からなのです!第1区間の感覚でデグナーに飛び込んでしまうと、マシンが滑ってコースアウト⇒クラッシュとなってしまっていたのです☆
そして、もう一つの原因。これは最終コーナーで起きたグロックのクラッシュの原因に大きく絡んでいるものですが、実は金曜日の大雨の影響もあったのです!鈴鹿サーキットは高低差があり、上り・下り坂になっている部分が多いです。またデグナーに関しては、「バンク」と言って、コーナーの内側に向かって少し傾かせてあり、マシンが走りやすくなるような形状になっています。
こういった部分で雨が降ると、コースに溜まった水が坂を下って流れていく道ができてしまいます。TV中継では、よく「川」と表現していますが、この川が出来た部分は、特に滑りやすくなります。また同時にコース脇のホコリや砂も一緒に流してしまうので、おそらく土曜日の時に、コース自体はドライ(晴れ用タイヤで走れるコンディション)になったものの、川が出来た部分だけ、ホコリや砂の汚れが酷くなっていた可能性はあります。

彼らがクラッシュした場所は、川が出来るポイントで、ちょうどアクセル前回にして加速するポイントでもあります。そこで川の跡の部分にのって、タイヤのグリップ(接地力)が落ちて、曲がり切れずにコースアウト⇒クラッシュになったと思います。

本来なら、そういったコース状況も事前に各ドライバーは把握しているはずなのですが、晴れでフリー走行が土曜朝の1時間しかなかったことと、今回もタイム差が接近していたので、“焦り”が出たのでしょう☆


【対象者は合計7人!!予選後の5グリッド降格ペナルティ】
赤旗3回という大波乱で終わった予選、しかし波乱は予選後にも待っていました!Q2終了直前に、トロ・ロッソチームのブエミがコースアウト。これにより第2区間のスプーンカーブから西ストレート付近でイエローフラッグ(黄旗)が振られました。実はこれが原因となり、4人ものドライバーがペナルティを受ける事態へと発展していったのです☆

★★ここがポイント(2)「対象者はなんと4人!黄旗無視のペナルティ」★★
そもそも、この黄旗。皆さんが理解している代表的なルールは「レース中、コースアウトやクラッシュにより、対象区間が危険な状態になっているため、注意を促す旗。黄旗が振られている区間は追い越し禁止で、追い越しをしたらペナルティ」だと思います☆
しかし、予選やフリー走行(厳密に言えば決勝も含まれますが)の時は、2次クラッシュを防ぐため、緊急停止できるくらいのスピードに減速しなければいけないというルールがあります。つまり、タイムアタック中に対象区間で自己ベストタイムを出したら「減速していなかった=黄旗を無視していた」と見なされ、ペナルティ対象となってしまうのです☆

ちょうど、ブエミの事故が起きたときは、Q2の最後タイムアタックを行っていたドライバーが多かったため、スーティル(フォースインディア)、バトン(ブラウンGP)、バリチェロ(ブラウンGP)、アロンソ(ルノー)がこの基準に引っかかり、5グリッド降格ペナルティ。さらに、この騒動を作ったブエミは、マシンが壊れていて、走行を続行すると危険な状態なのにもかかわらず、マシンを無理やりピットまで戻そうとしたことで、「他車のタイムアタック妨害」と見なされ、こちらも5グリッド降格のペナルティとなりました。


さらに、この後コバライネン(マクラーレン)とリウッツィ(フォースインディア)の2人がギアボックスを交換したことが発表され、彼らも5グリッド降格処分の対象者となりました。
これにより、決勝グリッドは当初の予選結果のものから大きく変わり、5グリッド下がって、また繰り上がってと大混乱。

結局、このスタート順となりました☆
◆1位◆
セバスチャン・ベッテル「レッドブル」
            ◆2位◆
            ヤルノ・トゥルーリ「トヨタ」
◆3位◆
ルイス・ハミルトン「マクラーレン」
            ◆4位◆
            ニック・ハイドフェルド「BMW」
◆5位◆
キミ・ライコネン「フェラーリ」
            ◆6位◆
            ルーベンス・バリチェロ「ブラウンGP」
◆7位◆
ニコ・ロズベルグ「ウィリアムズ」
            ◆8位◆
            エイドリアン・スーティル「フォースインディア」
◆9位◆
ロバート・クビサ「BMW」
            ◆10位◆
            ジェンソン・バトン「ブラウンGP」
◆11位◆
ヘイキ・コバライネン「マクラーレン」
            ◆12位◆
            ハイメ・アルグエルスアリ「トロ・ロッソ」
◆13位◆
セバスチャン・ブエミ「トロ・ロッソ」
            ◆14位◆
            ジャンカルロ・フィジケラ「フェラーリ」
◆15位◆
中嶋一貴「ウィリアムズ」
            ◆16位◆
            フェルナンド・アロンソ「ルノー」
◆17位◆
ロマン・グロージャン「ルノー」
            ◆18位◆
            ビタントニオ・リウッツィ「フォースインディア」

※マーク・ウェーバー「レッドブル」は、フリー走行のクラッシュにより、予選は出走せずピットスタート。
※予選15位のティモ・グロック「トヨタ」はクラッシュによる左足負傷により、決勝は棄権。





【決勝:ベッテル、鈴鹿初レースで完全勝利!】
それではお待たせしました!ここからは、決勝のレースレポートです☆
土曜日の予選も、日曜日の決勝も、「ベッテル一色」というレース内容でした☆予選も全ラウンドでトップタイムを出すという、とてつもない速さを見せました☆しかも、他のドライバーが3ラウンド合計20周走っているのに対して、ベッテルはわずか14周!少ないチャンスで、ミスなしで走って、きっちりトップタイムを出していたのです☆

「このまま行けば、ベッテルは決勝でも強い!」と、あの予選を見た人のほとんどは感じたと思います☆
しかし、ベッテルが優勝するためには、一つだけ難所がありました。


★★ここがポイント(3)「KERS勢から1位を死守せよ!」★★
最近スタートで驚異的な威力を発揮しているKERSパワー。今回もベッテル優勝のためには、このKERSパワーを使うハミルトンやライコネンから、どうやって1位を死守するかでした。
ピット戦略面とベッテルの調子から見ても、1コーナーで1位を奪われたところで、後々逆転できる勝算はたっていましたが、やはり抜かれない事に越した事はありません☆なので、ベッテルとしては、何としても1位を死守したいスタートでした☆

スタートしてから、ベッテルはトゥルーリもけん制しつつ、ハミルトンがイン側から来てもアウト側から来ても対応できるラインを通って、KERSがあっても抜かせるためのスペースを作らせない走りで、なんとか1位を死守しました☆



これにより、1位ベッテル、2位ハミルトン、3位トゥルーリの順でレースが進んでいきます☆
スタート前の燃料搭載量によると、上位3人の中で1番重いのはベッテルでした。しかし、マシンの調子の良さと、ベッテル自身の強さで、2位以下をどんどん引き離し、独走状態に持っていってしまいます☆


★★今日1番のポイント!!「これがセバスチャン・ベッテルの真の実力」★★
スタートで1位を死守したベッテル。そこからゴールするまでの53周、現地で観戦された方もTV観戦だった方も、「ベッテルの強さ」というのが目に焼きついていると思います☆
これだけ難しいと言われている鈴鹿を、初めて53周の決勝レースを戦うベッテル。なのに、ミスというミスは全くなく、2位のハミルトン、3位トゥルーリに対して、ラップタイムはほとんど毎周勝っていました☆
途中1回目のピットストップでは、作業終了時に他のマシンがピット横を通過していたため、スタッフがGOサインを出せず、3秒ほどタイムロスをして貯金が消えた状態になっても、次のピットまでには、何事もなかったかのように貯金を作り直してピットに戻ってくる速さ。
ラスト9周でセーフティーカーが導入され、またしても貯金がゼロになってしまい、ラスト4周のスプリントレースになっても、平然と2位以下を引き離していってしまう強さ。

今年の鈴鹿は、「ベッテルの真の強さ」を見せ付けられたレースでしたね☆





【2年前のミラクル再現なるか?残り2レースで16ポイント】
今回、本当に強すぎたベッテル。ここまで手を抜かず、優勝にこだわり続けたのには、「チャンピオン獲得」の望みを繋げるための大事なレースだったからです。
レース前のベッテルと首位バトンとの差は25ポイント。首の皮一枚で生き残っている除隊です。この王者争いに生き残るためには、ベッテルは優勝が必須条件、仮に優勝したとしても、バトンが5位以内に入ってしまった瞬間に、ベッテルの王者獲得の可能性は消えてしまいます。この状況を考えると、普通なら逆転不可能なポイント差です。

しかし、
そうです、ベッテルはまだまだ諦めていないのです。

今回のベッテルの驚異的な強さは、「なんとしてもチャンピオンを獲得する」という執念が生み出していたのではないかと思います☆


この心理、この状況を見て、「そういえば・・・」と思い出された方も多いと思います☆
2年前、2007年のキミ・ライコネンの大逆転劇です☆
あの時も、首の皮一枚でチャンピオン争いに生き残り続け、最後は残り2レースで17ポイント差をひっくり返して、大逆転チャンピオンを決めたのです☆
それを考えると、今回も2レースで16ポイント。今回のベッテルの強さが次回ブラジルGP、最終戦アブダビGPでも発揮されれば、「もしかすると・・・」があるしれませんね☆




いかがだったでしょうか??
今回は前編ということで、予選で起きた事を再度ご紹介したのと、優勝したベッテルの強さについてご紹介しました☆
次回の後編では!
【ハミルトンvsトゥルーリの0,1秒のミスも許されないピット戦略】
【バトンvsバリチェロにベッテルまで加わった2009チャンピオン争い】
を中心にお伝えしたいと思います☆

レースレポート後編はこちら↓
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=46939250&comm_id=461146


また、分からない部分などがありましたら、遠慮なく質問してください☆
レースを観戦した感想も随時募集中です☆

コメント(3)

決勝最後のセーフティーカーの時の周回遅れのグロージャンの位置はどうなんですか??あんなの許されるんですか??周回遅れでもセーフティーカー中に抜いてはいけないんですよね?
あれがなければ最後の数周はトップのベッテルとトゥルーリのバトルが見られたのに!!って感じですが…。

トゥルーリあと2戦がんばれ!
セーフティカーの意味がわかりませんでしな
去年なら
ワンラップ遅れは
先に行かしてたはずが…

>ゆういちさん、GO!ぶゆたんGO!さん
質問ありがとうございます☆
確かに、隊列の中に周回遅れのマシンがいても、抜いてはいけないです。今回はたまたまグロージャンだけが隊列の中に周回遅れとして、混ざっていたので不思議に感じたかもしれません☆
一応、今年のレギュレーション(競技規定)にも、「レースコントロールから指示が出た時のみ、周回遅れのマシンは、隊列を抜いて、全体の最後尾に並ばせるというルールがありましたが、あくまでも“安全確認が取れたときのみ”という条件がつきます。なので、場合によっては、周回遅れの追い抜きが認められない場合もあるそうです☆
今回は、おそらくそういったケースではなかたったのかなと思います☆

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