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F1初心者の会☆コミュの09ドイツGPレースレポート(決勝結果あり)

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

さて、第9戦ドイツGP!みなさんご覧になりましたか?今回は、予選レポートを更新できなくて、申し訳ありませんでした。
では、ドイツGPのレースを細かく振り返っていきましょう☆





【予選:ニュルブルクリンク特有の微妙な天候での予選】
レッドブルvsブラウンGPの一騎打ちのシーズンが定着してきた今シーズン。土曜日の公式予選も、彼らの大接戦のタイムアタック合戦となりました☆
予選の天候は曇り時々雨、わずかなタイミングを外してしまうと、雨の影響でタイムが出せないという厳しいコンディションでした。そのコンディションのうまく読み取り、ポールポジションを勝ち取ったのが8年目で初ポールのマーク・ウェーバーでした☆





【決勝1:“5年ぶりの優勝”vs“8年目の初優勝”】
現在チャンピオン争いをするブラウンGPとレッドブルが1,2列目を固め、KERS搭載のマクラーレンとフェラーリが後ろに続く予選順位となりました。
スタートでは、KERS搭載のハミルトンが、その威力を発揮し、5位スタートから一気に1位を奪いにかかります!しかし、ウェーバーを外側から抜く際に、ウェーバーのフロントウイングを触ってしまい、タイヤがパンク。あっという間に後方へ脱落していってしまいます。
その混乱の中、1位バリチェロ、2位ウェーバー、3位コバライネン、以下バトン、マッサ、ベッテルの順でレースは進んでいきます。
レース序盤のトップ争いは「5年ぶりの優勝」を目指すバリチェロと「8年目の初優勝」を狙うウェーバーのベテラン同士の争いとなります。


<上位陣のレース戦略図>
予選1位/No.14ウェーバー(※ペナルティ→14周、1回目→19周、2回目→43周)
S:■■■■■■■[P]■■■[P]◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇[P]○○○○○○○○:G
予選2位/No.23バリチェロ(1回目→14周、2回目→32周、3回目→50周)
S:■■■■■■■[P]◆◆◆◆◆◆◆◆◆[P]○○○○○○○○○[P]△△△△△:G
予選3位/No.22バトン(1回目→13周、2回目→31周、3回目→51周)
S:■■■■■■[P]◆◆◆◆◆◆◆◆◆[P]○○○○○○○○○○○[P]▲▲▲▲:G
予選4位/No.15ベッテル(1回目→21周、2回目→44周)
S:■■■■■■■■■■■[P]◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇[P]○○○○○○○:G
予選6位/No.2コバライネン(1回目→15周、2回目→40周)
S:■■■■■■■■[P]◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇[P]○○○○○○○○○○:G
予選8位/No.3マッサ(1回目→25周、2回目→45周)
S:■■■■■■■■■■■■■[P]◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆[P]○○○○○○:G

※マーク説明
S=スタート G=ゴール [P]=ピットストップ
□=第1スティント(スタート〜1回目ピットまでの走行距離)
◇=第2スティント(1回目ピット〜2回目ピットまでの走行距離)
○=第3スティント(2回目ピット〜ゴールor3回目ピットまでの走行距離)
△=第4スティント(3回目ピット〜ゴールまでの走行距離)
黒字の印=ソフトタイヤを使用  白字の印=ハードタイヤを使用


このように、今回の戦略図を見ると、ブラウンGPが3回、レッドブルが2回のピット作戦でレースを進めていた事が分かります。レース序盤で1位になったバリチェロとしては、ウェーバー以下を引き離して、ライバルより1回分多いピット時間を稼ぎたいところでした。しかし、相手は絶好調のレッドブルマシン、それを駆るウェーバーは終始バリチェロを追い掛け回し、ウェーバー有利な展開でレースは進んでいきます。

このベテラン同士の優勝争い、勝敗を分けたポイントが2つありました。


★★ここがポイント(1)「ウェーバーにまさかのペナルティ」★★
ウェーバー有利な展開でレースが進み、そろそろ1回目のピットストップのタイミングという頃に緊急事態が発生!なんと絶好調だったウェーバーにドライブスルーペナルティが言い渡されます。理由は、スタート時のバリチェロに対する無理な幅寄せ。「危険行為」と判断され、ペナルティを受けることになります。
普通ならペナルティを受ける事で、優勝争いから脱落してしまうイメージがあると思います。おそらくウェーバー自身もそう思ったはずです。しかし、いざペナルティを受けてコースに復帰すると意外な結果が待っていました☆しかし、いざペナルティを執行してコースに復帰すると、抜かれるはずだったコバライネン、バトン、マッサ、ベッテルの3位集団の前でコース復帰が出来たのです。
実は、レース序盤から3位コバライネンのペースが遅かったため、自然とウェーバーのペナルティによるロスタイムを補えるだけの距離が出来ていたのです☆このおかげで、ウェーバーは優勝争いから脱落せずに済んだのです☆

逆にコバライネンのペースに付き合わされたベッテルとバトンは、ウェーバーに追いつく事ができずに優勝争いに加われなかったのです。


★★ここがポイント(2)「ブラウンGPとバリチェロの誤算」★★
今回、勝敗を分けたポイント2つ目は、バリチェロの戦略が全て裏目に働いたことでした軽いタンクで速く走らなければいけない3回ピット作戦を選んだバリチェロとブラウンGPチーム。ライバルより常に速く走って逃げ逃げの展開を作らないと勝てない作戦です。しかし、第1スティントはウェーバーに追い回されて貯金を作ることができませんでした。ウェーバーのペナルティ執行と同じ14周目に1回目のピットストップを行ったバリチェロ。ピットロードを通過するだけでロスタイム14秒のみだったウェーバーは、ペースの遅い3位集団の前でコース復帰したのに対し、ピット作業込みでロスタイム23.6秒かかったバリチェロは、3位集団のド真ん中でコース復帰します。コバライネンの遅いペースに付き合い、さらに25周まで1回目ピットを引っ張る作戦だったマッサのペースに付き合うことになったバリチェロ。これでまた不利な状況になってしまいました。

「このまま3回作戦を続けても、ウェーバーに勝てない」と判断した名将ロス・ブラウンは、急遽バリチェロに作戦変更を指示。第3、4スティントを合体させる形の2回ピット作戦に変更しました。

<変更前と変更後のバリチェロの戦略>
・変更前「3回ピット作戦」(1回目→14周、2回目→32周、3回目→50周)
S:■■■■■■■[P]◆◆◆◆◆◆◆◆◆[P]○○○○○○○○○[P]△△△△△:G

・変更後「変則2回ピット作戦」(1回目→14周、2回目→32周)
S:■■■■■■■[P]◆◆◆◆◆◆◆◆◆[P]○○○○○○○○○○○○○○:G

少し無理やりな作戦変更ではありますが、変更前よりも逆転のチャンスは増えます。彼らは、その可能性に賭けました。
しかし・・・ここでまたしても誤算が生じてしまいます。2回目のピット作業時に給油機に不具合が発生!予定していた給油量を全て給油できなかったのです。ということは、ゴールまでの燃料がきっちり給油されていないので、もう1度ピットに入って給油を行わなければいけなくなりました。
またしても、後手の展開になり、ブラウンGPは今回ハードタイヤをうまく使いこなせなかったという事も響き、結果5位まで順位を落としてしまいました。





【決勝2:ウェーバー、8年目の悲願の初優勝】
2002年デビューのマーク・ウェーバー。弱小チームからデビューし、着実に実力をつけて、一時期は名門ウィリアムズチームのエースを務めたこともあったオーストラリア人ドライバーです。いつも、ここ1発の速さや勝負強さで注目されることはありましたが、「優勝」というポジションとは無縁のレースが続いていました。そんな中、今回のドイツGPでデビュー132戦目にして、悲願の初優勝を勝ち取りました☆
予選からきっちりポールポジションを取り、レースも常に最速ペースで走れていたこと、各チームが扱いに苦労したハードタイヤでも安定した走りを保つ事ができたこと、そして・・・何よりもペナルティを受けたときにレースを諦めなかった事が今回の優勝につながったのではないかなぁと思います☆





【チャンピオン争い:レッドブルの大逆転なるか??】
今回のドイツGPが終わってのポイントランキングは以下のとおりです☆
<ドライバーズランキング>
1位:68ポイント ジェンソン・バトン(ブラウンGP)
2位:47ポイント セバスチャン・ベッテル(レッドブル)
3位:45.5ポイント マーク・ウェーバー(レッドブル)
4位:44ポイント ルーベンス・バリチェロ(ブラウンGP)
5位:22ポイント フェリペ・マッサ(フェラーリ)
6位:21.5ポイント ヤルノ・トゥルーリ(トヨタ)

<コンストラクターズ(チーム)ランキング>
1位:112ポイント ブラウン・メルセデス
2位:92.5ポイント RBR・ルノー
3位:34.5ポイント トヨタ
4位:32ポイント  フェラーリ


まず、ドライバーズランキングですが、最近のレッドブルの追い上げもあって、ついにベッテルが2位、ウェーバーが3位になりました☆しかし、シーズン序盤に築いたバトンの貯金はまだまだ残っていますね☆現在バトンとベッテルの差は21ポイント。単純にベッテルが2連勝して、バトンが2連続リタイヤになっても逆転できない程の差です。とは言っても、シーズンはまだ半分あります!もしかすると大逆転もあるかもしれません☆

そしてコンストラクターズランキングも、ブラウンGPチームvsレッドブルチームの一騎打ち状態ですね☆こちらに関しては、比較的早い段階で接戦になっていくと思います☆

いよいよ今年もチャンピオン争いが激化していく季節となりましたね☆





【次戦展望:ハンガリーGPのダークホースはフェラーリ?】
夏休み前の最後のレースとなる次戦は、真夏のハンガリーGPです☆今までの広い空力重視のコースとは違い、モナコのように低速コーナーが連続している曲がりくねったコースレイアウトが特徴的です。
チャンピオン争いのブラウンGPとレッドブルで見ると、最近勢いのあるレッドブルがやや優勢という印象はあると思います。しかし、ウワサではブラウンGP側が次戦に新パーツを大量投入する予定とのこと。これによって最近の嫌な流れを払拭できるかどうかが注目です☆
さらにハンガリーGPのダークホースになりそうなのが、フェラーリチーム☆今年のフェラーリは広い高速コースでは強さがあまり見られませんが、モナコのような低速で細かく曲がっていくコースでは、マシンの弱点でもある空力が重要視されないので、ライバルチームと互角に戦える傾向があります。実際に低速のモナコGPでも3,4位と大活躍していました。次回は、そのモナコと特徴が似たハンガリーでのレースです。チャンピオン争いをしている2チームに割って入って、レースをかき回す存在になりそうな予感もしますね☆

フェラーリだけでなく、空力面で悩んでいるチームと絶好調のチームの差が縮まるレースになると思うので、大激戦になることは間違いありません☆





いかがだったでしょうか?
今回も、気になったチームを中心に話題を取り上げて、「復習」という感じで詳しく見てみました☆一度見たレースの内容を振り返ってみたりすると、「ピット戦略ってこうなっているのかぁ☆」とか「このレースのポイントはここだったのかぁ☆」と新しい発見もできますし、今後レース観戦するときの「ヒント」にもなるかもしれません☆
これからも、みなさんのF1観戦のお手伝いができるように、このようなトピックを立てていければと思っています☆

また、分からない部分などがありましたら、遠慮なく質問してください☆
レースを観戦した感想も随時募集中です☆

コメント(9)

>モンブランさん
質問ありがとうございます☆
確かにマシン性能もありますが、今回はタイヤが原因だったと思います。
コバライネンやマッサなどKERS搭載車は、KERS発動時にリヤタイヤに負荷をかけてしまっているので、他のマシンよりもタイヤの消耗が激しいことがあります。
さらに今回のソフトタイヤは、コースの特性上、長持ちしない傾向があったので、コバライネンは早い段階でタイヤがやられてしまっていたのが、ペースが遅くなった原因ですね☆
ウェーバーがまだポールを獲ったり、優勝してなかったことが意外でした電球

そのコバライネンのペースについてなんですが、
同じKERS搭載車でも、バトンがレース序盤にブレーキングでマッサは抜けて、
コバライネンを抜けないことが不思議だったんですが、これには車重も関係
してるんでしょうか?

コバライネンはスタート前に約21周分は走れる燃料は積んでいたはずなのに、
15周目でピットインしたということは、燃料の重さでソフトタイヤのタレが
激しいため、早めにタイヤ交換することにしたんでしょうかね。

フォースインディアのスーティルの母国GPでの活躍には驚きました危険・警告
重たい燃料を積みながら7位でスタートして、ピットアウト後にライコネン
と接触さえしなければ5位くらいには入れていたのではと思えました。

第1区間で重たいコバは、スーティルやニコのようにハードタイヤを選ぶべき
だったんでしょうか?
CSの解説の人が言っていたのですが、確かアロンソとコバライネンがレースの始まる前ピットにつく前の時間(最終確認)に5周ほど燃料を燃やす周回をして燃料を減らしていたといっていました。
(本来この周回はなるべく燃料を抑えたい人が多いため1周でピットに着いたりピットから直接押してぐりっとについたりする人も居ますがこういう燃やす人も居たいりします)

そこで理由として挙げられていたのは、決勝を雨が降ると予想して重めの燃料でQ3を行ったり重めに申請していたけれどいざ決勝となったら降らないらしいということでこれでは重過ぎると判断して重量表示から計算された周回よりも約5週短くなっていると思います。
スーティルが残念でした

ライコネンといつも絡んでいる気がします…


バリケロさんは
本当に残念でした

ウェバーにとっては運も実力も最大限な勝利でしたね

でも100戦も勝てなくてもF1に乗り続ける事は可能なんですね…
それに驚きました
>ブラティカさん
ありがとうございます♪そういえば、地上波でもチラっと解説してたような
気がします。やはりCSの方が解説が細かくてわかりやすいですね。

ということは、そのレース前の最終走行で5周分の燃料を減らすために、
サーキットを攻め込んだ分、レースで履いていたソフトタイヤはややすり
減った中古タイヤの状態でスタートしているということになるんでしょう
か。であれば、ケロックさんが仰ってたKERSパワーによるタイヤへの負担
は大きいでしょうね。

コバライネンが実は燃料がマッサよりもかなり軽かったということならば、
バトンが抜けなかったのも納得できます。
ピットストップで後退したバリチェロは、バトンが早い段階で抜いたマッサ
を抜けなかったにも関わらず、チームのピットストップが原因でバトンに
抜かれたと断言していますね。また批判されてるブラウンGPが心配です。

フォースインディアのスーティルの活躍もあって、トロロッソはブルデー
を解雇して、イギリスF3史上最年少王者を次のレースでデビューさせて、
WRC史上最強王者の「セバスチャン」もドライバー候補にあげている
みたいですね。ダブルディフューザーも投入するようです。
やっと本気になったレッドブルの血をひくトロロッソに注目です。
>>アナさん

ちなみに、そのピットにつくまでのラップで使っているタイヤと決勝スタート時のタイヤは基本的に違うタイヤだと思います。
今回の場合は決勝でメインで使わないハード側のタイヤでシステムチェックと燃料消費をしていると思います。

ブラウンは確かに最終ピット後のタイヤが別々になった瞬間、「前回のイギリスと一緒でハードは温まりにくいからアウトラップが遅くなって抜かれるんじゃね?」って思いましたね。
>ブラティカさん
ということは、コバライネンは新品のソフトタイヤを履いて、軽めの燃料を積んでながら、
似た条件の第1区間で前を走るウェーバーに大きな差を付けられていたことになります。
コバライネンはハードタイヤがメインだとは思うのですが、ソフトタイヤを履いた状態で
KERSを使ってロケットスタートで強引に前に出るメリットは案外に少ないものですね。

FOTAのうちの過半数のチームが来季にKERSを使わないことで同意したことで、
マクラーレンやフェラーリは来季のマシンの大幅な設計の見直しが迫られそうですね。

ブラウンGPのマシンは特に温まりにくいハードタイヤに合ってないようですね。
バリチェロは確かにピット作業のミスやタイヤ戦略の違いがバトンに抜かれる要因には
なってますけど、マッサを抜くチャンスもあったので、一概にチームのせいにできない
部分があるのが難しいところです。

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