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F1初心者の会☆コミュの09トルコGPレースレポート(決勝結果あり)

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

さて第7戦トルコGP、みなさんご覧になりましたか?
今回もなかなか面白いレースでしたね☆
では、トルコGPのレース内容やピット戦略、気になるチーム・ドライバーなどを詳しく振り返っていきましょう☆

※今回は、いつも以上にかなり詳しく(ちょっとマニアックな目線も少し交えて)書いてみました。その結果、いつも以上にトピックが長くなっております。
ご了承くださいませ。





【予選:ベッテル、ブラウンGPに競り勝ち、今季2度目のPP】
いつの間にか「打倒ブラウンGP、打倒ジェンソン・バトン」が合言葉になっている各チーム。今回もブラウンGPに有利なコース形状になっているトルコ・イスタンブールパークサーキットですが、バトンの独走に“待った!”をかける人物が現れました。
レッドブルの「未来のチャンピオン候補」セバスチャン・ベッテルです!予選では各ラウンドともにトップタイムを記録し、バトンを倒して今シーズン2回目のポールポジション(予選1位)を勝ち取りました☆




【タイヤ:トルコのコース+高温の中での決勝レース】
今回のタイヤ、ソフトとハードの2種類がいつものように用意されていますが、今回トルコGPのイスタンブールパークサーキットは、F1以外であまり使用されないコースなので、路面がホコリだらけで、コンディションが悪い状態でした。さらに決勝では路面温度49度と非常に温度が高い状況の中でのレースとなりました。

今回の決勝レースでの両方のタイヤ特性はこのような感じになりました。
○ハードタイヤ・・・高温の路面に強いタイヤなため勝負タイヤとして各チーム使用
●ソフトタイヤ・・・今回はタイヤの消耗度合いが不安定な上に、高温なので長持ちしない傾向がある
そのため、ほとんどのチームがソフトタイヤを最後の短いスティントで使うようにしていました。




【決勝(1):ベッテルvsバトン!ミスした方が負けた優勝争い】
今回、ポールポジションからスタートしたベッテル。「何が何でもバトンを倒す」という意気込みでレースに臨んだレッドブルチームは、打倒バトンのために、大胆な「3回ピットストップ作戦」を選んできました☆今回の2人の戦略は以下の通りです。

No.15ベッテル(1回目→15周、2回目→29周、3回目→48周)
S:□□□□□□□□[P]◇◇◇◇◇◇◇[P]○○○○○○○○○[P]▲▲▲▲▲:G
No.22バトン (1回目→17周、2回目→43周)
S:□□□□□□□□□[P]◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇[P]●●●●●●●:G

※マーク説明
S=スタート G=ゴール [P]=ピットストップ
□=第1スティント(スタート〜1回目ピットまでの走行距離)
◇=第2スティント(1回目ピット〜2回目ピットまでの走行距離)
○=第3スティント(2回目ピット〜ゴールor3回目ピットまでの走行距離)
△=第4スティント(3回目ピット〜ゴールまでの走行距離)
黒字の印=ソフトタイヤを使用  白字の印=ハードタイヤを使用

★★今日一番のポイント!!「ベッテルが描いた“打倒バトン”のストーリー」★★
とにかく、ブラウンGPは決勝レースで常にライバルに負けないペースで走り続けることができるチームとマシンです。なので、バトンと同じ作戦で真っ向勝負を挑んだところで結果的に逃げられてしまうのが、今までのレースでした。
ということは☆
決勝レースでバトンより速いペースで走れる時間を作れば、もしかすると勝機はあるかもしれない☆という考えが浮かんできます。
そこで、この3回作戦のメリットは・・・
・軽タンクなので、予選でポールポジション(予選1位)を取りやすい。
・決勝スタートで1位を守れば、軽タンク特有の速いペースで逃げることができる
・各スティントでバトンより速く走ることによって、相手より1回多い分のピット時間を貯金できれば勝てる!
このようなシナリオだったと思います☆

確かに無敵のブラウンGPを倒すには、これだけ大胆な作戦を執らないと厳しいかもしれません。ただ勢いのあるレッドブルチームと期待の若手ベッテルであれば、可能性はある方法だったのですが・・・誤算が3つありました。


<誤算その1:「たった1つのミス」>
とにかくスタートからバトンを抑えたいベッテルでしたが、それが達成できなかったのが1つ目の誤算です。
スタートでは、バトンを抑えたベッテルですが、1周目の10コーナーで痛恨のミス。簡単にバトンに1位を謙譲してしまいます。燃料が少々重くても、一度前に出てしまえば逃げ始めてしまうのがブラウンGPのマシンの特徴。ベッテルとしては、第1スティントはバトンに突かれて劣勢に立たされても1位を死守することで、優勝へのチャンスが広がるはずでしたが、結局バトンを逃げられる展開で第1スティントを終える形になってしまいました。

<誤算その2:「バトンの変則2回作戦」>
2つ目の誤算は、実はバトンが選んできた作戦にもありました。そのバトンの作戦は、上記の図でも分かるように、
□第1スティント→通常よりやや短め
理由:予選でポールポジションを獲得するためにできるだけ軽くするため
◇第2スティント→長め
理由:第1、3スティントでの作戦のバランスをとるため
●第3スティント→短め
理由:消耗が不安定で長持ちしないソフトタイヤの使用時間をできるだけ短くするため

この中でも、ベッテルにとって一番具合が悪かったのが、第1スティント。2回ピット作戦と3回ピット作戦では通常なら5周分ほどの燃料搭載量の差が出るので、ベッテルの方が明らかに速く走れるはずだったのですが、実際には2周分しか差がなかったため、同条件でまとも勝負すると絶対に勝てないブラウンGPのバトンに逃げられてしまったのが大きな痛手になりましたね☆

<誤算その3:「ブラウンGPのストレートでの速さ」>
3つ目の誤算、それはブラウンGPとレッドブルのマシンの特徴の違いでした。
レース中盤にベッテルがバトンを追い詰めるシーンがありましたよね。ここでバトンを追い抜ければ、もしかしたら最後の最後で大逆転のチャンスがあったかもしれません☆でも、実際には抜けませんでした。通常ならベッテルの方が軽タンクで有利なはずなのですが、なぜ抜けなかったのか?
実はブラウンGPの方が直線が速かったのです!レース中盤のコース内の2人の区間タイムを比較すると第1、2区間では軽いタンクということもあり、ベッテルの方が速いのですが、ストレートがメインの第3区間ではバトンの方が少し速かったのです。つまりバトン(ブラウンGPのマシン)の方が直線ではレッドブルより速くてパワーを持っているのかなと感じました。ベッテルとしては、真後ろまで迫るけど、追い抜きポイントのストレートで、もう一つバトンの懐に入れなかったのが、抜けなかった原因だと思います☆


彼らの戦いを、今回はかなり細かく振り返ってみました☆
結果的にバトンが今季6勝目を勝ち取り、3回作戦で逃げ切れなかったベッテルは3位という結果に終わりました。しかし、バトンとブラウンGPにとっては、今シーズンの中で一番と言っていいほど、余裕がなかったレースではなかったかと思います☆

少しずつブラウンGP包囲網が出来上がりつつあるのではないかなと思います☆




【決勝(2):ブラウンGP絶対神話・・・崩れる??】
7戦中6勝と、相変わらず弱点が見えてこないブラウンGPでしたが、その絶対神話が崩れる事態がトルコGPで起きました。バリチェロの“リタイヤ”です。今シーズン、完走率もポイント獲得率も100%だった無敵状態のブラウンGPですが、初めて“土”がつきましたね。
予選3位だったバリチェロは、スタートで大失速し、12位まで後退。そこからはライバル達に追い回されるレース展開を強いられてしまいます。最終的にギアボックス(ギアの変速機能)のトラブルでリタイヤとなってしまいました。初めてと言って良いほど、ブラウンGPの弱い部分を見たレースでした。




【ジャパンパワー:一貴、悔やまれるタイヤ交換ミス】
前回モナコGPで復調の兆しが見えてきたウィリアムズの中嶋一貴。今回トルコでは、今シーズン一番の走りを見せてくれました☆
予選12位からスタートした一貴。ライバルよりは重めの燃料でスタートしたにもかかわらず、自分より燃料が軽いライバルに遅れをとることなく、安定したペースで終始走り続けることができたのが、今回の大きなポイントでした☆実際に、レース中の各ドライバーのベストタイムを見ると・・・
バトン   1分27秒579(1位)
ベッテル  1分27秒622(2位)
中嶋一貴  1分27秒988(6位)
ライコネン 1分28秒061(8位)
マッサ   1分28秒176(9位)
ロズベルグ 1分28秒214(11位)

なんと、自己ベストタイムでは全体で6位!しかもフェラーリよりも、同僚ロズベルグよりも速かったのです☆
これだけ好調だったので、ポイント獲得圏内をレース中盤までは走行していたのですが、なんと2回目のピット作業でタイヤ交換に手間取ってしまい、今まで一貴が頑張って守ってきた順位は全て水の泡、結局12位でのゴールとなりました。
本当に悔やまれるピットでのミスでしたが、内容は本当に今年1番のものだったので、次回シルバーストーン(イギリスGP)は期待したいですね!




【決勝(3):フェラーリとマクラーレンの復活への道】
前戦モナコGPで3,4位と、復活の“兆し”を見せたフェラーリチーム。前回のレースレポートでも、「このトルコGPの走り次第で、本当に復活したかどうかが分かる」とご紹介しましたが、果たしてどうだったのでしょうか?
答えとしては、「速くはなったけど、完全には復活していない」ですね^^;
速くなったポイントは間違いなくあります。それは、1周勝負の予選!最終ラウンドに問題なく残って、最後もポールポジション争いをするだけの力は十分に取り戻した印象があります。結果的に予選は、ライコネン6位、マッサ7位でしたが、僅差での6,7位なので問題ないと思います☆

課題は、決勝レースでのロングラン(10〜20周の長距離走行)で安定して速く走れない部分ですね。先ほどの一貴のトピックでも書いた通り、ベストタイムを見てもライバルより目に見えた遅れが生じている部分が、今回表彰台争いができなかった大きな要因ですね。
道のりは長いですが、期待はできると思います☆
マッサも開幕時から比べると、前向きなコメントをするようになってきましたし、特にライコネンのコメントなのですが、彼がチャンピオンをとった2007年時のコメントに似てきています。それだけ、マッサにしてもライコネンにしても、逆転する気満々でいるのが伺えます☆


もう一つの失速しているチーム「マクラーレン」ですが、こちらはレースによって浮き沈みが激しいようです。前回モナコから流れが悪くなりだした王者ハミルトン、今回も苦労のレースを強いられてしまいます。
まず予選から第1ラウンドでノックアウトというまさかの展開。ここはモナコと違いコースが広いので、決勝での逆転劇も可能なのですが、今回は逆転する勢いを感じられずに終わってしまいました。
ハミルトン、まだマシンの方向性が煮詰まっていない、“迷い”が感じられたレースでした。

この2チームには、早く復活してもらって、ブラウンGPの独走を止めて欲しいところですね☆




【次戦展望:次もバトンが大本命!】
7戦中6勝と、無敵状態のバトン。F1ファンのみなさんとしては、ベッテルをはじめとしたライバル達とのハラハラするような優勝争いを見たいと思います。しかし・・・残念ながら、次回のイギリスGPもバトンが負ける要素はほとんどありません。

理由は2つ!まず、バトンの母国「イギリス」ということ。以前BARホンダチームだった頃にイギリスに多く存在していた熱狂的ファン「バトンマニア」が今年復活し始めているとの情報も入ってきています。もちろん、母国のイギリスGP、昨年まではハミルトン一色でしたが、今年はおそらく“バトン一色”の応援スタンドになるかもしれません。バトン本人もイギリスGPでの優勝経験がなく、特に2004年はポールポジションをとりながらも、皇帝シューマッハに負けた悔しい思い出もあります。母国初勝利という大きな目標に向かって、今まで以上に気合を入れて挑んでくるでしょう☆

そして2つ目の理由が、イギリスGPの舞台となるシルバーストーンサーキットは、F1サーキットの中で5本の指には入る「ドライバーズサーキット」と言われており、ドライバーの腕の違い、さらにマシンの性能差の違いが“これでもか!”という程、ハッキリと差が出るサーキットです。そうなると、完成度が非常に高いブラウンGPのマシンに、走りの精度が高まっているバトンにとってはかなり有利な展開になると思います☆

しかし「ドライバーズサーキット」なので、ドライバーの腕で何かミラクルが起こる可能性も、あるかもしれません☆






いかがだったでしょうか?
今回も、気になったチームを中心に話題を取り上げて、「復習」という感じで詳しく見てみました☆一度見たレースの内容を振り返ってみたりすると、「ピット戦略ってこうなっているのかぁ☆」とか「このレースのポイントはここだったのかぁ☆」と新しい発見もできますし、今後レース観戦するときの「ヒント」にもなるかもしれません☆
これからも、みなさんのF1観戦のお手伝いができるように、このようなトピックを立てていければと思っています☆

また、分からない部分などがありましたら、遠慮なく質問してください☆
レースを観戦した感想も随時募集中です☆

コメント(11)

ケロックさん、いつもありがとうごさいますモータースポーツ またまた、バトントロフィーですね。バリチェロは、まさかのリタイアあせあせ(飛び散る汗) 中嶋は悔しかっただろうナァ〜〜次戦のイギリスGPは熱狂的なバトンの応援団も映るのかなぁTV 今から楽しみッるんるん
詳しい解説ありがとうございますexclamation ×2
疲れがあったせいかCM中に眠ってしまいレース結果が気になってたので知れてよかったですぴかぴか(新しい)やっぱりバトンでしたかぁ指でOK
いつも詳しい解説ありがとうございます。
去年まで苦労してきたぶん、車の調子が絶好調な今年はバトンに今までのうっぷんを晴らしてもらいたいと思います!!!!
頑張れ、バトン!
詳しい解説ありがとうございます。

今回はベッテルにかなり期待してたのでちょっとガッカリですが、
中嶋はかなり調子よかったですね。
ミスで順位を下げたけど、決勝レースでも実力を出せたという点では
次回が楽しみです。
バトンは絶好調ですが、同じチームメイトのバリチェロは、
運がないですねたらーっ(汗)

このままバトンが逃げ切りでチャンピオンになりそうな感じですねぴかぴか(新しい)
ケロックさん、いつもありがとうございます☆

ケロックさんの解説や雑誌で勉強して→TV自分なりに考えながら見て→また解説を読んで

と、理解が深まるにつれてますます楽しめるようになってきました!
ケロックさん、解説ありがとうございました手(パー)

スタートを見逃したら、バリチェロがすごい順位になっていてびっくりあせあせ(飛び散る汗)
そして...リタイアげっそり
F1は何が起こるかわからないですねたらーっ(汗)

カズキはもったいなかったですね〜あせあせ(飛び散る汗)

バトンには母国優勝して欲しいです揺れるハート
ケロックさんが注目するブラウンGPのストレートの速さは、
マクラーレンエンジンのパワーのおけげでしょうかグッド(上向き矢印)

1周目のバックストレート手前のターン9&10でトゥルーリが
ウェーバーに抜かれて表彰台圏内から脱落、ベッテルもバトン
に同じ場所で抜かれてトップから脱落していたのを見ると、
スピードにのるストレートに挟まれたターン9&10でのミスは
致命的なのだと思えましたがまん顔

イギリスではバトンとハミルトン、現役王者と王者最有力候補
どちらの英国人ドライバーの人気が高いんでしょうか。

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