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F1初心者の会☆コミュの08イタリアGPレースレポート(決勝結果あり)

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こんにちは☆管理人のケロックです☆
いつもF1初心者の会☆にご参加いただきありがとうございます☆

さて、イタリアGP!皆さんご覧になったでしょうか?
結構おもしろいレースでしたね☆

今回も、内容盛りだくさんになると思いますが、レースを振り返っていきましょう☆


【モンツァ版ゲリラ豪雨】
今回の舞台は、イタリア・モンツァサーキット。ストレートとシケインしかないコースレイアウトは、前回のベルギー以上の超高速サーキットとして有名です。さらに、ここモンツァは「フェラーリの聖地」として知られており、野球で例えると甲子園並み、それ以上というくらいのファンの声援が凄いところです☆
そのモンツァですが、レースが行われる週末は、珍しく豪雨が続きました。時折雷もなるほどの酷さで、フリー走行も何度か中断されたくらいです。



【史上最年少優勝の記録がまた更新された瞬間】
もちろん、予選も決勝も雨のコンディション。ここまでモンツァで雨のレースになるというのは、過去5年以上ない話です。上位チームも混乱が続き、予選ではトロ・ロッソのベッテルが初のポールポジションを獲得!2003年マレーシアGPでアロンソが作った史上最年少PP記録を更新する快挙でした!
逆にチャンピオン争いをするハミルトンは15位、マッサは6位、ライコネンは14位と後方に沈んでしまうのでした。

そして日曜日の決勝。雨量が多いと判断したFIAは、通常スタートではない、「セーフティーカー先導によるスタート」でレース開始を決定。スタート後はライバルが雨の中混乱している隙をついて、ベッテルが少しずつ確実に2位コバライネン以下にアドバンテージを作っていきます☆

そして、53周。一度もミスをすることなく、ベッテルは1位を守り抜き、21歳と73日という若さで初優勝!もちろん、アロンソが保持していた史上最年少記録を更新する快挙でした☆
今回のベッテルの見事なまでの初優勝、ポイントは三つありました☆


★★ポイント(1)「この優勝は予選から決まっていた!?」★★
今回、完璧といっていいような内容で勝利したベッテル。その要因の半分近くは、「予選」にありました!
公式予選第2ラウンド、開始直後にコースに出てタイムアタックを行ったのは、トロ・ロッソチームでした。この時上位勢は「待ち」の状態になっていました。開始直後は下位チームからタイムアタックを行い、セッション後半で上位チームがアタックに出る。この流れは今に始まった事ではありません。晴れでも雨でも後半になるにつれて、コンディションは良くなっていきます。そういう意味で上位チームは良いコンディションでタイムアタックをしたいため、「待ち」の状態になることが多いのです☆
しかし!今回のモンツァの予選第2ラウンドは後半になるにつれて、雨量が多くなっていいたのです!これでライコネンやハミルトンは脱落圏を脱する事ができず、第2ラウンドでノックアウトになってのです☆

ベッテルにとって、決勝でのライバルになるはずだった、ライコネンやハミルトンが後方に下がったことが、今回の勝利の大きな要因の一つだったと思います☆


★★ポイント(2)「雨マイスター、ベッテル」★★
二つ目のポイントは、「ベッテルは雨に強い!」ということです☆
雨の決勝となった今回のレースでも、滑りやすい難しいコンディションの中、ミスというミスを全くしませんでした。それだけ雨のコンディションでマシンをうまくコントロールできる能力をベッテルは持っているのだと思います☆
実際に今までの雨レースでも、ベッテルは驚異的な速さ、安定感を出しています☆
今年、彼はモンツァの優勝以外に5位という成績を2回残していますが、その2レースはモナコと前回ベルギーです。そう2つとも雨絡みのレースでしたね☆
あと、昨年の日本GP!土砂降りとなった富士でのレースで、一時3位にまで食い込む凄さを見せていたのを覚えていますか?あの時も表彰台が期待されていましたが、ウェーバーに追突してしまい、3位が水の泡に・・・ピットでヘルメットを被ったまま苦やし泣きしていましたよね☆
さらに、マニアックなデータになるのですが、2006年の日本GP(鈴鹿)。この時BMWの第3ドライバーとして金曜フリー走行に参加していたベッテル。この日も鈴鹿は酷い雨でした。しかし、その雨のコンディションを楽しむように積極的に走るベッテル!結果、シューマッハやアロンソとほとんど変わらないタイムでフリー走行を終えたのです!!

今ではあまり見られなくなりましたが、昔でいうアイルトン・セナやジャン・アレジ、ミハエル・シューマッハのように「雨に強いドライバー」というポジションにベッテルが入ってもおかしくないくらいの才能だと思います☆


★★ここがポイント(3)「3年後のワールドチャンピオン候補」★★
ベッテルがF1の世界に入ってきたのは2006年8月に行われたトルコGP。
世界中のF1ファン、そしてF1関係者に衝撃を与えたのが、当時BMWの第3ドライバーに昇格したばかりのセバスチャン・ベッテル(当時19歳)でした。
当時は、金曜フリー走行のみ下位チームは、レギュラー2人+第3ドライバーの3台体制でフリー走行に参加してもよいというルールになっていました。BMWはこのレースからベッテルを第3ドライバーとして起用し、金曜フリーに挑んだところ・・・
<2006F1第14戦トルコGP金曜フリー走行>
1位 セバスチャン・ベッテル(BMW)   1分28秒091
2位 フェリペ・マッサ(フェラーリ)    1分28秒164
3位 ジェンソン・バトン(ホンダ)     1分28秒506
  ・
5位 ミハエル・シューマッハ(フェラーリ) 1分28秒819
12位 フェルナンド・アロンソ(ルノー)   1分29秒741

フリー走行とはいえ、実際にF1グランプリの週末を初めて体験したベッテルがその日に1位タイムを記録するという快挙!この時、多くの関係者が「とんでもない新人が出てきた」「おそらく、将来はシューマッハの後継者になっていく人物になるだろう」と世界中から注目されるようになります!

2007年のアメリカGPでは、前戦カナダでのクビサの大クラッシュ後の代役としてBMWから参戦。初レースで8位入賞し、早速ポイントを獲得します。それからトロ・ロッソのレギュラーとして移籍し、現在2年目。彼の底力を見せるチャンスが、ここモンツァで訪れました。
スタートから常に1位をキープ。まだ21歳でF1レース経験も多くないベッテルにとっては、とてつもないプレッシャーだったと思います。いつハミルトンやライコネンといった大御所が追いついてくるか分からない。しかも足元は滑りやすい雨。ミスをすれば1位の座を誰かに明け渡すことになりかねません。
普通のドライバーなら、プレッシャーに押しつぶされ、後退していってしまいますが、この日のベッテルはそうではありませんでした。

とにかく抜群の安定感、切れる事ない集中力。ただ「荒れたレースで生き残った」のではなく、「ベッテルがレース展開を握り、ベッテルがコントロールしたレース」をこの21歳の未来のチャンピオン候補はやってのけたのです☆


このように、今回のレース、今回のベッテルの初優勝は「偶然」ではなく、色んな所に伏線があって、全てがうまくいって、さらにベッテルの実力が100%発揮されての優勝だったと思います☆




【2008チャンピオン争いはいよいよ1ポイント差!】
ベッテルの事ばかり語っていたら、かなり長くなってしまいましたね^^;
すいません^^;
チャンピオン争いのことも少しだけ触れておきましょう☆

ハミルトンvsマッサの一騎打ちに展開になってきた2008王座決戦!今回のレースでは、ハミルトンの15位スタートも影響して、マッサが1ポイント詰める形になり・・・
<2008ドライバーズランキング>
1位ハミルトン 78ポイント
2位マッサ   77ポイント
3位クビサ   64ポイント
4位ライコネン 57ポイント

となりました☆3位クビサもまだまだ逆転圏内ですが、問題は4位ライコネン。残り4戦で21ポイント差!本当に赤信号が点灯してしまう状態になってしまいました。単純計算で、ライコネンが残り4戦全勝しても、ハミルトンが全戦5位以下にならないとチャンピオンにはなれません!本格的に追い詰められてきましたね。

★★ここがポイント(4)「次で流れを作ったほうが勝ち!」★★
チャンピオン争いをしている、ハミルトンとマッサ。この状態だと、どっちが有利でどっちに流れがある、という話ではありません。全くイーブンな状態だと思います☆
「どちら側にも流れがないのであれば、流れを作ればいい・・・」
おそらく、次回のシンガポール、その次の日本(富士)で流れを作ったほうがチャンピオン獲得に大きく近づけると思います!!

その流れを作るのは、ハミルトンなのか、マッサなのか、それとも・・・・
残り4戦、本当に目が離せませんね☆





いかがだったでしょうか?
今回も、気になったチームを中心に話題を取り上げて、「復習」という感じで詳しく見てみました☆一度見たレースの内容を振り返ってみたりすると、「ピット戦略ってこうなっているのかぁ☆」とか「このレースのポイントはここだったのかぁ☆」と新しい発見もできますし、今後レース観戦するときの「ヒント」にもなるかもしれません☆
これからも、みなさんのF1観戦のお手伝いができるように、このようなトピックを立てていければと思っています☆

また、分からない部分などがありましたら、遠慮なく質問してください☆
レースを観戦した感想も随時募集中です☆

コメント(4)

予選は見ていなかったので、
決勝でテレビをつけると、一番前にベッテル!!
最初から、かなり驚きました。

全くミスすることなく優勝し、奇跡だぁ!と思ってましたが、
このレポートを読むと完全に実力だったんだと納得しました。
実はすごい人だったんですね。
ベッテルの初ポールトゥウィンを同じドイツ人のシューミはきっと喜んでることでしょうね。
世界トップクラスのレーシングドライバーらが毎年年末に集まって、国と個人の世界一を競い合う
レースオズチャンピオンズの2007年大会で、ドイツ組としてシューミと組んだのがベッテルでした。
決勝では彼の活躍で、かつてシューミを破ったコバのいる強豪フィンランド組を破って優勝しました。
この時、ベッテルはWRCカーで元WRC王者を、バギーカーで元大会王者のコバを破ってます。
ベッテルの勢いは、2004年にコバがシューミとWRC現役王者に勝った時のことを思い出しました。
F1でも強豪マクラーレンを駆るコバを抑えて優勝したのを見て、彼の実力は本物だと確信しました。
昨年のスーパールーキーがハミルトンなら、今年のスーパールーキーはベッテルで決まりですね!

レースオブチャンピオンズでのベッテルの活躍(実はこんなに凄い人です!)
動画
http://jp.youtube.com/watch?v=TsHs7HCzP5A
記事
http://jp.f1-live.com/f1/jp/headlines/news/detail/071217061308.shtml
ベッテルとトロ・ロッソのみなさん、おめでとうございます。
今回はやっぱりベッテル祝賀ムードですね。

で、ちょっと小ネタ(既に知ってる人は多いかもしれないですが)
ベッテルのアドバイザーはあのミハエル・シューマッハらしいです。
恥ずかしながら今日知りました(;^_^A
そして、ベッテルは雨天時の技術アップのために、
ゴーカートにスリックタイヤを履かせて雨天時の練習をしていたそうです。
まさにその努力が活かされた勝利だと思います。

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