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客家コミュの2006台湾客家博覧会

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昨日は台湾客家博覧会の最終日だったので、あわてて見に行ってきた。とても充実したすばらしい展覧会だった。

今回、この展覧会でいくつかの意外なことを知った。一番意外だったことは、今まで台湾で客家系住民の人口が一番多いところは苗栗か新竹だと思っていたのに、意外なことに台東が一番多くて、次が台中、その次が花蓮だった。また台中では大埔客家語が、雲林では詔安客家語が優勢であることがわかった。でもこの大埔客家語や詔安客家語はそれぞれ台湾客家語全体の1〜2%未満の使用人口しかいないこと、やはり圧倒的に四縣客家語の使用人口が多いこと(苗栗、桃園、屏東など)、次に海陸客家語(新竹、桃園、花蓮など)、その次に饒平客家語(桃園、苗栗など)と続くことがわかった。会場に来ていたお客さんが連れの人に詔安客家語は7割くらいがホーロー語に近い言語だと説明しているのを耳にした。また、大埔客家語は変わった客家語だよね!と話しているお客さんもいた。やはり四縣客家語や海陸客家語を話す人たちにとって大埔客家語の発音は奇妙なのだろう。と言っても僕が知っていることは客家という字をハッカでなくカッカと読むということぐらいしか知らないのだが。また中壢では四縣客家語と饒平客家語が使われていて、苗栗の桌蘭は饒平客家語と大埔客家語と四縣客家語が使われていることもわかった。

客家人といえば強烈な漢民族意識をもつことで知られている。特に元々は中国中原の正当な漢民族が中国の華南地域へ移住してきて客家人となったという伝説が信じられていることでも有名だ。でも実は最新の医学的調査、研究から中国の客家人や福建人、台湾の福建系住民、客家系住民の漢民族的特徴は極めて少なく、中国華南地域の少数民族とほぼ同じであるという結果が出ている。そして台湾の客家系、福建系住民は台湾原住民と共通の特徴も持つことが明らかになっている。また、台湾の福建系住民=ホーロー人と客家系住民の民族的違いはほとんどないこともわかっているそうだ。

僕にとって、とても以外であったのは、客家人が多く集まると予想されるこういったイベントでその最新医学研究の結果をちゃんと説明していたことだ。僕はてっきりそういったことは見せないで、うやむやにしておくと思っていたからだ。

会場に来ていたお客さん、老若男女問わず、多くの人が客家系の人たちだったようだ。そこらじゅうから客家語で話す声が聞こえていた。

子供のために客家語の教材を熱心に見る若い夫婦もたくさん見かけた。客家の伝統的芝居の映像を食い入るように見ているお年寄りたちもたくさん見かけた。台湾客家人の生活、事件、歴史がわかる大写真展も行われていて、写真作品の前で記念撮影する人も何人もいた。きっとその写真作品に移っている事件や生活、人物と関わりのある人たちなのだろう。

2006台湾客家博覧会=10月25日〜11月5日(台北駅ビル三階)

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