凪から引き継ぎました。
お題はひらがなの「より」でお願いします。
好きに使っていただいて良いですが比較表現としての「より」だと何となく嬉しいです。
子供よりシンジケートをつくろうよ「壁に向かって手をあげなさい」（穂村弘）
ルール
1：出題者が、お題を出します。
2：お題は、何でもありで面白そうなもの。50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3：出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。（一人一首のみ）
4：一週間以後、出題者が（独断で）もっとも素晴らしいと思った短歌を１つ選び、その選出理由を書き込みます。
5：次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。（新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」）
6：その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。
※2012年4月17日一部改定
（基本ルールに「特定の単語文字列を指定してください」を加筆）
お題はひらがなの「より」でお願いします。
好きに使っていただいて良いですが比較表現としての「より」だと何となく嬉しいです。
子供よりシンジケートをつくろうよ「壁に向かって手をあげなさい」（穂村弘）
ルール
1：出題者が、お題を出します。
2：お題は、何でもありで面白そうなもの。50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3：出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。（一人一首のみ）
4：一週間以後、出題者が（独断で）もっとも素晴らしいと思った短歌を１つ選び、その選出理由を書き込みます。
5：次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。（新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」）
6：その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。
※2012年4月17日一部改定
（基本ルールに「特定の単語文字列を指定してください」を加筆）
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コメント(56)
>>[5]
ここよりも地獄があるの 肉片となりたる人に問いかけられて
怖い。。字面が怖く、読み込むのに躊躇が起きますね。
そういう気分のときは勿論自分にもありますが、
ちょっと人に負担を強いる歌のように感じました。
肉片となった人に何を問いかけられたのか
そして主体は、その肉片を目の前にして、それよりも地獄があると言う
現世で肉片になるより地獄であるという事態をうまく想像できない。
主観では色々ありそうですが、他人が共感できる地獄ってあるのかな。
ここがうまく飲み込めず、ちょっと中二っぽい気分のほうに
想像が流れました。
でも、歌の調子はシリアスなので違うのだろうな。
ごめんなさい。ちょっと読みきれませんでした。
ここよりも地獄があるの 肉片となりたる人に問いかけられて
怖い。。字面が怖く、読み込むのに躊躇が起きますね。
そういう気分のときは勿論自分にもありますが、
ちょっと人に負担を強いる歌のように感じました。
肉片となった人に何を問いかけられたのか
そして主体は、その肉片を目の前にして、それよりも地獄があると言う
現世で肉片になるより地獄であるという事態をうまく想像できない。
主観では色々ありそうですが、他人が共感できる地獄ってあるのかな。
ここがうまく飲み込めず、ちょっと中二っぽい気分のほうに
想像が流れました。
でも、歌の調子はシリアスなので違うのだろうな。
ごめんなさい。ちょっと読みきれませんでした。
>>[12]
思い出になるより滴になりたくてすこし重たい雲のままでいた
ずいぶん難しい構造の歌のように読めています
�〇廚そ个砲呂覆蠅燭�ない
��滴になりたい
�Ｅ�になるため、重たい雲のままでいる
�△鬮�は打ち消している、そして「いた」という語尾には
主体性が含まれるので「（今は）滴にもなりたくない」という意図が読める
なにかに規定されてしまう何某かの状態にはなりたくなく
あるのままの今を、今の気分を維持したい。
堪能したいわけでも忌避したいわけでもなく、決められない。
わりと平坦なそういう感情が歌われているように感じました。
複雑で面白いですが、それだけに、この感情に
感動や共感は覚えにくいですね。。
ただただ自分の気持を正直に書いた歌のように感じられました。
だとしたらですが、個人的にそういう生真面目さはとても好きです。
思い出になるより滴になりたくてすこし重たい雲のままでいた
ずいぶん難しい構造の歌のように読めています
�〇廚そ个砲呂覆蠅燭�ない
��滴になりたい
�Ｅ�になるため、重たい雲のままでいる
�△鬮�は打ち消している、そして「いた」という語尾には
主体性が含まれるので「（今は）滴にもなりたくない」という意図が読める
なにかに規定されてしまう何某かの状態にはなりたくなく
あるのままの今を、今の気分を維持したい。
堪能したいわけでも忌避したいわけでもなく、決められない。
わりと平坦なそういう感情が歌われているように感じました。
複雑で面白いですが、それだけに、この感情に
感動や共感は覚えにくいですね。。
ただただ自分の気持を正直に書いた歌のように感じられました。
だとしたらですが、個人的にそういう生真面目さはとても好きです。
>>[14]
影よりもゆれやすいものにとらわれて目をそらせない六月の子は
六月の子が主体か、主体の観察対象かで読みがずいぶん変わりますね。
どっちとも読めるので迷いますが、
自分が面白く感じるのが主体の方なので、そちらで読みます。
「六月の子」は作者の幼い頃と読みました。
六月は雨の季節。ガラス窓についた水滴の向こうに見える街は
歪んで影よりも揺れやすいもののように見える。
後日、大人になって思えば、本当に揺れやすかったのは
目に見えた具象物ではなく、自分の心だったわけだけど。
そういう気持ちを抒情をもって書いた歌のように思いました。
まったく読み切れている自信はないですが、
まずもって叙情はいいですね。
読んでいて心がしっとり濡れた感じになりました。
影よりもゆれやすいものにとらわれて目をそらせない六月の子は
六月の子が主体か、主体の観察対象かで読みがずいぶん変わりますね。
どっちとも読めるので迷いますが、
自分が面白く感じるのが主体の方なので、そちらで読みます。
「六月の子」は作者の幼い頃と読みました。
六月は雨の季節。ガラス窓についた水滴の向こうに見える街は
歪んで影よりも揺れやすいもののように見える。
後日、大人になって思えば、本当に揺れやすかったのは
目に見えた具象物ではなく、自分の心だったわけだけど。
そういう気持ちを抒情をもって書いた歌のように思いました。
まったく読み切れている自信はないですが、
まずもって叙情はいいですね。
読んでいて心がしっとり濡れた感じになりました。
>>[16]
バレーよりラグビーだろとチャンネルをジャッカルするのが流行りらしいね
説明不要なほど分かりやすい歌ですね。
時事をうまく取り込んで説明しきった歌で、読みやすさもあり、
歌の面白さの一端がうまく表現されているように思いました。
・泰平の眠りを覚ます上喜撰たった四はいで夜も寝られず
社会科で習ったこの歌、なんだかずっと覚えてるんですよね。
下手すると好きな短歌より覚えてる。
57577にはそういう魔力があるように思います。
ここからはちょっと不遜な感想になってしまうのですが、
自分がこの歌で一番おもしろかったのは、この歌で歌われた現象が
すでに風化されつつあるという事実でした。
飽きっぽいのよくないですね。。自戒しかないです。。
面白い歌の投稿まことにありがとうございましたmm
バレーよりラグビーだろとチャンネルをジャッカルするのが流行りらしいね
説明不要なほど分かりやすい歌ですね。
時事をうまく取り込んで説明しきった歌で、読みやすさもあり、
歌の面白さの一端がうまく表現されているように思いました。
・泰平の眠りを覚ます上喜撰たった四はいで夜も寝られず
社会科で習ったこの歌、なんだかずっと覚えてるんですよね。
下手すると好きな短歌より覚えてる。
57577にはそういう魔力があるように思います。
ここからはちょっと不遜な感想になってしまうのですが、
自分がこの歌で一番おもしろかったのは、この歌で歌われた現象が
すでに風化されつつあるという事実でした。
飽きっぽいのよくないですね。。自戒しかないです。。
面白い歌の投稿まことにありがとうございましたmm
>>[30]
花の名を我より知りし子とおりて白くうすうい昼の月見る
「うすうい」に目が行きますね。個人的にこの歌を思い出しました。
・体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ
この「ゆひら」は幼さの現れとして書かれていますが、
提出歌の「うすうい」にも同じものを感じました。
歌の前段で我が子の自分を超えての成長を感じておられ
後半で、自分の反応を書いておられると読んだのですが、
この自分の反応のほうちょっと読みづらいなと思っていました。
それで手がかりにしたのが「うすうい」なのですが、
「うすうい」を起点に読むと、子の成長に安心した主体が
安心のまま、つかの間の幼児退行を楽しんだというふうに取れました。
我が子成長してるなあ、嬉しいなあ。あ、昼なのに空に月が出てる
子供の頃みて昼にも月が出るんだなって、なんか感動したことあったっけ、
それにしても「うすうい白」なんて淡々としているのだろう
くらいの感じでしょうか。
やや読み過ぎな気もしてますが、自分が感じたのは以上です。
上記まで正解だとしたらもう少しヒントがあっても良かったかもしれません。
花の名を我より知りし子とおりて白くうすうい昼の月見る
「うすうい」に目が行きますね。個人的にこの歌を思い出しました。
・体温計くわえて窓に額つけ「ゆひら」とさわぐ雪のことかよ
この「ゆひら」は幼さの現れとして書かれていますが、
提出歌の「うすうい」にも同じものを感じました。
歌の前段で我が子の自分を超えての成長を感じておられ
後半で、自分の反応を書いておられると読んだのですが、
この自分の反応のほうちょっと読みづらいなと思っていました。
それで手がかりにしたのが「うすうい」なのですが、
「うすうい」を起点に読むと、子の成長に安心した主体が
安心のまま、つかの間の幼児退行を楽しんだというふうに取れました。
我が子成長してるなあ、嬉しいなあ。あ、昼なのに空に月が出てる
子供の頃みて昼にも月が出るんだなって、なんか感動したことあったっけ、
それにしても「うすうい白」なんて淡々としているのだろう
くらいの感じでしょうか。
やや読み過ぎな気もしてますが、自分が感じたのは以上です。
上記まで正解だとしたらもう少しヒントがあっても良かったかもしれません。
>>[32]
好きよりは嫌いを好きになるらしい鬼柚子の皮あくまで厚く
短歌らしい短歌のように思いまして、好きでした。
前段の自己観察が面白いですね。噛み砕くと
「第一印象で好きだった物より、むしろ嫌いだった物のほうが、最終的に深く好きになるかも」
「好きと言い寄ってこられるより、嫌われてるかな？と思う人の方が、好きになる確率高いかも」
この2パターンくらいで読ませていただきました。
そして、このどちらでも、後半の具象の映像が吸収してくれるので
とても気持ちよく読むことができました。
鬼柚子の皮は不規則に凸凹してとても非工業的ですよね。
その様子が、この短歌の主体の自己分析
「ロジカルではなく感情に翻弄される人間らしさ」を
きちんと受け止めて、収斂していると感じたからです。
好き嫌いは本当にロジックでは動かないから
人間は難しくて面白いです。
格調の高い短歌のご投稿まことにありがとうございましたmm
好きよりは嫌いを好きになるらしい鬼柚子の皮あくまで厚く
短歌らしい短歌のように思いまして、好きでした。
前段の自己観察が面白いですね。噛み砕くと
「第一印象で好きだった物より、むしろ嫌いだった物のほうが、最終的に深く好きになるかも」
「好きと言い寄ってこられるより、嫌われてるかな？と思う人の方が、好きになる確率高いかも」
この2パターンくらいで読ませていただきました。
そして、このどちらでも、後半の具象の映像が吸収してくれるので
とても気持ちよく読むことができました。
鬼柚子の皮は不規則に凸凹してとても非工業的ですよね。
その様子が、この短歌の主体の自己分析
「ロジカルではなく感情に翻弄される人間らしさ」を
きちんと受け止めて、収斂していると感じたからです。
好き嫌いは本当にロジックでは動かないから
人間は難しくて面白いです。
格調の高い短歌のご投稿まことにありがとうございましたmm
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