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短歌点コミュの短歌点1110△お題「かげ」

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d_snowさんの「誕生日」のお題からバトンを頂きました、ひでと申します。

お題は、「かげ」。
平仮名で「かげ」でも漢字で「影」「陰」でも結構です。
夏は陰、冬は影が印象的ですね。
秋か深まり、影がだんだん長くなってきました。
皆さんのご投稿をお待ちしております。

夕焼けを浴びて二人の影が手をつなぐくらいの距離で歩いた
                 松村正直

街灯の真下をひとつ過ぎるたび影は追ひつき影は追ひこす
                 光森裕樹

ルール

1:出題者が、お題を出します。
2:お題は、何でもありで面白そうなもの。
  50題以前に出されたものであれば、既出のお題でもOKです。
3:トピック本文に「前回の出題者名」「前回のお題ワード」を明記してください
 (例:●●さんの「▲▲」というお題からバトンを受け取りました)。
4:出題者じゃない人はお題を詠み込んだ短歌を書き込みます。(1人1首のみ)
5:一週間以後、出題者が(独断で)もっとも素晴らしいと思った短歌を1つ選
び、その選出理由を書きこみます。
6:次のお題は、最優秀短歌をつくった人が出すことになります。
 (新トピックの番号は「自分が選ばれたトピック番号+5」)
7:その後は、みんなでワイワイ感想をかわします。
ーーー

※2012年4月17日一部改定
(基本ルールに「特定の単語・文字列を指定してください。」を加筆。管理人:ツトム)
※2022年3月9日一部改定
( ルールの3番として以下加筆。「トピック本文に『前回の出題者名』『前回のお題ワード』を明記してください(例:●●さんの『▲▲』というお題からバトンを受け取りました)」。

コメント(52)

おとこってかさばりますと言っている君より
君の影を覚えてる
影踏みと言うけど影は足の上 怒鳴るクレーム客に謝る
たくさんのご投稿、ありがとうございます。
〆切は12月10日(日)いっぱいとさせていただきます。
引き続き皆様からのご投稿をお待ちしております。
レントゲンの影を見せ来る先生の薄くなりたる後頭部見る
電飾のツリーの前を絶え間なく現れ消える顔のないかげ
たくさんのご投稿、ありがとうございます。
それでは本日12月10日(日)いっぱいで〆切とさせていただきます。差し替え、推敲など本日中によろしくお願いいたします。
真夜中のローソンからの帰り道二人っきりで影踏みしてる
あの人が閉める扉に「また来てね!」叫ぶ息子よ われ日陰草
夏陰に涼があるなら冬の人陰には暖を求める寝ざめ
それではこれで締め切らせていただきます。
たくさんのご投稿、ありがとうございました。
選歌までしばらくお時間をください。
皆さん、「かげ」のお題にたくさんご投稿いただき本当にありがとうございました。
それでは勝手な思い込みの感想を書いていきます。
今回もたくさんの読み間違いがあると思いますので、 皆さんのご指摘をいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
それでは。
[1] むらしんさん

アスファルトに灼きついたかげ消え失せたすべての営みそして明転

初めて読んだ時は広島原爆で地面に残った人影の事が浮かびました。が、あれはアスファルトではなく銀行の石段。もう一度、まっさらにして読み直します。
「消え失せた」が「灼きついたかげ」に掛かるのか、「すべての営み」に掛かるのか?それともどちらにもかかっているのか。
「明転」は調べました。演劇用語で、舞台の明かりを消さずに客が見える状態で場面転換することだそうです。
こうして見るとこの歌自体が演劇の舞台のように感じられてきました。
絶望的な表現の先。それは全て「明転」の先に隠されています。
「焼」ではなく「灼」の字を使っています。「灼熱」「 記憶に灼きつく」。
やはりこの歌は戦争を表現しているように受け取りました。
二句、四句、結句をそれぞれ体言止めとしていることで、この歌の世界が彫刻のように彫られているようです。
[2] とみいえひろこさん

影よりもわずか重たいクリームを手の甲に塗り込んで、秋です

もちろん影には重力はありません。にもかかわらず「影よりもわずか重たいクリーム」という表現には説得力があります。クリーム 独特の質感がそう感じさせるのでしょう。そんなクリームを手の甲に薄く塗り込んでゆく。四句、五句の句跨りが動きに流れを生むと同時に「、秋です」を浮かび上がらせます。
誰でもやっている日常的な行為を切り取りながら、秋の気付きを巧みに表現しています。
[7] @貴さん

嫌いではないよと云われ透き影のようなこゝろを浴びるしかない

「透き影のようなこゝろ」という趣のある直喩がこの歌の核だと感じました。
「嫌いではないよ」という言葉に含まれる相手の気持ち(こゝろ)。それはまさに漏れ出してくる淡い光のよう。
そんな「透き影のようなこゝろ」を主体はただ浴びるしかないのです。最後の「浴びる」が言葉としては「透き影」に対応する表現であることもさらに奥行きを生んでいます。
[8] 蜜柑さん

随分と濃い影ができ自覚より眩ゆい関係だったのですね

濃い影ができるということは、それだけ眩しく照らされていたということ。「濃い影」とは人が醸し出す影。それは心にぽっかりと空いた穴が造る影なのでしょう。
愛する人と別れた後に現れた「濃い影」によって、一緒にいた時間がとても眩ゆいものだったと気づく。光と影のメタファーがこの歌の中で、もう一つの仕掛けをかけられているような、そんな奥行きを感じさせます。「眩ゆい」という表現が付き合っていた時の関係をくっきりと浮かび上がらせます。
[12] ゆー@毎日酔っ払いさん

道を指す一縷の光鮮明に見せてあげれる影でありたい

子供でしょうか。恋人でしょうか。いずれにせよ大切な人がこれから進んで行く「道を指す一縷の光」。
その光になりたいのではない。その細い光を鮮明に見せるための「影」になりたいと主体は言います。この逆転が詩だと感じました。主体自身が光になるのではなく、影になることによって主体の役割を果たしたい。
影となって光を浮かび上がらせるような、そんな存在でありたい。そんな本物の愛を感じました。
[13] クンタ・キンテさん

おとこってかさばりますと言っている君より
君の影を覚えてる

「おとこってかさばります」
あまり肯定的なセリフには聞こえません。けれどなんとなくわかる気もするセリフです。
かさばるのは質量。君は主体の質量のことを問いますが、主体が覚えているのは、質量のない君の影。
君にとって「おとこ」は量的なものなのかもしれません。けれども主体にとって君は、質感のない、輪郭だけの黒い「影」なのです。
「君の影を覚えてる」を改行することでこの言葉が際立ちます。
[14] はしるさん

待ちまちて待ちくたびれることも知らず小春日和のかげろうふまでを

下句の「かげろうふまでを」がどうしてもそのままでは読み解くことができませんでしたので「かげろふまでを」として読みました。違ったら是非、教えてください。
どれだけ待っても待ちくたびれることがない。小春日和がだんだん陰っていっても。穏やかな秋の午後、一体何(誰)を待っているのでしょう。最初読んだ時、良寛さんが子供達とかくれんぼをして見つけられないまま、そのまま隠れ続けた話を思い出しました。いろんな読みができますが、私は優しい時間の流れを感じました。
[15] ナカノさん

影踏みと言うけど影は足の上 怒鳴るクレーム客に謝る
この歌でぼんやりと思い出しました。そういえば子どものとき影踏みしたとき、影を踏めずに足の上にあることを。そしてもどかしさを感じていたような。
その関係をクレーム客との関係に投影しました。どんなに理不尽だと思っても、結局こちらが下にあり、謝るしかない。
最近「カスハラ」という言葉も生まれましたが、 接客業のやりきれなさがにじみます。
[17] りりる♪さん

レントゲンの影を見せ来る先生の薄くなりたる後頭部見る

レントゲンの影を先生が説明している場面を切り取っています。 レントゲンの影の説明ですから深刻な場面のはずですが、この歌は先生の薄くなった後頭部にフォーカスします。確かに先生がレントゲンの説明をしている時、先生の後頭部がこちらを向くことになります。レントゲン写真と先生の後頭部。かすかなユーモアと人間の何気ない動作の確かな切り取り。いろんな空気が混在しています。
[18] 小竹陽さん

電飾のツリーの前を絶え間なく現れ消える顔のないかげ

電飾のツリーの前を行き交うのは表情に溢れた人ではなく、「顔のないかげ」です。電飾のクリスマスツリーの前を行き交うのは、明るい人たちなのかもしれません。いや、町が明るい空気をまとっているのかもしれません。けれど主体が見続けているのは、人ではなく影。顔のない影をずっと見続けている。
町の明るい演出とは裏腹に、影にはそこを行き交う人の、本当の姿が現れているのでしょう。
喧騒の深淵を感じました。
[20] ダゼットさん

真夜中のローソンからの帰り道二人っきりで影踏みしてる

恋人同士でしょうか。「真夜中のローソンからの帰り道」影踏みするのはローソンの明かりからは離れた街灯の灯りなのでしょう。
三句切れの安定した歌のように感じました。
「二人っきりで影踏みしてる」が「真夜中のローソン」と呼応して深夜の空気を感じさせます。
[21] ジョズエさん

あの人が閉める扉に「また来てね!」叫ぶ息子よ われ日陰草

この歌から感じられたのは、認知をしていない父親が息子に会いに来て、子供が無邪気に父親を歓迎する。
その姿を見て 一人でその子を育てている母親がたまらぬ気持ちになる、という世界でした。ひょっとすると別れた夫かもしれません。
結句の「われ日陰草」が切ない心情を醸し出します。
[22] おこげさん

夏陰に涼があるなら冬の人陰には暖を求める寝ざめ

夏の陰がつくる涼しさにしばし助けられます。その真裏の感覚「暖かさ」。寒い冬の朝。目覚めてすぐ隣の人陰に安らぐ。そこに求めるのやはり暖かさ、ぬくもりです。下の句は隣に眠る人と読みました。
「夏陰に涼」と「人陰には暖」を対比した事により、人陰の暖かさがより感じられます。
たくさんのご投稿、本当にありがとうございました!
では、私のお気に入りを五首、選ばせていただきます。

[1] むらしんさん

アスファルトに灼きついたかげ消え失せたすべての営みそして明転

[2] とみいえひろこさん
影よりもわずか重たいクリームを手の甲に塗り込んで、秋です

8] 蜜柑さん
随分と濃い影ができ自覚より眩ゆい関係だったのですね

[12] ゆー@毎日酔っ払いさん
道を指す一縷の光鮮明に見せてあげれる影でありたい

[15] ナカノさん
影踏みと言うけど影は足の上 怒鳴るクレーム客に謝る

それでは次点と最優秀です。

まず次点です。
8] 蜜柑さん
随分と濃い影ができ自覚より眩ゆい関係だったのですね

もう一つの読みとして「だったのですね」の表現から他者に対する歌とも受け取りました。別れた恋人でしょうか。その人に生まれた「濃い影」。そこから二人が付き合っていた時の 眩しさがくっきりと浮かび上がってくる。歌 全体、寄り添うというより少し突き放した空気がライトな味わいになっているように感じました。
素晴らしい短歌をありがとうございました!


そして最優秀はこちらです!
1] むらしんさん
アスファルトに灼きついたかげ消え失せたすべての営みそして明転

読めば読むほど重く迫ってきます。人生の中で起こった絶望だとしても、あるいは戦争だとしても、それら全てが結句「明転」になだれ込むようです。この「明転」が暗示するもの。「暗転」ではなく、「明転」。今までと地続きで、今の現実から変わる。
「そして明転」の言葉の中に込められたメッセージが読む人ごとに響きそうです。
むらしんさん、素晴らしい短歌をありがとうございました。
是非 バトンを受け取ってください!

皆様、お題「かげ」にたくさんご投稿頂き、本当にありがとうございました。後はワイワイガヤガヤで盛り上がっていただければ嬉しいです。
d_snowさん、この度は貴重な機会を与えていただいただき、ありがとうございました。
>>[40]

選歌と講評ありがとうございました。サクサクと小気味いい批評とオールアップまでの手早さ、流石の技を感じます。お題も想像が広がる良いお題じゃなかったかとひそかに思っています。

そしてそして、最優秀に選んでいただき、誠にありがとうございます!
ひと足早いX'masプレゼントになりました。マジ、嬉しい。最近ずっと取れてなくて、年内は無理かなぁと思っていたのですが、これで思い残すことなく年が越せます。

出したいお題は頭にあるので、確認のうえ、一両日中にはバトンをお繋ぎしたく存じます。それから、また、お気に入りなど改めてワイガヤへも参加させてください。取り急ぎ、御礼まで。
>>[40]
講評と選歌、お疲れ様でした!
最近なかなかわいわいに参加できずにいて、もどかしさと申し訳なさとに埋もれてますが、短歌点は時間の合間に読んでます。
ひでさんの講評も、数回に分けて読ませていただきました。
ひでさんの講評はほんとにいつも読みやすくて、歌に対する真摯な心向きを感じます。

私の短歌を次点にあげていただきありがとうございます。
いい感じに短歌だけを思って向き合う時間が最近取れていなくて、それでも短歌点にだけは参加していたいなぁという思いで投稿しています。
なので、今回の次点はエールをいただいた気分です。
読みは、はじめに読んでくださった内容が私の詠みたかったものでしたが、歌意として後者もありだなぁと思いながら投稿をしたので、その両方に触れてくださって、もういう事なしです。笑

ひでさんには他のトピでもお気に入りにいくつかあげていただいてましたのに、お礼もお返事も失礼していて申し訳ありません。
ちゃんと文字にしてお伝えしなくては、という気持ちだけじゃなく、文字にするべきですね。

改めてお疲れ様でしたとありがとうございました、を。


>>[41]
最優秀おめでとうございます!
私も今回はむらしんさんが最優秀と確信していました。
力のある短歌だなぁと感じ入ります。

ひでさんも書いておられましたが、暗転ではなく明転としたことがこの短歌を強く成功させていると感じました。
そこにかげができるという事は、そこには営みがあるということなのだ、という事に今更ながら胸を突かれ、かげを隠してしまう暗転ではなく、新たにできるかげが新しいはじまりを連想させ、人に対してなのか、命に対してなのか、自然に対してなのか自分でも混沌としながらも、ただただ逞しさとは美しいと感じました。
むらしんここにあり、と感じる短歌でした。

その他のお気に入りは、とみいえひろこさん、クンタ・キンテさん、@貴さんでした。
>>[41]

バトンを受け取っていただきありがとうございました!またねぎらいの言葉も本当にありがとうございます。そう言ってもらえたら、とっても嬉しいです。
一足早いクリスマスプレゼントになって良かったです(笑)
一足早いといえばバトンのつなぎ、一両日どころか1時間後にはトピを立ててるじゃないですか!
二足、いや、三足はやいです(^^)!
改めて お声掛けいただきありがとうございました!
>>[42]

心のこもった ねぎらいのお言葉、本当にありがとうございます。
そんなふうに言っていただけると頑張って感想を書いたことが報われます。
蜜柑さんの投稿歌に、もう一つの読みも書いて良かった(笑)
また、今までのお気に入りのお礼までいただき、感謝します。とてもお忙しくされているようですが 、くれぐれもご無理ないようにしてください。
また村 新さんのお歌への感想もありがとうございました。とても深い読みだと感じました。
改めてありがとうございました。
>>[42]

村 新さん、もとい、むらしんさんです(^_^;)
むらしんさん、ごめんなさい…
>>[47]
お返事ありがとうございます!
いろんな読みが出来ますが、とても味わいのある短歌でした。
ご投稿ありがとうございました。
あらためまして、ひでさん、選歌講評ありがとうございました。
歌のポイントを押さえた簡潔かつ的確な読み取りと、それぞれの歌に対する肯定的な姿勢はとても清々しく、勉強させていただきました。
自分の歌への過分な評価もいたみいります。「かげ」といえば世界一有名な原爆のかげ、だけど石板じゃインパクトないから多少フィクション入れて…、と構想した通りに読んでいただいて、作者冥利につきます。

>>[43] 蜜柑さん

ご祝辞ありがとうございます。
最近、自分の歌の自分らしさって何だろう、とドツボにはまっていたのですが、蜜柑さんのコメントに「むらしんここにあり」と書いていただいて、久々に自分っぽい歌が詠めたのかな、と思いました。蜜柑さんの歌みたいに、常にらしく詠めるようになりたいものです。

そして、お気に入りは、おこげさんの

夏陰に涼があるなら冬の人陰には暖を求める寝ざめ

でした。
おこげさんは、詠むたびに新しい何かに挑戦しているような気がして、この歌もちょっとひねってある感じがただの対比ではない感じで頭に残りました。たぶん「求める」っていう動詞を持ってくるところとか、「寝ざめ」という場面の設定とかが効いているんだと思うんですけど。上手く言えないんですけど、スンナリ書いてないところが逆に新鮮で良かったです。

その他は、選者さんとかぶりますけど、ナカノさんと蜜柑さんの歌が気に入りました。
遅ればせながら
ひでさん、ご講評と選歌お疲れさまでした。

平明な言葉で丁寧に解き明かそうとされる姿勢と、一首あたりの分量から感じられる短歌への熱量に、感服しきりながら拝読しました。

しかし、歌に詠まれる言葉をただ表面的になぞるだけの感想ではなく、言葉の裏に隠された意味・それが示唆するものを的確に掴んで、作意を追究される客観的な視座もあって、勉強させていただきました。
(たとえば[29]コメの「濃い影ができるということは〜」や、[35]コメの「町の明るい演出とは裏腹に〜」など)

拙歌への評もありがとうございます。


むらしんさん
最優秀おめでとうございます。

■アスファルトに灼きついたかげ消え失せたすべての営みそして明転

戦争や自然災害などをテーマとした作品には、被害の悲惨さや抑止のための行動規範を考え想像する力を養うといった、後世に残すべき“語り部”としての役割があります。この歌においても、眼前の不測の現実から目を背けずただその事実を事実のまま(感情表現を交えず)詠み切ったところに、とても意味のある歌の深みを感じました。

「明転」が演劇用語ということで、歌全体が劇(この歌の場合、「悲劇」でしょうか)の舞台の様相を呈しています。
その言葉は人影のみを遺したピカドンの強烈な光と熱の暗示でもあるのでしょうが、舞台装置や俳優の動きを明示することで時間の経過を表現する「明転」という言葉は、何かこう、戦後復興の日本の未来・行く末をも内包しているようなにおいを感じ、そこに一縷の救いを見出せたのが良かったです。


お気に入りは後ほど。
>>[50]
ご丁寧なねぎらいのお言葉、本当にありがとうございます。
思い込みたっぷりで書いた私の感想に対して、過分なお言葉を頂き、恐縮しますとともにお心遣いに感謝します。

またむらしんさんの投稿歌への歌評もありがとうございます。@貴さんの文章を読ませていただき、さらに むらしんさんの短歌を深く味わうことができました。

お気に入り、楽しみにお待ちしております!
以下お気に入りです。


■アスファルトに灼きついたかげ消え失せたすべての営みそして明転(むらしんさん)

「かげ」のお題で原爆の人影にあえて発想を飛ばし、負の歴史と忌避せずそのテーマと正面から向き合われたのが、戦争の記憶を風化させない道義心だと思いました。歌の構成としては三段切れなんですが、そのぶつ切り感が情感の流れを遮断し、淡々と述べた実景が重く残酷に圧しかかってくる仕組みなんですね。だからこそ、最後「そして」の転調から「明転」の着地に救われるというか。うまく言えないですけれども。

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