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エリザベス1世あれこれコミュの3)母親

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エリザベス1世の母親、アン・ブーリンは、キャサリン王妃の侍女でした。。

姉もおなじく王妃付き侍女で、ヘンリー8世の愛人だったようです。
「ブーリン家の姉妹」という映画(と原作小説)では「妹」になってましたけど。

アン・ブーリンは、キャサリン王妃に仕える前はフランス王宮にお勤めしていました。
フランスはフランソワ1世時代。
ヘンリー8世と同じく女好きで知られた王様で、
王宮には「ただそこにいて笑ったり食べたり踊ったり」するための美女がたくさん雇われていたそうです。

帰国したアンは、王妃付き侍女の中でも服装のセンスがよく、話術がたくみで、
「絶世の美女」でも「肉感的」でもなかったけれど、人をひきつけたそうです。
フランス宮廷で磨かれた結果なんでしょうね。

ヘンリー8世がこの魅力に気付かないわけはありません。
数年にわたり、何度もアンに言い寄ります。
でもアンは、姉のように簡単になびかないどころか逃げ回るのです。

王様の誘いを断るなんて…と一番ショックを受けたのは王様自身でした。
美男子でスポーツ万能でモテモテ、と言われたヘンリー8世は
もしかしたら「誘ってもなびかない女」ははじめてだったのかも知れません。

それでますます、夢中になってしまったのでしょう。

じらせるだけじらせておいて、アンが出した条件はこれです。
「自分と正式に結婚してください」。
…「結婚しないとセックスさせてあげない」という意味ですね。
この手段、こんな昔から使われていたなんて驚きです。

最近の女の子は「セックスさせてあげないとカレシに捨てられる」とか言って
自分を安く売り渡して結局やっぱり捨てられてしまうみたいですけど、
アン・ブーリンを見習ったほうがいいかも知れません。

ヘンリー8世は、法王に掛け合って無理に成立させた結婚を、
これまた法王にかけあって「神の意志に逆らった、認められない結婚」であったことにしてしまいます。
理由は「兄弟と結婚していた女だから」。
「(兄との間には)成立していなかった」はずの結婚を、今度は「成立していた」ことにしたのです。
無理に離婚してカソリック本部となんだか気まずくなったヘンリー8世は
「国王至上法」(首長令)を作ってカソリックと宗教的にも「離婚」してしまいます。

なんかもう、めちゃくちゃ(苦笑)。

欲しいもののためなら手段を選ばない、というアンの性格は
(ヘンリー8世もそういう性格ですね。)
娘のエリザベスに遺伝して、大英帝国の基礎となったのではないでしょうか。
アンのたったひとつの計算違いは、一度離婚するような男はまた離婚する、ことを
見抜けなかったことでした。

1533年に王妃となり、同年エリザベスを産んだアンは
その後なかなか妊娠できず、やっとできた男子を早産で亡くします。
この死産が、彼女の「王妃」の地位に事実上の終止符を打ちました。

宮廷音楽士やいとことの「不貞」を理由にアンが告発され、
死刑になったのは1536年のことでした。

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