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Contemporary Art of KOREAコミュの世界人ナムジュン・パイク-世界都市仁川

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[左:展覧会イメージ]
[中:ボイス/ヴォイス Beuys/Voice 265×188×95cm 1990]
[右:M 200/ビデオ・ウォール M 200/Video Wall_330×960×50cm_1991]



世界人ナムジュン・パイク-世界都市仁川
Nam June Paik Exhibition: Global Man - Glocal City
2010 仁川 Tri - bowl 竣工記念特別展

2010年4月23日〜2010年7月18日 / 月曜日休館


主催:(財)仁川世界都市祝典
主管:レイニアグループ、(株)ワールド企画
後援:ポスコ建設、ハンファ建設한화
協力:ベストウエスタンプレミア松島パークホテル、
仁川大学
企画:f a z i
Director/Curator_ムン・イニ(アイリス・ムーン)
入場料:一般 成人/5,000ウォン、大学生/3,000ウォン、
小·中·高校生/2,500ウォン
団体 成人/2,500ウォン、大学生/2,000ウォン、小·中·高
校生/1,500ウォン
開館時間10:00am~06:00pm / 月曜日休館(閉館45分前まで入場
可能)

トライ-ボウル Tri–bowl
仁川市延寿区松島洞24-6番地
Tel. +82.32.831.2133
http://www.njpicn.com/


仁川は韓国の代表的な広域市にして、現在国際化という大きな話題のもとに、未来国際都市として成長しつつある。韓国最初の経済自由区域として指定された 松島国際都市から韓国が産んだ世界的メディアアーティスト、ナムジュン・パイクの展覧会をTri-bowl竣工記念特別展として開催する。

2009仁川世界都市祝典を記念し竣工され、松島国際都市の新たな文化空間として披露されるTri-bowl(建築家ユ・ゴル、アイアーク建築士事務所)は、仁川の'空(空港)', '海(港湾)', '地(広域交通網)'を象徴すると同時に仁川経済自由区域である'松島(ビジネス)', '青蘿(レジャー)', '英宗(物流)'の意味を内包し、長方形の水耕(reflecting pond)上に浮かぶ展覧会・公演空間として立体的曲線の軌跡に沿って動きながら鑑賞することのできる特徴を持っている。
さまざまな芸術分野を融合させた複合的空間を備えたTri-bowlで、ビデオとTVというテクノロジー媒体をインスタレーション、パフォーマンスとともに解いたナムジュン・パイクの作品世界を効果的に見せることを期待して、仁川を訪問するすべての人々により多様な文化的体験を可能にしようとする。
このように世界のいたるところで活発な作家活動を行なったナムジュン・パイクのグローバルな思考とビデオアートの創始者としての先駆的な面は、仁川と松島国際都市が追求するグローバル都市としての国際的で未来的な理念と符合していると言える。


本展では、ナムジュン・パイクの60年代初期から90年代初めまでの作品世界を通じ、彼の想像力とビジョンが文化、芸術、さらには人類社会に及ぼした影響力を振り返る。
何よりも彼は60年代から世界の様々な都市に渡り、アバンギャルド的な生を生きたグローバルマンとして、現在グローバル時代を生きている我々にとって好例となったと言える。彼は人生をテレビ(テレ-ビジョン – 大きく見る)でもってテレビに関するアートワークを展開し、伝統芸術の範囲の中に本人を限定させず、アジア人特有の東洋的思想と本人の価値観を土台として、急変する時代の政治、文化、社会的な観点を美学的な観点に接続させ、グローバル社会に存在する人間のアイデンティティ(identity)と位置(position)に対する概念を遊戯的に解き明かす。


全40余点の多様な作品で構成されている本展には、2点の大型ビデオ装置作品と、10余点のビデオ彫刻、絵画、ドローイング、写真家のイム・ヨンギュンが撮影したナムジュン・パイクのパフォーマンス写真12点とシングルチャンネルビデオ作品9点等を披露する。
Tri-Bowl内部公演ホールの舞台に設置されている本展のハイライトである「亀」は、166個のTVモニターを使った縦10m/横6mに及ぶ、超大型ビデオインスタレーションである。
「亀」とともに大型ビデオ設置作品の1つである「M 200/ビデオウォール」は、94個のTVモニターで作られた巨大なビデオの壁で、ジョン・ケージ、ヨーゼフ・ボイス等の映像が見られる。
各々のTVモニターの映像が1ヵ所に集まり作り出す動きは、巨大なデジタル絵画は大型ビデオインスタレーションの白眉であると言える。
ナムジュン・パイクの芸術的パートナーであったドイツアバンギャルド作家ヨーゼフ・ボイスを形象化した「ボイス/ヴォイス(Beuys/voice)」をはじめとして、前衛音楽家でありパイクの作品においてパートナーであったシャーロット・ムアマンのパフォーマンスが行われた「TVベッド」、シャンデリアとTV、自然素材をともに使い新しいコラージュ方式を示した「シャンデリア」シリーズ等のビデオ彫刻作品も、見ることができる。
パイクの肖像(portrait)とも言える4点の「ネオンTV」シリーズは、TVオブジェとして、詩的で感傷的な雰囲気を醸し出しており、「ボイス/ヴォックス(Beuys/Vox)」では小道具、版画などで構成された空間演出を見ることができる。
また、公演ホールの大型スクリーンを通し、多様なシングルチャンネルビデオ作品を鑑賞することができる。


パイクの他界以降、韓国でも多様な形態のパイク関連展覧会が多く開かれ、それを通しパイクの作品に触れた人々もかなり多いだろう。
それにも関らず、同じ作品も展示する脈絡、場所によって多様に解析できることを考えてみるとき、本展は観客らに一味違う経験と思考を提供できるものになっているだろう。
展覧会が開かれるのが未来都市・国際都市としての跳躍をしようとする仁川、松島国際都市という点と展覧会・公演のために設計された新たな形態の建築物という点などは、単純な視覚的な刺激を越え、作品と空間とコンテクストが互いに交わり独特なアイデンティティを表しているという意味を見ることができる。
韓国文化形成期から文化的交流の重要な役割をしていた仁川に20世紀グローバル文化界の代表的なアイコンとして、また世界人として誇るべき韓国人であるナムジュン・パイクと彼の作品を愛し守ろうとする同胞企業家の意志を通じて、Global Exchangeの意味とパイクが予測したデジタルグローバル時代に生きる我々のGlobal Koreanとしてのアイデンティティ、Glocal Cityとしての仁川が目指すべき地点を探る機会を提供するであろう。
つまりこれがGlobal Man・パイクとGlocal City仁川の出会いが注目される理由である。 “芸術家の役割は、未来を考えること”というパイクの言葉のように、視空間を超越し作品の中に盛り込まれている彼の革新的なビジョンを追跡してみることも、ビデオアートの先駆者・ナムジュン・パイクを知る良い方法であろう。

ムン・イニ(アイリス・ムーン)

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