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Contemporary Art of KOREAコミュのトランスレーション/シン・ミギョン/国際(クッチェ)ギャラリー

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左から
<トランスレーション-ギリシャ・アルカイック彫像>
京畿道美術館プロジェクトインスタレーション場景,2009,石鹸,
各像サイズ(左から) 51 x 46.4 x 182[h]cm, 62.5 x 62.3 x 207.5[h]cm, 42.3 x 35 x 136[h]cm

<トランスレーション–ヴィーナス(Translation-Venus)>
京畿道美術館のトイレへの設置場景,2009,石鹸,サイズ45.5 x 42 x 67[h]cm
写真: ソ・ヨンドン


<トランスレーション-ガラス瓶 (Translation – Glass Bottle)>
今個展で初公開.2009,
各像サイズ(左から) 17.5 x 17.2 x 31[h]cm, 33.2 x 23.8 x 44.2[h]cm, 25,7 x 25.3 x 34.7[h]cm, 23.7 x 23.4
x 51.3[h]cm, 20 x 19.5 x 24.3[h]cm, 25.4 x 22.7 x 60.8[h]cm
写真: ソ・ヨンドン

写真はすべて国際ギャラリー提供



アーティスト: シン・ミギョン (1967-)
タ イ ト ル: トランスレーション
日  程: 2009年 11月 19日(木) - 12月 19日(土)
場  所: 国際ギャラリー 本館 1, 2階 (問合せ: 82-2-733-8449)
開館時間: 月曜日-土曜日: 10am-6pm, 日曜日: 10am-5pm


http://www.kukjegallery.com/


アーティスト: シン・ミギョン (1967-)
タ イ ト ル: トランスレーション
日  程: 2009年 11月 19日(木) - 12月 19日(土)
場  所: 国際ギャラリー 本館 1, 2階 (問合せ: 82-2-733-8449)
開館時間: 月曜日-土曜日: 10am-6pm, 日曜日: 10am-5pm


http://www.kukjegallery.com/



Meekyung Shin- Translation

現代美術家シン・ミギョンの個展が来たる19日から1カ月間国際(クッチェ)ギャラリー本館で開かれる。本展は石鹸で作られたギリシャ彫刻像をはじめとして韓国・中国スタイルの陶磁器40余点が展示される。今回の展覧会は、シン・ミギョンの多彩な石鹸彫刻の世界を多様な角度で鑑賞できる機会となる。 展覧会の見どころは去る8月から約100日間京畿道(キョンギド)美術館で初公開したプロジェクトが含まれる点といえる。

このプロジェクトは、石鹸で製作された3つのギリシャ青年の裸体立像と2つのヴィーナス彫刻像で構成されている。大理石で作った西洋の典型的な古代ギリシャ彫刻像を、永遠でないものの代名詞としての石鹸を使って製作し野外と室内に設置した後、大理石彫刻が気の遠くなるような年月を経てその様相をたたえるはずの「“遺物”化」を超高速で起こさせる作品である。
作家はロンドンとソウルに住み、古代の遺物と彫像などを石鹸で再現するアートワークを通じ彫刻の伝統的な概念を再解釈してきた。今回のプロジェクトも同じ脈絡で進行されたが、野外に放置し、自然現象によって遺物化されて行くというのは初めて試図されたことである。


これと共に、観客は国際ギャラリー内に展示された全8点のギリシャ彫刻像を比較してみることができる。しかしこのうち4点は一定期間京畿道美術館の水場を含む野外で風と雨に打たれ、自然に擦り減り遺物のようになった彫像であり、他の4点は遺物化プロセスを経なかった、原本に近い彫像に彩色を施した作品だ。 また展覧会場内にはトイレに置かれ遺物化の過程を経た石鹸ヴィーナス像が展示されており、展覧会場の外にあるトイレには、観客らが手を洗う際に使って彫像の摩耗プロセスに直接参加することができる作品が配置されている。置かれた場所、期間、直接手をこすり合わせた観客によってそれぞれの作品は唯一無二の独特さを持つことになる。

このようにシン・ミギョンの作品は結果自体を製作するのではなく、特定の場所に置かれ使われて、すりへっていくプロセスを通じ、場所性と歴史性を持つことによって完成される。これは博物館に置かれている遺物の意味と価値に相通ずる脈もある。まるでパルテノンに立っていた石柱が作られた時のその石柱の意味とは異なり、パルテノン神殿に置かれて数千年間雨に降られ待ちぼうけを食わされた結果歴史的価値生まれたのと同じである。

遺物化プロセスというのは、時間が作った価値を観念として受け入れることを直接体験する行為である。石の彫刻が数千年の歳月によって、あたかも石鹸のように擦り減っていく。そしてそれはその歳月の中において歴史性を持つようになる。言ってみれば数多くの世代に会うことになって他の方式で読まれることになる。例えばギリシャ彫刻は本来全体を彩色されたものだったが、時間によって色がすべて消されてしまった。ローマ時代には白い単色の大理石で再現されもし、後代の人々は永らくギリシャ彫刻は白色であると信じてきた。これは同じ芸術作品であるが、時代ごとに新しく異なって解釈されることとも同様だ。時間が経過し環境が変わり世代が変わったために、作品が以前と違った新しい意味を帯びるためだ。

批評家ジョン・ラッセル(John Russell)はこれに対し「私たちが今週に見たものは週が明ければ違うように見えるはずだ」と表現したことがある。シン・ミギョンはこのような過去と現在、空間と場所、個々の言語の間の埋めることのできない間隙が作る文化現象に対し関心を持つ。 そしてそれに対する人々1人1人の経験を記録する。
今展覧会は、国際ギャラリーで11月19日から12月19日まで約1ヵ月間開かれる。


○作家紹介
シン・ミギョンはソウルとイギリスのロンドンに住みながら制作しているアーティストである。ソウル大学校彫塑科と同大学院を卒業した後にイギリスに渡り、ロンドンのスレイドスクール・オブ・ファインアートを卒業した。彼女は多数の個展とグループ展を経て国内外に作品を発表しており、2004年と2007年にはイギリス大英博物館における展覧会の初代アーティストに選ばれ、その際現代的脈絡で解釈されたギリシャ-ローマ彫刻の形態をした作品を発表した。

大英博物館での初展覧会を行った2004年には作家自身の塑像を直接製作するパフォーマンスを見せたことがあり、2007年には韓国館の代表的な「遺物」である壷の代わりに石鹸で作られた壷を発表し、彫刻に対する新しい反響を呼びおこした。シン・ミギョンは今日の芸術作品の材料としては使われたことのなかった材料である石鹸でもって、芸術史を探る。そこでは石鹸は、あたかも各言語間の間隙、文化圏間の間隙のように非言語権にある空間の言語のようなものである。加えて、彼女は既存の伝統的彫刻作品-アフロディーテから仏像、さらに東洋陶磁器に至るまで多様な作品を素材とし、伝統だと定義された彫刻の概念を再解釈する。

石鹸のアートワークのきっかけは、ロンドンに初めて渡った作家シン・ミギョンが、なめらかな西洋の白い大理石と石鹸の質感が似ているという事実の発見であった。博物館で見た古い石像などはあたかも石鹸のようにすりへっていたし、「永遠」は人間の生涯の長さと関係があるのであって、意外に永遠ではないという既存価値に対する疑問から始まったのだった。このような見解を個人のアイデンティティとつなげて解釈し始めた。そして石と石鹸の根本的な差を東洋と西洋、過去と現在、優性と劣性などの既存価値と競うきっかけを投げかけてもいる。

コメント(4)

クッチェ、行けるかもです。
情報嬉しいです。
国際ギャラリーから出ているプレスリリースを訳しました。
面白いです。 有り難うございます。
そうだったのかと感慨深いです。

実は、国際ギャラリーでは何の事だか全く分からず
ガラスで中国陶器を表現してるんだよなあ...?って
じゃあ、この彫刻は何だろう...?????
だけで帰って来てしまっていました(苦笑
意味不明に終わらず、よかったです。

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