ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

ブックトークオフ――読書会コミュの★オフ会レポート第2部 第15回ブックトークオフ 2010.12.4

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加



★オフ会レポート第1部 第15回ブックトークオフ 2010.12.4
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=58638733&comm_id=4501801

上記トピックの続きです。まずは「第1部」を読んだ後に、このトピックをお読み下さい。




.(第2部)





.【6】 本の集合写真


 このところオフ会レポートを書いていて思うことがある。「オフ会レポートって必要ないんじゃないか」と。どうしてかというと、写真がいいからだ。

 本の集合写真は、飽きることなく楽しんで見ることができる。ただ、本が並んでいるだけなのだが、この中に深い物語を感じたりする。特に今回は、その場所が良かった。通常の大人数のスペースでないところに席をつくってもらったこともあり、空いているスペースがあった。これが居酒屋などのスペースだと鞄を置く場所も無かったり、なんてことがよくある。

 幸いに、空いている椅子もあり、そこに17人の本を並べた。特に今回は大型の本が多かったようにも思う。椅子の背もたれを利用することにより、いつも以上にいい集合写真になっていたように思う。公園のベンチで本たちが仲良く日向ぼっこをしている、という雰囲気だ。

 被写体となるのは、もちろん本だけではない。美味しい料理も主役のひとつだ。これだけしっかりと料理の写真が撮られるオフ会レポートというのは、そんなには無いのではと思う。

 本を読むという行為は、身体全体で行われるものだ。味覚、視覚というものに磨きをかけなければ、いい読書はできない。どんな料理を食べたのかを記録に残すことは、大きな意味があるのだ。



.【7】 中華料理


 今回の中華料理はコースとなっている。以下のものが出てきた。

・前菜4種類の盛り合わせ
・芝海老のチリソース
・帆立とブロッコリーの炒め物 ※
・豆腐の炒め物 ※
・水餃子
・ライス&ミニ麻婆豆腐
・スープ
・デザート
・中国茶

 ※について、正式な名前はわかりません。お店のメニューでは、「季節の野菜炒め」というような名前です。今回、ひとり4500円(飲み放題を含めて)という予算でお願いしました。

 中華の場合、こちらの希望を言いやすかったりする。お店の方からも、「何の料理が食べたいとか言ってください」という話があった。これからのオフ会でも、中華料理のお店には積極的に行きたいと思う。



.【8】 B面の本の紹介


 通常、このくらいの人数であれば、席替えというものが行われる。しかし、そういう雰囲気では無かった。残りの時間はあまり無い。ラストのご飯が来てしまっているのだ。

 縦に長い座席でもあり、半分くらいの人は話ができなかったような気がする。人数がいれば仕方がないのだが。こうやって後から紹介された本を並べてみると、もっともっとこの本について話をしたかったな、と振り返る。本の紹介というのは、本の旅の出発のようなものとも言えるのだろう。旅の途中でまた話をしたいものだ。

 本の集合写真の後に、そくそくとB面の紹介へと突入することになる。naokiさんから、「ひとり30秒ね」という注意があったが、守る人は誰もいない。


☆ スマさん/麻紀子さん (初参加)
『世界毒舌大辞典』 ジェローム・デュアメル 大修館書店

☆ アンドウさん
『「普通がいい」という病』 泉谷閑示 講談社現代新書

☆ ハンナさん
『はじめての落語。 春風亭昇太ひとり会』 春風亭昇太 東京糸井重里事務所

☆ シミーさん
『聖家族』 古川日出男 集英社

☆ いくさん
『波のうえの魔術師』 石田衣良 文春文庫

☆ naokiさん
『オサキ江戸へ』 高橋由太 宝島社文庫

☆ camoさん
『ウースター家の掟(ウッドハウス・コレクション)』 P.G. ウッドハウス 国書刊行会

☆ JACKさん
『隣の家の少女』 ジャック・ケッチャム 扶桑社文庫

☆ Penguin-blueさん
『谷は眠っていた』 倉本聰 理論社

☆ みるたむさん
『バスジャック』 三崎亜紀 集英社

☆ のん太さん
『人生を複雑にしない100の方法』 イレイン・セントジェームズ ジャパンタイムズ

☆ むらてさん
『甘い水 Agua Doce 上・下』 松本剛 講談社

☆ nina_oleneさん
『野菜ばっかり』 小林ケンタロウ 文化出版局

☆ いまむら
『美しい映画になら微笑むがよい』 川本三郎 中央公論新社

☆ アオさん
『それゆけ、ジーヴス (ウッドハウス・コレクション)』 P.G. ウッドハウス 

☆ 圓子さん
『生きながら火に焼かれて』 スアド ソニーマガジンズ

☆ ぴんこさん
『きのこ文学名作選』 飯沢耕太郎(編集) 港の人



 ほとんと無いことだが、たまに本が被ることがある。全く同じではないけれど、ウッドハウス・コレクションが重なっていた。大きな歓声が上がるのである。

 特に初参加の人は、「この本を出して、大丈夫かな」という不安があるかもしれない。しかし、(そのときのメンバーにもよるが)だいだい大丈夫なのである。どんなにマニアックな本でも、誰か読んでいる人がいたりする。そういう意味では、永井荷風を出したというのは、「内角低め、コースギリギリのシュート」という感じだったかもしれない。


 ところで、むらてさんは、B面の紹介のとき、直前までその本が決まらない状態だった。複数の本を手にしていた。アンケート用紙に書かれているB面は、『となりのツキノワグマ (Deep Nature Photo Book) 』宮崎学/新樹社である。
 けっこう直前まで迷っている参加者は多いのだ。僕も今回は行く前に悩み、最後の最後でも悩んだ。ええと、こういうのを優柔不断というのだろうか……。

 優柔不断な性格というのは、あまり女性からはモテないらしい。でもなぁ。何の本を出すか。いろいろと考えてしまうのが、このブックトークオフの難しさでもあるのだ。逆に言えば、ブックトークオフは優柔不断な性格を克服する良いトレーニングなのかもしれない。



.【9】 naoki賞


 恒例のnaoki賞です。ブックトークオフ管理人のnaokiさんによって受賞が決まります。


*******************

○ naoki賞:camoさん

受賞理由:「初参加の緊張がほどよかったでしょう。 」

*******************


 考えてみると、緊張する、というのは楽しいことかもしれない。こうした会での出会いといのは、失敗したら、みたいな切羽詰まったものでもないし。十分に楽しめる緊張感なのだろうとも思う。

 ということで、新しい人にもどんどん参加して欲しい。

 お待ちしております。



.【10】 ブックトークオフは、ビジネス・学びに効果的!!


 「読書会」なるものは、どんどん話題となっているみたいだ。しかし、ブックトークオフ・スタイルというか、自由に本の紹介をするというのは、どちらかというと少ないのだと言われている。世の中の読書会の主流は、「本を読むことで学ぶ・勉強しよう」ということのようだ。

 参加者の中には、他の読書会に参加した経験を持つ人もいる。なんとも、場違いな本を紹介して……、と語ってくれた人もいた。

 場違いなシーンというのを想像すると、それはそれで楽しいのだが(笑)。


 本を読んで語り合う、そこにはいろいろなスタイルがあり、上か下かという話ではない。少しばかり主張したいのは、ブックトークオフで行われている本の紹介というものが、ただの、遊びではないということだ(もちろん、遊びでいいのだけど)。

 いい読書を行うには、より読書力を深いものにするには、何が大切か?

 ブックトークオフの中にその答えがあると僕は強く思っている。

 読書だけでなく、スポーツにおいても、何が大切か。それは、「柔らかさ」だ。もうひとつ言えば「経験」というものもある。「場数」というのも大切だろう。
 イチローや、白龍などを見ても、その「柔らかさ」「柔軟な筋肉」というものは、他とは違うみたいだ。もちろん、この「柔らかさ」というのは抽象的な表現であり、ななかか説明は難しいものがある。行間を読む、と同じように難しい。

 しかし、読書というものは、この「柔らかさ」が無ければ、深いところを読み取ることはできないように思うのだ。それは、学校で学ぶことはでない。いろいろな経験を積んだ人と、読書を通して語り合うことが、力になる。ナチュラルな筋肉のような力だ。それは、結果として、ビジネスや学びというものの大きな力になっていく。

 本を読んで学びたい、というのは別に悪いことではないし、否定することではないので、誤解のないようにお願いしたいのだけど、あまりその方向だけになってしまっている人は、固い読み方になっているように感じる。結果として表面的なキーワードをなぞるだけになってしまっていないだろうか。楽しく本を読もうよ、と言っている人が、学んでいないかというとそんなことはなく、柔らかさがあることで、深いところで読み取っているように感じることが多い。

 大きな会社の経営者の読書についての文章なんかを読むと、歴史ものなんかが多かったりする。どちらかといと、仕事から少しばかり離れたところの読書から、仕事の土台の力をつけていると言える。

 楽しく本について語ろう、というのは、もともと昔から行われていたことだ。若かりしときには、友人と本の話をして、気がついたら朝になっていた、なんてこともあった。そんな原点のようなことが、少なくなっているように思う。

 脱線話が長くなったか、ごめんなさい。



.【11】 2次会・3次会


 ブックトークオフというのは、普通は1次会で終わりである。その理由のひとつに、通常お店に3時間滞在していることがある。神田でオフ会の場合、店にもよるが可能な限り、3時間にしてもらっている。つまり、7時過ぎから始めた場合、10時を過ぎる。そこから2次会というのは、やや遅くなる。それから、神田の場合、適当な2次会の場所というのが無いのも理由である。カフェやファミレスであれば、安く、お茶でも飲みながら、という雰囲気になるが、神田はそうした店がなかなか無いのである。

 今回の北千住の場合は、こうした状況が違ってくる。3時間での予約というのは、ほぼ無理。比較的早い時間に、店から出ることになる。しかも、ファミレスなどの店はある。今回はnaokiさんが、2次会用のお店を事前調査していたようだった。

 ということで数人で2次会へと行き、楽しい時間を過ごした。このレポートでその詳細まで語ることは無しとする。僕のかすかな記憶では、「ぜんら」という単語が何度も耳に入ってきたような気はする。

 今回は3次会というものも行われた。うーん、これは何だろうか(笑)。僕とむらてさんは、東京に来たとき、当然のようにビジネスホテルに宿泊する。同じホテルのときもあれば、お隣さんあたりのときもある。宿に入る前、久しぶりなので、何か飲んでちょっと語ろうか、というものである。1年くらい前であれば、だいたい居酒屋に入り、正しくアルコールを飲んでいたものである。しかし、最近は情けないというか、マクドナルドでコーヒーを、というのが多くなっている気がする。だんだんと、若くはなくなってきているのだ。

 ということで、東京に宿泊してオフ会に参加する場合、こうした3次会、または翌日の朝のブレックファスト4次会というのもあったりするかもしれない。


 もちろん、レポーターの知らないどこかで、誰かと誰かが、ひっそりと2次会などを行ってブックトークオフから独立していく人もいるのかもしれない……。



.【12】 龍ビル


 店を出たのは21時50分頃。トータルでは3時間くらいになるのか。

 お店の前で写真を撮った。ふと夜空を見上げてときだった。店の入ったビルの名前があった。「龍ビル」というものだった。店の名前自体が「龍苑」なわけで、龍という名前でも不思議はない。

 NHK大河ドラマ『龍馬伝』が放送されていたこともあり、「龍」というのは今年のキーワードだったとも言える。


 坂本龍馬のような、熱い1年を過ごすことができたのだろうか。

 2010年、最後のオフ会が終了した。




◇ 管理人+名札作成担当+受付・総括責任者:naoki
◇ 副管理人+店予約担当+レポート担当:いまむら
◇ カメラ記録担当+本のリスト作成:JACK

(注意)
・本のリスト作成は、いまむらによるものです。違っている部分などあれば連絡をお願いします。
・このレポートの文責はいまむらにあります。事実と違うことも書いているかもしれませんが、あまり怒らないでください。



コメント(3)

naoki賞をいただきましたcamoです。
私なんぞで大変恐縮ですが、有難く拝受いたします。

本当に緊張していて、声が相当上ずっていたかと思いますが
皆さん暖かく迎えてくださいました。
ありがとうございましたexclamation
camoさん

人が多くて、あまりゆっくりと話ができなかったかもしれません。普段のオフ会はもう少し少人数となります。
またの参加をお待ちしております。
もっともっと、面白くなっていきますよ。

ぴんこさん

重いものをお疲れ様です(笑)。
この本のシリーズを全部持っているのか、あとで気になっていました(笑)。
他の本の傾向など、これから厳しく追及していきますので、ヨロシク。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

ブックトークオフ――読書会 更新情報

ブックトークオフ――読書会のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。