横浜隼人の野球☆コミュの2010夏　5回戦　対日大

「菅野　３安打６打点」

▽５回戦（保土ヶ谷）

日大
001 00 : 1
630 3x : 12
横浜隼人

(五回ｺｰﾙﾄﾞ)

【評】
初回から打線が爆発した横浜隼人が、
コールドで大勝した。
初回に菅野の走者一掃の三塁打などで６点。
四回までに毎回の１３安打を放って勝負を決めた。
菅野は３打数３安打６打点と大活躍だった。
日大はエース丸岡に続き、
３回戦で好投した田村も打ち込まれて万事休す。
三回に三重野の適時二塁打で１点を返し、
一矢を報いた。

【横浜隼人】
(※左から?打数?安打?打点?三振?四球)
?上野 4-1-0-0-0
?工藤 2-0-0-1-1
?８中島 3-1-0-2-0
?大野 3-2-1-0-0
?９鈴木航 3-3-0-0-0
?菅野 3-3-6-0-0
?上畠 2-1-2-0-0
?稲垣 2-0-0-1-0
Ｈ中村 1-0-0-1-0
１鈴木涼 0-0-0-0-0
?今岡 3-2-2-1-0
-------------------
計 26-13-11-6-1

犠打１
併殺１
残塁４

【投手】(左から?回数?打者?被安打?奪三振?四球?自責)
今岡 4-15-2-4-2-1
鈴木涼 1-4-1-2-1


▽三塁打
菅野２、今岡（隼人）

▽二塁打
上野、今岡（隼人）
三重野（日大）

▽犠打
日大０
隼人１（上畠）

▽盗塁
日大０
隼人１（上畠）

▽失策
日大２（金井、赤尾）
隼人０

▽審判
藤村、松本、長内、小林

▽試合時間
１時間３４分

※※※※※

【投打がっちり完勝】
エースが抑え、打線は１２得点。
文字通りの完勝に、
横浜隼人・水谷哲也監督(45)は
「ピッチャーがよくなってきている。
打線はきちっと振っている。
リラックスして戦えているね」と、
手応え十分だ。
春は４−７で敗戦。
昨夏の覇者が、
同じ相手に負けることは許されない。
「きょうの今岡は、
気合が入っていた」と捕手の菅野。
初回から、受ける球が違っていた。
エースの気合は、すぐにナインに伝わった。
初回に打者一巡の猛攻で一挙６得点すれば、
続く二回も４連打。
６打点の菅野は
「３打席とも、外角の直球。
真っすぐだと思っていたので」と、
してやったりで、
「ここぞってときに全員が打てている」と
うなずいた。
２年連続の甲子園に向け、
指揮官は「準決勝だろうが、決勝だろうが、
いつも通りの野球をするだけ」。
菅野も「目の前の試合で、
やるべきことをしっかりやりたい」と応える。
本当の戦いはここから。
一戦必勝で突き進む。


【障害乗り越えた好右腕　日大】
１回2/3、８失点・・・。
１年の秋から好投手として
注目されてきた日大の丸岡が、
最後の夏を意外な形で終えた。
マウンドを降りる際、
２番手の田村と抱き合い、
「任せたよ」と一言。
ベンチに走って戻りながら、
流れ落ちる涙をこらえ切れなかった。
「完全な力負け」と伊藤謙吾監督(37)。
高めに浮いた球を徹底的に右打ちされ、
「インコースを使えと指示したが攻め切れなかった」。
丸岡も「これが自分の実力」と潔かった。
あのころの自分には、
ついに戻れなかった。
２００８年秋。
日大は県大会で３位に入り、
２７年ぶりに関東大会に出場。
選抜切符は逃したが、
確かな足跡を残した。
その立役者が当時１年の丸岡だった。
しかし２年の夏から冬にかけ、
右腕の血行障害に悩まされる。
腕が上がらなくなることもあったが、
それでも「自分が投げるしかない」と、
練習はまったく休まなかった。
完治して臨んだ最後の夏だったが、
「持ち味の伸びがなく、
当てたら飛ばされる感じだった」。
「うちのチームを背負い続けてくれた。
次のステップで結果を出してほしい」と
伊藤監督。
丸岡は「大学で野球を続け、
今までの悔しさをぶつけたい」と
次のステージを見据えた。