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横浜隼人の野球☆コミュの終わらない夏 09

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そうして人が人を呼び、
その人脈は自然と全国へと広がっていった。
水谷は、ただ頭を下げていたばかりではなく、
そういった全国の高校野球関係者のために、
ひと肌脱ぐことも忘れなかった。
たとえば、対戦相手を探している学校があれば
ネットワークを生かして紹介し、
レンタルで布団を借りてきて、
宿や食事の世話も買って出た。
全国の強豪校が集まってくる神奈川の地の利を生かし、
サービス精神全開で動き回る。
そんな自分を「隼人トラベルです」と胸を張る。
そして春、夏には自分たちも大規模な遠征合宿に出掛ける。
北は北海道夕張、南は沖縄石垣島まで。
「小さい頃に憧れたユニホームを見たいがために」と、
少年時代の心をワクワクさせながら、
大型バスのハンドルを握った。
そうやっていくうちに、
全国200近くの高校と「ご縁」がつながった。
口グセは「地球と、ボールと、ご縁はまるい」。
やり取りする年賀状の数は1200枚にものぼる。
「高校野球界での人脈はナンバーワン。
頭もきれるし、面倒みがいい。
誰もがファンになっちゃうんだよね」とは、
国士舘高コーチ時代の恩師、永田昌弘監督(現国士舘大)の言葉だ。
選手もそのことは甲子園で強く感じたようで
「抽選会の時、先生はいろんな人に挨拶されて、頭を下げて。
結局一度も座らないうちに、
抽選会が終わってしまった」(杉本)。
「みんなで吉本新喜劇を観にいったんですけど、
その劇場でも「おお、水谷。久しぶり」と
声をかけられていた。
『こんなところにも知り合いかよ!』って、
ビビりました」(船木)。
「なんかちょっと先生、カッコよくね?」
「つか、俺たちってホントに初出場?」
忌野清志郎の歌じゃないが、
「昼間のパパは〜ちょっと違う。
昼間のパパは〜〜〜男ダゼ!」ってな感じだ♪
「ケツを拭いてやる」と言われた時はシビれたが、
頭を下げ続けていた先生の姿も忘れることができない。
だって自分の親父も、外でこうやって戦っているんだろうな、
と思わせてくれたから。
「だったら、お嫁さんのお世話もお願いしたいね」と聞くと、
「ゼッタイにイヤです、
自分で探しますっ!」(船木)。
即答だった。
そこはまだ?反抗期?の子供なのだろうか。

(続く・・・)

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