ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

 神道 コミュの靖国神社は神道か?

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ちょっとヘビーなネタかも知れませんが、お知恵をお貸し下さい。

靖国神社と云う、割と世間を賑わす神社があるのは、皆様も御存知と思います。

この神社、神社本庁とは全く別の宗教法人です。
しかし、神社を名乗る以上は、神道ではないか?とも思います。
一方で、靖国神社は神道では無いとする意見もある様です。

例えば、靖国神社の前身は、東京招魂社です。
しかし、この「招魂」と云う概念は、神道の概念とは違うのだと言う人が居ます。招魂は儒教から出た概念で、神道では無いのだと言うのです。

果たして、靖国神社とは神道なのでしょうか?
それとも、神道もどきの似非神社なのでしょうか?

コメント(7)

これは自論ではなく、ある人の主張なのですが…
靖国神社が神道では無い、と云う主張をされている方のご意見です。

---------------------------------------------

神道において「招魂」と「鎮魂」はまったく違うものでしょう。
「鎮まっている霊」を呼び出すのが「招魂」であり、「荒ぶる霊」を鎮めるのが「鎮魂」でしょう。
では「招魂」はなぜ行なわれるのか?それは「現世の戦士に霊をつけるため」です。
参考HP
http://www.geocities.jp/kokuminbunka_3776/yasukuni.html

靖国神社の前身はご存じのように東京招魂社、そしてその東京招魂社の創設に影響を与えてきたのは神社ではなく、長州藩で幕末から造られていた儒教の招魂思想に基づく招魂社ですから、これは従来あった「神社」のコンセプトの範疇には入らないことは確かです。

これもご存じかと思いますが、、

日本の神社とは、一言で定義すれば、

古事記・日本書紀に出てくる神様を祀っているのが「神社」であり、その神様が一柱も祭られていないのはこの「靖国神社」だけであり、まあ、本来ならばその「英霊」と呼ばれる儒教的観念(儒教用語ですから英霊は)と並列ないし上位に記紀神話の神様、とくに皇室神(イザナミ・イザナギ・スサノオ・アマテラスなどなど)を祀るとなると、「招魂」つまり死人の魂を生き返らせるという概念が矛盾してしまいますので、どうしてもこれが出来ない、ということになってしまうわけです。

ですから儒教で言う「英霊」を招魂し、顕彰する為にもここは「英霊たちの魂を呼び戻す」ところ、それを従来あった日本書紀や古事記の神様を祭る神社とは重ねられないところを無理やりの解釈で「神社」としたのが実際のところだと思います。

これを「神道」と呼ぶのはずいぶんと無理があります。
一つ言えることは、

こうした招魂神社という観念は日本の過去の歴史の中には無かったということです。

菅原道真、平清盛など「厄除け」として神様扱いした例はありますが、靖国神社に眠るといわれる「英霊」とは、そうした厄除けの対象ではないですよね?

英霊に祈らないと天災地変が起きる、なんてことを言われたのを聞かれたことがありますか?

 招魂という概念は、鎮魂とは異なり、その魂をこの地上に呼び戻すという儒教思想のものであります。

 そして、この招魂は仏教の中に取り入れられており、あのお盆なんていうのは、儒教の盂蘭盆思想から来ているもので、皆さんがお葬式なんかで位牌(儒教より)に向かってお祈りするのも、また、お盆に亡くなった方の魂が戻ってくるとしてお墓参り(儒教)するのもぜんぶ中国の儒教から来ているんですね。

 神道にはそうした伝統はなかったんですが、この儒教的な伝統を「神社」という形式ではめ込もうとしたのが靖国神社と言えるわけです。

-----------------------------------------------

だ、そうです。
興味深い考察ですね。

ただ、私としては、神道と名乗る以上、
招魂でもかまわないのではないかと思います。

そもそも神道という言葉は、
儒教の経典の中にある「観天之神道」からの借用ですよね?
とすると、飛鳥奈良時代あたりでしょうか、
新しく入って来た仏教に対抗するために、
それまでの日本の古い宗教形態を、
時代に合わせるために中国の儒教風に手直ししたのが、
いわゆる神社神道なんじゃないかと思うわけです。

もし、中国の儒教の影響を受けていないのであれば、
神道を、漢音で「しんとう」とは発音せず、
呉音で「じんどう」と発音したのではないでしょうか?
中国の儒教の影響下で成立したからこそ、
古くから日本に伝わっていた呉音ではなく、
その当時、新しく入って来た漢音で発音したのではないでしょうか?

ちなみに、神社は呉音で「じんじゃ」、漢音で「しんしゃ」だから、
こちらは飛鳥奈良期以前から日本にあった呼称なのでしょう。
そして、中国の儒教の影響で神道と呼ぶようになったのであれば、
後世に、新たな中国の影響が入り込んだとしても、
それはそれでよいのではないかと・・・。

まあ、稚拙な妄想による考えですが。
>1
その方の、言葉遣いに見覚えがありますw。

>こうした招魂神社という観念は日本の過去の歴史の中には無かったということです。

招魂祭が神儒混交のムーブメントのなかから生まれたものであることは否定できませんが、招魂という祭祀自体が東京招魂社までなかった、あるいは長州由来の祭だと言うのは、かなり行き過ぎに思います。現在は京都護国神社となっている、当時は寺院の敷地にあった小さな社で、文政年間に公家による招魂祭の記録が残っています。文政年間ですから、幕末の遥か前です。

神道というのも古代に遡れば、血縁集団による祖霊祭祀と地縁集団による自然霊信仰ですから、氏族ごとに微妙に祭祀も概念も異なります。中臣氏と忌部氏、物部氏などがそれぞれに独自の祝詞や祭儀、神話を持っているのは、平安初期の文献からも知りうるところです。

なので、時代によって、また神社によって、様々な神道のあり方があっても良いものだと思います。

>あのお盆なんていうのは、儒教の盂蘭盆思想から来ているもの

これを書いた人間が僕の知る方だとすると、彼は「祖霊信仰は儒教オリジナルのものだ」という思い込みを持たれている方ですので、全くアテになりません。

もともとは神道以前の古俗の「祖霊信仰」に、【仏教の盂蘭盆】〜盂蘭盆会はウランバナという梵語が起源の仏教用語です〜が習合したものと、通説では考えられています。
>> 3 邪馬台国侍様
>> 4 せりーぬ様

多分、その方です。
その方の所で、お二人の名を見た記憶があります。

>> 2 コアラン様
個人的には同感です。
我が国では飛鳥時代から神仏習合が続いてきていて、神道と仏教は融合した状態が続いて来ていました。
神道と儒教も同じ事があったと思います。
だから、儒教の影響を受けているから神道ではない、と云う論法は違うと思っています。
ただ、その方は随分と博識でいらっしゃるようですし、私はただの神社ヲタなので、相手に理詰めで言われると、そうなのかなぁ?と思ったりしてしまいます。
漢音と呉音の違いなど、思いも寄らない視点は、とても勉強になりました。
>5
>ただ、その方は随分と博識でいらっしゃるようですし

あの人は「神道=右翼」と信じていて「反右翼のための神社神道反対論」を展開しているので、そのときどきで言うことが違います。博識といえばそうなんですが。

>2
>神道を、漢音で「しんとう」とは発音せず、
>呉音で「じんどう」と発音したのではないでしょうか?

「神道」という言葉が記録されたのは、日本書紀の欽明天皇紀にあたります。出典は仰るとおり

>儒教の経典の中にある「観天之神道」からの借用ですよね?

で合ってるかと思いますが、神道を「しんとう」と発音するのは初出が「唐音」で書かれた日本書紀だから、と僕は推測しておりました。(日本書紀の和歌は、日本語の発音を唐音で筆記してあります。)

なるほどです。

でも当時から神祇は「じんぎ」ですし神社も「じんじゃ」です。少し袋小路に迷い込んだ気分です。


もともと儒教由来の招魂社のあった長州藩というところは、歴史的に見て大陸や朝鮮半島と深い繋がりがあった場所なんですね。500年以上前、大内氏が地域の実権を握っていた頃から、密貿易や渡来人の往来があったことを示すような文化的な証拠もたくさんあります。大内氏は自身でも百済の王族の子孫であることを自称していた人物です。この大内氏というのは、当時大陸を支配していた明との貿易も推進しており、この頃は密貿易が盛んに行われていたことを裏付ける証拠もあり、文化も明や朝鮮半島のものを多く取り入れていて、独自の地域発展を遂げていたことがいろんな資料からわかっているそうです。後に室町幕府にそういった点を危険視されて対立し、堺で挙兵して討たれたそうですが、長崎の平戸や佐賀鍋島藩、薩摩藩などの九州地方と並んで、歴史的に大陸や朝鮮半島と関係が深かった地域なのは間違いないと思われます。
この招魂社が、相撲を愛した明治天皇によって建立された点も特筆に値するものだと思います。日本の古くからの芸能など、その地区の特色が、こういった権力にまで繋がるネットワークとして存在するのは、とても興味深いものです。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

 神道  更新情報

 神道 のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング