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池子の森を守ろう!コミュの横浜市への要望書提出と記者会見

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※同内容の文章が、「アカームの日記」にあります。
写真とそのキャプション(説明)など、そちらのほうが
見やすいので、そちらに行かれることをお勧めします。


6日は、3時からの記者会見に出るために横浜市役所
へ出かけた。
今月3日、米軍池子住宅地区の追加建設につながる本
設小学校工事[の前段階である落石防護柵工事]への
強行着工に国が踏みきったのにたいし、さっそく建設
に反対し、池子の森を守ろうとする団体が、基地対策
課に面談を求め、要望書の提出後に記者会見を行った。
団体名は以下のとおりで、最初の三団体から要望書が
提出された。

池子米軍住宅追加建設を考える会・池子住宅増設をやめ
させ、基地返還と池子の森を守る会・ 戦争反対・平和
の白いりぼん神奈川・米軍池子住宅増設反対横浜市民連
絡会議・池子の森を考えるみどりの会。

まだまだあきらめはしない、これからが巻き返しの時だ
という意気込みが感じられて、今回、市民説明会でも去年
に比べて集まりが悪く、静かだった逗子市とはだいぶ異な
る展開である。

行政区域にかかわらず、池子の森に棲む生物や自然から
すれば、森は一体だということになる。そのうえ、米軍側
(日米合同委員会という日米両政府の、最終的には合意
事項にもとづいて事が進められるにせよ、結局はすべては
米軍の必要性とエゴから、自然破壊をともなってまで、建
設計画を進めてくるわけであるが)は、トンネルを掘るこ
とで、逗子市域と横浜市域の各部分をドッキングさせて、
往き来できるようにするつもりなので、本来なら、逗子に
とっても、横浜にとっても、等しく当事者意識をもって真剣
に対処しなくてはならないはずだ。

横浜に行くには、必ず鎌倉側から横浜側にぬける朝比奈峠を
越えてゆかなくてはならない。この日も車を駆って急行した。

朝比奈ICから横浜横須賀道路(通称:横横)に入る。付近
は深い緑におおわれていて、車で通るたびに目の保養ととも
に心がいやされる。ここが池子の森へと続く、緑地帯の一角
で、夜などは黒々とした森が見えると同時に、この森の奥の
逗子市域には854戸もの中層、低層住宅・池子ヒルズがそ
びえ、電力を供給するための変電所や高圧線も建てられてい
るのだということが、必ず意識にのぼってくる。

そして、もし、池子の森をさらに破壊して、横浜市域側の
米軍住宅追加建設が行われるとなると、朝比奈ICから横横
道路にアクセスする、池子住宅地区内からの道路およびランプ
ウェイを設け、池子住宅地区と横須賀基地までを一挙に直結
させて、通勤の利便性をはかると見られている。

そうなると、横横道路の交通量は急増する。なにしろ現在の
854戸分の池子住宅地区逗子側の世帯と、新たに横浜側に
予定されている400戸の世帯が、建設予定のトンネルによ
って往き来可能になり、一体化するのだから。
そこで、昨日の記者会見においても、反対市民団体の代表か
ら「米軍道路」になってしまうことを懸念する声があがってい
た。

◇以下は、左上の写真のキャプション(アカームの日記をご覧ください)
神奈川新聞社提供(2004年9月3日付新聞) 申込の上、有料で借りた写真です。転載厳禁にてお願いします。写真の解説:横に走る高架道路は横浜横須賀道路。その右下は接収地のうちの「飛び地」。横横道路の上の森一帯が池子の森。真ん中に広大な六浦霊園が見える。2003年以降に浮上した米軍住宅追加建設予定地(横浜市域)は、その右のほう(森)になる。逗子市域側の米軍家族住宅(854戸3300人)が、塔とともに右奥に見える。


これはでも、けっして妄想や杞憂の類いではなくて、根拠の
あることなのだ。
というのも、池子住宅地区から横横道路に接続するインター
チェンジ構想を米軍が逗子市に提示したことが過去にあった
ばかりでなく、1999年に在日米海軍司令部が作成した「2
1世紀関東平野米海軍家族住宅建設計画(K21)」が、昨
年11月に明らかとなっているからである。
逗子や横浜だけではない、そして有数の基地県である神奈川だ
けでもない、関東平野という広域にわたって、横田基地を中心
として基地を統合再編し、それにともない各地の家族住宅地区
と基地同士をつなぐ一大道路網の整備までも視野に入れて推し
進められてきている深謀遠慮の計画の一環であることが考えられる。

しかも、軍事国家でもないはずの日本の将来の行く末にもかかわる、
そんなに重大な計画があるのを、国民は知らされない。
地域住民の知らないところで、初めの基本構想では存在しなかった
トンネル新設や横横道路へのアクセス道路建設のためのボーリング
調査などが行われている。
横浜市の都市計画道路の689?のうちの未着手路線211?を
示す図面(横浜市金沢区・2003年当時のもの)が昨日の記者
会見では資料として配られ、市民側から、この中の「逸見鷹取線」
は池子住宅地区に至近の横横道路の朝比奈ICと接続予定である
ことが図面から読み取れるので、これこそは、K21を前提とした
計画なのではないかという指摘がなされた。

もう一つの資料は、地下壕に通ずる横穴や弾薬庫跡などの写真。
ここは谷戸田と呼ばれる、旧日本軍の充填(じゅうてん)工場、
つまり爆弾に爆薬をつめる工場があったところで、当時は国際法
違反だった毒ガス弾の製造が行われていた。
本土決戦に備えたものともいわれ、県内では2000年以降、
寒川町の旧日本海軍相模海軍工廠跡地からイペリット入りビール
瓶、平塚市の海軍化学研究所跡地から青酸入りガラス瓶などが出
土、寒川では作業員が重傷を負っている。
毒ガスやその疑いのある不審物は、全国各地で発見されていて、
同様の事件は茨城の神栖町や千葉などでも起きている。

問題は、地方行政側が毒ガスの履歴調査も行わないだけでなく、
国(防衛省南関東防衛局)に谷戸田充填工場のあった追加建設予
定地の残存建物の履歴調査や地下壕の調査を、住民の声に応じて
求めるということもないままに、国からの工事協力への要請にた
いし、返還というエサにつられ、強く拒否もできずに応じつつあ
るということであり、一方国側も、住宅建設に関する業務報告書
や調査結果などを報告する資料について、開示請求をされても不
開示か、あるいは開示されたとしても、その資料は大部分が「黒
塗り」になっていることだ。
建設内容や棟数まで非公開となっているうえに、今回、8月26日に
示された700戸→400戸の削減案も、当面の措置といっていて、不
足数の300戸がどこに建つのか(再び、広い森がまだ残っている逗子
市域にならないとも限らない。94年の三者合意では、池子の森には
横浜市域でも逗子市域でも追加建設はないと約束したはずなのに)
不明のままである。

危険物については、わかっているかぎりでも、逗子市の久木一号倉
庫に催涙弾等が一万発、池子・横浜の瀬谷に毒ガス60gのイペリッ
ト爆弾が一万発、催涙弾3万発などが確認されている。
建設作業を開始すれば、各地で起きたような事故がまた起きるに
きまっていると、昨日の記者会見での市民の意見もあった。

こういうと、記者たちは、やっと「実質被害」の話が出てきて、こ
れなら記事にしやすいと思うかもしれない。事実、この話題が出る
と、にわかに興味を示していた。
けれども、それだけで終ってほしくない。


一昨日、市民団体側が強調していたのは、市(基地対策課)の立場は
あくまで「(国からの要請である)協議に応じる」というものであっ
て、けっして「容認したわけではない」ということだった。

林文子横浜市長は、容認とも受け取れる発言をしている。

そして、これをマスコミが新聞に書く。

実際は、市長一人が、容認の姿勢を見せているだけだ。

戸数削減への要請にたいする(国の努力)結果だと思うというような
ことをいって、評価しているという態度を表明しているが、これは
やっぱり返還してもらいたいという欲があるため、相手を持ち上げ
ているだけだ。

それを、記者は、まともに取り上げて、記事の中に書いてしまう。

市民団体側から、マスコミへの要望があった。

交渉が「進んでいる」かのように読ませる書き方はしないでもらいたい。

そのとおりだと思う。

今回、浮き彫りになったことの一つは、逗子でも横浜でも、国側の南関
東防衛局ないし防衛省が、地方自治の原則を無視し、市民の意志を跳び
越えて、首長である市長だけをターゲットに交渉し、市長から“yes”の
言質さえ取れれば、計画を大きく推進できると考えていることだ。

しかし、これは大きな心得ちがいである。

この点にたいする批判を、要望書ではつぎのような表現で示している。

「市民の合意の形成」に向けた努力を放棄して着工のための首
長の容認のみを求める南関東防衛局の姿勢は、傲岸不遜と言わずして何
と言うでしょうか。

ここで注意したいのは、別の観点から見るなら、これは市民のコン
センサスが形成できないという弱みにつけこまれたともいえるので
はないかということだ。

人口が368万人まで膨れ上がった巨大都市である横浜市の人々が、
横浜全域のわずかな一角である池子住宅地区で自然環境が破壊さ
れようと、平和な国づくりに反する、軍事施設の拡大強化が起き
ようと、関心の外であるというのは無理もない話ということにな
るのだろうか。
http://www.city.yokohama.jp/me/stat/jinko/news-j.html

それなら、5万8千人の人口の逗子市はどうだろうか。かつては、
同じ池子問題でグリーンデモクラシーといわれた市民意識の高揚
があり、運動の結果、環境アセス始まって以来の新記録という、
意見書十万枚が全国から集まり、ホワイトハウス前でリボンパレ
ードを行うなど、日本では稀な住民参加の民主政治の例として、
全国のみならず全世界に名が知れ渡った逗子市だが、今は残念な
がら住民の意識は巨大都市のそれとなんら変わりはないかのよう
だ。
http://www.pref.kanagawa.jp/tokei/tokei/204/jinko.html

直接生活や利害に関わらないことだと考えているからだろうか。
平和や環境というテーマが、実際には個々人の人生にとっても地
球の未来にとっても、いかに重要であるか、ここがなかなかわか
らない。
マスコミにも相当の責任があるのではないか。

いつどこで誰が何をなんのためにどのようにして行ったかという、
5W1Hを書くことさえ心がけたら、事実を忠実に記述することにな
って、それで報道の責務を果たせるという考えが新聞などのマス
メディアにはあるのだろうか。

あまりにも、欲望や利害による満足感のレベルを超えた、真理だと
か、真実だとかというレベルでの知的欲求のニーズがなさすぎるあ
まり、思想的に偏向しないことに気をつけていれば、ほどほどに売
れて、利益があがるという発想がまかりとおるようになった結果と
思われてならない。実際は逆にスポンサーや権力による情報操作の影
響の下にあるのに。

本当は、事実を書くといっても、現実の切り取り方やウェイト、表
現のしかたで、いくらでも情報操作できてしまう。

これが「すでに起きてしまった動かぬ事実なんだ」と思わせること
は、既成事実の「追認」という受身的な関わり方を生みだし、とも
すれば、起きてほしくない人々にたいし、無力感を覚えさせてしまう。

たとえば、……国側が700戸の計画を400戸まで減らしてきた場面で、
横浜市長が「市の要請を踏まえた結果」と前向きに評価した (8/27
朝日)

とすれば、市長はいよいよ国の建設協力要請を容認しようとしている
のかという印象を読む人に与える。

これも、「市の要請を踏まえた結果」と自画自賛した、という書き方
ができる。
少なくても、市側がもちかけた削減交渉が奏功したと積極的な自己評
価をしているだけで、日米交渉が進捗しているという印象はもたらさ
ないだろう。

そうして、新聞の読者が記事を読み、希望がもてずにあきらめてしま
うと、その想念の力が結集して、莫大なエネルギーとなって、未だに
現実化していないことが現実化するのに手を貸すことになってしまう。

同じ想念形態と振動数の想念は、互いに共鳴し、増幅するという、想
念エネルギーの法則を弁えることが大切で、それを知らないと、マス
メディアも知らぬまに利用されてしまうことになる。

今回、逗子市や横浜市に起きたことは、日本の基地問題、原発・核再
処理施設問題などに共通する問題をはらんでいる。
それを新聞記事は、浮き彫りにする。国のたくらみと首長の弱さがさ
らけだされる。

肝心な市民は、いつも不在のままに、事が進行してゆく。心ある国民
はそれにうんざりしている。「われわれの知らないところで、勝手に
進めてゆく」という言葉を先日も巷で年配の方から聴いた。その言葉
には、やるかたなき憤懣がこめられ、それは、必ずしも国にたいする
怒りとはかぎらない。むしろ、人間が人間でなくなっているという強
烈な批判の刃を、国民にたいして向けながら、自らもその国民の一人
であることに、情けなさを感じているようだった。

醒めた憤りとともに、無力感、痛み、失望、劣等感、卑屈、悔しさな
ど、ネガティブに抑圧された感情の匂いがただよう。ジャーナリズム
が死んだといわれてから久しいが、いつか必ず庶民の代弁者として、
鋭敏に人々の声を映し出すときが来るという期待もひそかにしている。

記者会見の席で、集まった新聞記者たちにたいし、特集企画を組んで
ほしいと思った。

「事実」を絶望的に「追認」させるのではなく、一人一人が「考える」
助けとなるような企画。考えさせるような論説、対談、座談会などの
企画。地域限定の話題から、池子も一つのケーススタディとして、市
民政治、住民参加の民主政治、環境、平和など、普天間基地の移設で
揺れる沖縄の問題とも重なる、普遍的な観点からとらえることが、
今、いちばん必要なことではないかと考える。

◇「池子問題とは何か」については、コミュニティ「池子の森を守ろう」  トップに説明があるので、ご覧ください。↓

 http://mixi.jp/view_community.pl?id=4478912

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