ケアンズ釣りの会コミュのＫＡＲＵＭＢＡ遠征

　久々のトピックで少々上がり気味。
　漸く雨期が明けたかな、という気候になりＫＡＲＵＭＢＡ遠征にはもってこい！になった。前回（２年前だったか）の遠征時には、初めてという事も有り左右も解らないの中でのトライだったが、今回は多少は（もうホンノちょっとだけ）飲み込めてるつもり。
　さあ、デカバラは顔を見せてくれるのか…

　初日は移動だけに当てた。　とにかく遠い、約８００ｋｍの距離の走行は本当にオーストラリアが大きい国と実感させられる。
　ケープ半島の付け根を横断する訳だが、途中行きかう車はキャンピングカーか自分達の様にボートを引っ張ってる輩ばかり。「オッス！、頑張れよ。」ってな感じで殆どが挨拶してくれる。
　そして、注意しなければいけないのが正面から来るロードトレイン。５８輪トラックが迫力のスピードで突っ込んでくるので、こっちが道からそれて譲ってあげる。「どーぞ、どーぞ！」
　早朝５時半に出発、着が１４時半。でも行きは良い。希望に満ちてるから…。
　その日は１時間勝負でキャストしたがアタリも無しだった。
　夕刻にはパブへ行き、（自分が思うに）世界でも有数の最高のサンセットを見ながらビールで次の日からの３日間健闘を祈る。

　２日目、とにかく広くて大きいノーマン河を上流に遡る。
　最初のクリークマウスにてトローリングをトライすると、いきなり今回のメイトのＳ君にバイトが入り、５０のバラマンディが来た。彼のファイト中に自分もマウスに向かいキャストすると、これにもガツンと来た。同サイズのスレッドフィンキングサーモン（ツバメコノシロ）で幸先が良い。
　１時間全開近くで走り漸くポイントに入りトローリングを始める。
　流し始めて１０分ほどでまたもやガツンのバイト。良いファイトで上がってきたのは今回もサーモンの８０欠け。
　しかし、その後が続かない。キャットフィッシュのみ。満足なアタリも来なかった。
　
　頭を捻りながらパブへ行くと友人のバラキャプテンＧが、「オッス！Ｎ。」　聞くと現在ＫＡＲＵＭＢＡでキャプテンをやってるとの事。
　そりゃ必死に掴みますよ、“藁”どころじゃなく海保の投げてくれた救助浮きに思えた。

　３日目、Ｇが教えてくれ、立てた方程式で前日と同じクリークに入るも、昨日よりも状況は悪い。全く魚っ気がしない
　キャットフィッシュ以外完璧ゼロ。

　４日目、決めた、腹はきまった。もう自分の釣りをしよう。ＫＡＲＵＭＢＡはトローリングが主体という情報を聞かされてたが、自分はキャスティングが得意。
　そして、来る前からグーグルで見てここに行ってみたいと感じた外のクリークに行く事にした。（Ｇからは、このクリークは今年は良くないと聞かされたが）
　クリークの入り口で水深が８０ｃｍしかない、で引き潮…９０分居られるかどうかという状態で中に分け入った。
　最初の流れ込みでの１ｓｔキャストで５０のバラがヒット。周りではベイトフィッシュが跳ねており、魚っ気が充満している。
　そんな中、クダラナイちゃちなログから“気”が伝わってきた。
　投げた瞬間に引っ手繰られて、ナイスサイズ８０前後は有るだろう。しかし、バレ。ルアーを投げ返された。
　ナロ～！もう一回キャストで同サイズがまたもやヒットも、これもバレ。絶叫Ｆ、Ｆ、Ｆ。
　タイムアウトでノーマン河に戻って来た。
　さあ、どーやって攻めようか、もう手は尽きているのだが…トローリングをやってみたり、前回来た時に良かったクリーク入ったりしたが、まるでダメ。

　一口水を飲み、炎天下の中自身で落ち着け！と試みる。　と、目の前がトローリングのポイントだが岸の所に良い感じのブッシュが。見ると５０～１００ｍ間隔で並んでいる。
　これが当たった。出る所では１箇所で連発し、Ｓ君と二人でダブルファイトも起こり超楽しかったのだが…ここでもナイスサイズをフックアップさせたのだが…バラしてしまい、上がってきたのは５０ばっかり。

　ボートランプに戻ってきて安堵感、悔しさ、自分の釣りで光を出した事、何で良型を全部バラしたのか、等色々な事が頭をめぐり、とにかく色んな意味でのタメ息一つ。

　５日目、朝８時５分出発、ケアンズ着が１７時半。ボーイズトリップが終了した。

　釣りの街、海老取りトロール船のメイン基地の街のＫＡＲＵＭＢＡは、とにかく遠い最果てのポイントだが魅力一杯だ。
　いつかはモンスターと勝負した後に、あの最高のサンセット＋ビールを堪能したい。