タオバオ代行コミュの『中国工場の生産余剰品について』

皆さん、こんなことを考えたことはありませんか？

１、ブランド品はけっこう中国で生産されているのだから、中国の工場と
直接契約しちゃえば、かなり安く手に入るのでは？

２、タオバオなんかで買うよりもアリババで買ったほうがきっと安いぞ。

気持ちはよくわかります。
なぜなら、僕もそう思ってましたから　(^^;)

まず１番についてですが、以前アパレル関係で中国で余剰品探しをやったとき
の一幕です。

「工場ではサンプルあれば生産可能です。こんなブランド品の在庫とかは抱え
ておりません。何か手伝い出来ることがあればうれしいと思いますので、
宜しくお願い致します。」

工場の回答は、だいたい似たりよったりで、結論から言うと「在庫は抱えない」
ということです。

仮に109系ブランドのラインが組まれている工場を見つけたとしてもなかなか
回してはもらえないです。またメーカーとの契約があるので、特に日本人には
回せないのかもしれません。

でも僕は、riend○ , ○oussy あたりであれば、ちょっと迂回ルートで手に
入れることができます。（本物）


２番の件ですが、アリババで見つけると、たいがいタオバオのURLを教えて
くれます。またはタオバオURLがなかったとしても通常のサイトのURLを示され
て、さほどお得感はありません。

中国は、アパレルのしても　下着にしても靴にしても　OEMが圧倒的に多いの
ですね。OEMというのは、Original Equipment Manufacturingの略で、相手先
ブランドによる発注ということです。つまり委託を受けた工場が、頼んできた
ブランドなどの製品をつくるということです。

何万、何十万、何百万という製品をどんどん生産していく能力は、中国が世界
で一番ですので（広大な土地に　とてつもなく大きな工場がある）生産ライン
を何個も抱えることが出来るのですね。

ですから、工場の余剰品を狙ってアリババなどで、「生産余剰品を買いたい」
と書いたとしても返ってくる答えは、99％OEM生産工場からの返答です。
つまり、「わが社の工場でつくることができます」という答えなのです。

この部分に心血を注いだら、時間ばかりが経ってしまいます。では、思い切っ
て中国へ行って、工場を探そうか・・・こんな考えはもたないほうがいいです。
アポイントもなく行けば、ただの観光で時間がつぶれます。
旅費と滞在費と通訳を頼んだコスト、その他もろもろで20万弱はかかります。

仮に20万あれば、40万から100万に化けさせる買い物が、タオバオを通して、
日本に居ながらできます。

中国現地に出向くのは、100％信頼おけるパートナーがいて、
そのビジネスについての研究をしつくして、さらに重箱の隅をつつくぐらいの
検証をして、じっくりと取り組み、現地に合弁会社をつくるときだけです。
（100％独資を成功させるのは、かなり難しいですよ）

思いつきや閃きを頼りに行けば、「その行動自体が」達成感の大きな部分を
占めてしまいます。

また最近多いのが、現地の企業とのやり取りを電話やメール、スカイプなどで
行って、取引をスタートさせてしまうことによる失敗事例です。

ビジネスのスタートは、必ず契約書を結ばないと危険ですよ。

日本に絶対信頼出来るパートナーが居ない状態で、中国本土での事業スタート
または、中国の企業との取引スタートの場合には、音信不通になったらアウト
ですからね。

中国関連ビジネスの場合には、

１、日本に永住権をもっている信頼できるパートナーと組む

２、出来れば、その方から会社に出資して頂く

３、明確なコンセプトと計画を示し、ルールをつくる

４、日本側のビジネス交渉は日本人、中国側のビジネス交渉は中国人がやる

会社で組むばあいには、外国人登録証明書とか様々な書類を全部用意してもら
わないといけません。

そういう見地に立てば、準備もなく見切り発車するのは、あとで困ることに
なりますので、出来れば避けて頂きたいところです。

中国の工場や商社、卸会社なども見つけようと思えば、誰でも見つかります。
しかし、個人であるにも関わらず会社を名乗ったり、
連絡先が記述と違う場合、名前すらも違う場合があります。

誰でも出来る中国ビジネスと称しておりますが、
踏むべき段階を踏まずして、思い込みや勢いだけではリスクが高すぎますので、

代金回収が確実に出来る仕組みがあるのかどうかぐらいの確認はしましょう。

その点、タオバオは初心者でも出来る中国ビジネスです。

だから「誰でも出来る」のですね。