リンクス　FIGHTING BASIC LINKSコミュのキャッチルール

ハレタコーガン監修のキャッチルールを使わせていただきます

【総則】 LINKSキャッチルール
この世のプロレスは様々なスタイルがある。アメリカンクラシックスタイル、アメリカンスタイル、ハードコアスタイル、ストロングスタイル、ジャパニーズルチャスタイル、MMAスタイルなどと多種多様であり、今も尚増え続けている。
そんな数あるプロレススタイルの中でも異彩を放つのがランカシャースタイルである。
LINKSキャッチルールはこのランカシャースタイルを模倣したプロレススタイルであり、技術、体力、精神力、知力、戦術、運を競い合い、ルールを厳守し、このスタイルから派生した「キャッチアズキャッチキャン」精神に則って行わなければならない。

【第1章】競技用具
（１）試合用コスチュームは以下の要件を満たすものでなければならない。
?金属・プラスチックの部分が使用されていないもの
（２）如何なる凶器類の持ち込みを禁止します。もし持ってきた場合はその場で没収か失格とみなします。

【第2章】審判
第1条レフェリー
（１）レフェリーは、ルールに基づき試合を管理、指揮、命令する全権をもつ。
本ルールに規定されてない事項についても試合に関する限り、メインレフリーの判断を優先する。
（２）レフェリーは、試合中ルールが厳格に守られるように監視し、必要となる注意や指示をなし、試合が円滑、真剣かつ最高に行われるように努力しなければならない。
（３）レフェリーは、試合開始時に競技者をリングの中央に招き、試合がLINKSキャッチルールで行われる事を通告し、特に注意すべき反則事項を簡潔明瞭に警告した後、タイムキーパーに試合開始の合図をする。

第2条試合中のレフェリング
（１）審判員は試合中、次の命令語および指示を用いる。
?『ファイト』試合の開始、または続行を告げる場合。
?『ストップ』試合の終了、または一時中断を告げる場合。
?『ブレイク』次のⅰ～ⅴの場合で試合の攻防を解き、再度試合の再開を促す場合。
ⅰ）競技者がロープブレイクし膠着した場合。 ⅱ）競技用具が試合に支障を来す状態の場合。
ⅲ）レフェリーが、故意、偶然にかかわらずこれから反則が行われる危険性があると判断した場合。
ⅳ）競技者がリング外に落ちた､または落ちるとメインレフェリーが判断した場合。
ⅴ）反則行為やアクシデント等により、試合の攻防を解く必要が生じた場合。
�) 競技者が頭を強打したと、レフリーが判断した場合
?メインレフェリーは、勝敗が決定したのち勝者の片手を上げて表示する。引き分けの場合、両方の競技者の手を上げる。（審判員の権限）

第3条審判員は、次の権限を持つ。
(1) 競技者が試合続行不可能な状態、あるいはそれ以上続けると危険な状態であると判断した場合、試合を終了させることができる。
(2) 偶然に起きた軽度の反則行為、および軽度の負傷等に対しては、自己の判断により試合を中断せず続行させることができる。
(３) 本ルールに規定のない事態が発生した場合、ルール全体の趣旨・精神および他の規定と整合的な裁定を下すことができる。（反則に対する処置）

第4条メインレフェリーは、反則に対して次のように処置する。
(1) メインレフェリーは、競技者が無意識で犯した反則行為に対し、その内容により ?口頭による注意 ?注意 ?警告 ?反則負けの処置をとることができる。
その場合、反則を犯した競技者とその処置を適切な合図や身振りで明瞭に示さなければならない。
(2) メインレフェリーは、所持している２種類のカードにより反則の裁定を明示する。
?カードの色は反則への処置を示し、黄色(イエローカード)は注意、赤(レッドカード)は警告となる。
?各ラウンド中、イエローカードを提示された競技者は１点減点される。
?各ラウンド中、レッドカードを提示された競技者は２点減点される。
?反則によってはカードを提示せず、反則負けになる場合もある。

【第3章】タイムキーパー
第１条タイムキーパーは、リングサイドの最前列に着席し、正確なストップウォッチによりすべての計時を厳正に行わなければならない。
(1) タイムキーパーは、試合の開始と終了、およびラウンドの開始と終了を指定のベルにより知らせる。
(2) タイムキーパーは、試合中審判員の事故その他の理由で試合中断のやむを得ない事態が発生した場合、審判員の指示がなくとも即座に中断のゴングを鳴らすことができる。

【第4章】試合（試合時間）
第１条公式戦の試合時間は、４分３ラウンドと４分４ラウンドの２種類とし、インターバルは１分とする。タイトルマッチは常に４分４ラウンドで行われ、それ以外の試合は４分３ラウンドまたは４分４ラウンドで行われる。ただし、特別試合は上記規定に準じない。 (試合場)

第2条試合はリング内においてのみ行われる。ロープのない会場に関しては別途定められた境界線内にて行われるものとする。
会場規定に関しては都度協議とする。 (審判員)
第3条試合を管理する審判員は、絶対的な権限を持ち、競技者およびセコンドはいかなる場合においても審判員に抗議することは許されない。【注記】審判員の権限、試合における具体的な処置等については、第２章参照。

第4条セコンド
(1) セコンドは、各コーナー1名とし、試合中、自軍のコーナーポストから左右のエプロンサイドの 1.5m より外に出てはならず、観客の邪魔にならないよう配慮しなければならない。
(2) セコンドは、試合中、競技者に言葉による助言を与えることができるが、競技者に直接接触する、マットを叩く、ロープを掴むなどの動作をしてはならない。
(3) セコンドは、インターバル中、競技者に水のみ与えることができる。ただし、リングを過度に濡らすなど試合進行を妨げてはならない。
(4) セコンドは、インターバル中、競技者の競技用具の細工や身体へのオイル塗布などの行為を行うと退場となり、競技者が反則負けとなる場合がある。
(5) セコンドによる各コーナーの反則は１回目は注意、２回目で退場となる。また､競技者に反則を提示する場合もある｡
(6) セコンドは、試合中リングやリングエプロン等、試合場にいかなるものも置いてはならない。
(7) セコンドは相手選手および審判員への罵倒、侮辱、暴力行為を行なってはならない。

第5条ポジションについて
選手が足の裏以外身体のいかなる部位も継続的にフロアに触れていない状態をスタンド・ポジションという。足の裏以外の身体の部位が継続的にフロアに触れている状態をグラウンド・ポジションという。

第6条キャッチについて
選手が片手または両手で相手の部位を掴んでいる状態をキャッチという。

【第5章】反則
第２１条下記の行為は反則とする。
(1) 鋭角な打撃攻撃。（例）ナックル不可。張り手有。通常エルボーは不可。エルボースマッシュは可トーキック不可。ドロップキック、ソバット可
(2) 顎を除く頭部全般（後頭部、脊椎含む）への打撃攻撃。延髄へのエルボースタンプは不可、ハイキック不可、延髄切り不可張り手可、掌底可
(3) 頭突きによる打撃攻撃。
(4) 金的への攻撃(ローブロー）。
(5)競技者がグラウンドポジションで且つキャッチしてない状態での打撃攻撃。エルボードロップ、ギロチンドロップ不可 ※上記加え一方の競技者がスタンド状態で且つキャッチ状態からの頭部以外の打撃はその限りではない。
（６）双方グランドポジションからの打撃攻撃 ※パウンド・鉄槌不可
(7)頭部を腰から上へ持ち上げて落とす行為パワーボム不可ジャーマン、バックドロップ不可ボディスラム可、サイドスープレックス可ヒップトス可
(8) ３本以下の指を掴む攻撃。
(9) 競技者が身につけている競技用具や試合用コスチュームを掴む行為。
(10) 故意にリング外へ出る。または対戦相手をリング外へ出す行為。
(11) メインレフェリーが『ブレイク』、『ストップ』をコールしたにもかかわらず攻撃をやめない。
(12) サミング、指による突き、噛みつき、髪を掴む、五指により頚部を鷲掴みにする、対戦相手への誹謗や中傷的な発言等、道徳上許されない行為。
(13) ネガティブ・ファイト(消極的試合) 一方または両方の競技者が、積極的な攻撃姿勢を見せない場合。
(14) 目、口、鼻、耳、肛門等の粘膜部への直接的な攻撃および利用する行為。
(15) 審判員に対する抗議、罵倒、暴力行為。
(16) 審判員に対する虚偽のアピール、言動。
(17) 試合用コスチューム等の競技用具を破損し、試合続行を不可能にする行為。

【第6章】勝敗
第1条スリ―カウント
競技者が対戦相手の肩をマットに抑えた状態でレフェリーが口頭でスリーをカウントした場合。レフェリーはマットを叩かないで口頭で「１、２、３」と発声する。
第2条ノックアウト(KO)
競技者がキャッチ（密着）していない状態で、片方が片膝をついている、座っている、寝ている状態は即座にダウンカウントをレフェリーが行い10カウントまでにファイティングポーズをとれない場合。
競技者が対戦相手の攻撃により戦闘不能、または意識を失っていると審判員が判断した場合。
第3条ギブアップ
(1) 競技者が、声でギブアップの意思表示を示した場合。
(2) 競技者が、手で相手かマットを２回以上叩き、ギブアップの意思表示をした場合。
(3) 競技者が審判員にギブアップの意思表示と判断される行動をとった場合。

第4条テクニカル・ノックアウト(TKO)
(1) 審判員が試合続行不可能と判断した場合。（一方の競技者が相手の正当な攻撃により著しく劣勢になった場合や、自らの責任により負傷した場合等）
(2) レフェリーが試合続行不可能と判断した場合。（一方の競技者が相手の正当な攻撃により裂傷等を負った場合等）
(3) セコンドがタオルを投入した場合。

第5条反則による負け
すべて審判員の判断により裁断が下される。

第6条試合形式
1本勝負、または3本勝負にて行われる。

第7条引き分け
(1) 3本勝負の場合1対１の状態で時間内に勝敗がつかなかった場合。
(2) 両方の競技者がほぼ同時にノックアウトされたとメインレフェリーが判断した場合。

第8条ノーコンテスト
LINKS代表と審判が協議の結果、試合不成立と判断した場合。