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次郎の携帯小説コミュの【心霊日記】第3話『姉弟』:4

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幼い少年は、弟さんでした


幾つになっても、お姉ちゃんの前では、甘えん坊の可愛い弟なのね




一応、彼の名誉のために付け加えておきますが、今は立派に社会人として働いていて、肩書きもそれなりのものを戴いているのだそうです。



甘えん坊の可愛い弟とは、お姉さんに見せるごく一面に過ぎません。



『想い』が思念体となり憑くので、その時々の感情で形がことなることはありますね。





おばちゃんが「今度の休みに弟の所に行ってみるわ」と言うと、足に憑いていた思念体は安心したように消えていき、おばちゃんの足の痛みも治まっていました。



後日談は聞けなかったけど、次に来店されたおばちゃんの表情を見ると、姉弟良い時間を過ごせたようです。




【姉弟】〜完〜




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