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犯罪報道を考えるコミュの死刑制度に不満相次ぐ=国連委の対日人権審査で

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ミクシィ記事より
 【ジュネーブ16日時事】国連の自由権規約委員会は15、16の両日、ジュネーブの国連欧州本部で、日本の人権保護状況に関する審査会合を開いた。会合では、複数の委員から日本政府に死刑制度の廃止や刑事手続きの透明性向上を求める発言が相次いだ。月末までに公表される勧告措置を盛り込んだ同委の最終見解書では、日本に厳しい判断が下されそうだ。

 日本政府は会合で、極めて凶悪な犯罪には死刑もやむを得ないとの国内世論があることなどを踏まえ、死刑制度を存続する方針を説明。これに対し、委員の間からは「人権問題である(死刑)制度の存廃を世論調査で決めるべきではない」などと批判的な意見が続出した。 

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「これは人権問題ではない」
2008年10月18日07:10 日本の死刑制度に不満相次ぐ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=639416&media_id=4

 たしかに、人が人を裁く権利などないのかもしれない。だが僕らはふだんの生活の中で他人を裁くマスコミ報道の中で生き続けている。不確かな証拠を拡大解釈して無実だろう人を罪に陥れる犯罪報道は人を裁いていないのか。彼らは「国民の知りたい権利」を代わって執行しているだけと嘯(うそぶ)くだろう。誰もが他人を罪に陥れたいとか加害者や被害者のプライベートを暴きたいなどと考えているわけではないのだ。挙句の果て、暴かれた人たちはマスコミと善意の人たちによって社会的に抹殺=裁かれていく。

 人権ほど曖昧なものはない。憲法には基本的人権やら生きる権利やらがうたわれているが、具体性に乏しく、特に基本的人権とやらは諳(そら)んじることはできても、何も意味することかは誰も説明できないだろう。お題目とはそういうものである。

 人を殺したら、その人はどんな罰を受けるのだ? 殺された人が本来の生を全うできずに死んだのだから、殺した人は自分の残りの生を殺された人に譲渡(あるいは捧げることが)できれば万事解決すると僕は考える。
 ところが現代科学では死人を生き返らせることはできないし、生を他人に譲渡することもできない。
 ならば殺した人は殺された人に何を持って償えばよいのか。そうして考え出された刑罰が死刑である。もっとも社会的に見れば、殺した人は「殺されない社会=社会常識」を破壊した罪でコミュニティからの放逐および見せしめのために死刑にされる場合が往々にしてある。今の日本社会は「見せしめ死刑」「罪に対する罰」が死刑の理由であろう。

 冒頭に「これは人権問題ではない」と書いた。殺された人の人権を奪った人に人権も糞もないだろうと思う。いささか乱暴かもしれないが僕ははっきりそう思う。だけどその人に対して「誰が」「何を」やっても許されるわけではない。
 毎朝のニュースでは殺人事件のたびに、加害者と被害者のプライバシーが垂れ流されている。犯人の名前、顔写真、経歴、生活、学歴、職場、小学校の作文、家族構成、自宅の写真、友人関係、近所へのインタビュー(まさかあの人がorなんかおかしいと思っていました)。これでもかと報じられている。ここには一切の人権は顧(かえり)みられない。
 「茶の間の知る権利」を振りかざすマスコミに敵も掣肘(せいちゅう)する良識も存在しないのだ。マスコミの筆は加害者のみならず被害者にも容赦なく向けられていく。加害者と同じように実名、写真、学歴、家族構成、家族へのインタビュー(お子さんが死んでどんなお気持ちですか)、友人関係、友人へのインタビュー(死んだ人はどんな人でしたか)、小学校の作文、などなど。
 こうなると社会的に抹殺されたも同然だから、実際の死である死刑なぞ必要ないのかもしれない。加害者も被害者も社会の影でひっそりと生きていくよりないからだ。被害者側が裁判に負けて(要求の罰が与えられない)、それでも戦う家族に賞賛と妬み(家族を金で買うのか)と誹謗(そんなに殺したいのか)をマスコミが操作して民衆に投げ与える。民衆は善意の無言電話を裁判当事者にかけまくる。ネットで匿名の中傷を垂れ流す。
 人権問題とはこういう事態を指すのだ。死刑自体は人権問題ではないのだ。
 
 さて一番最初の命題に戻る。
 殺した人は殺された人に対してどうして償えばよいのだろうか。
 殺した人の理由はさまざまで、殺された人の状況もさまざまである。
 一番いいと今思えるのは、「一億二千万の人たちが死の方法について遺言を残すこと」だ。殺されたとき、殺した相手をどのように遇するのかを。
 僕だったらそうだな。(略)

 死刑はなくしてはいけない。被害者が加害者に対する気持ちの選択肢なのだから。もし死刑がなくなったら、日本社会はお金で殺人を請け負う仕事人がはびこるに違いない。法が罰を与えないなら、自分の手を汚すか、何らかの手段で代理してもらうか、しか手が残されていないから。

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