ほう。これはサンデーGXからなんだね
もうすぐ始まるよ〜
あらすじ
閉鎖的な故郷「空守村」を離れ、東京で一人暮らしを始めた大学生・匡平。彼のもとにある日、空守村で神と崇められている「案山子」という人形を操ることができる「隻」の資格を持つ実の妹・詩緒が訪れる。彼女の口から、匡平の幼馴染であり過去に村へ惨劇をもたらしたために幽閉された男・阿幾が村から脱走したことを告げられる。 阿機の脱走に端を発し、閉鎖的環境にあった空守村の内外では、案山子を巡り様々な人物の思惑が絡み始めていく。
こうして今、神々たちの戦いが始まる。
キャスト
枸雅 匡平（くが キョウヘイ）
声 - 岡本信彦
本作品の主人公。時間の止まっているかのような故郷の空守村に嫌気が差して上京し、N大学で学生生活を送っている。
平穏な生活を送っていたが、好意を寄せている日々乃に告白しようとしたその日に、阿機の手による斬殺死体を発見してしまう。さらにその阿機を追ってきた、村に残ったはずの妹の詩緒とも再会する。その際の阿幾の襲撃で自分の部屋が使い物にならなくなったため、日々乃の父親も空守村の出身だというよしみで、詩緒と共に史場家の世話になることとなる。
経験的事なかれ主義で世の中を多少甘く見ている節があり、基本的には温厚な性格。しかし凄惨な過去へ無遠慮に踏み込まれて激昂してしまうなど、阿機曰く「本性」とも取れる一面を見せることがある。詩緒に対しては兄らしく対応しているものの、女心にはかなり疎い。
以前は玖吼理の隻だったが、ある一件にて隻を降りている。阿幾曰く、枸雅の血統に伝わる巨大で黒い能力を受け継いでいる。
史場 日々乃（しば ヒビノ）
声 - 茅野愛衣
匡平が好意を寄せている、同じ学部の女子生徒。本作品のもう一人のヒロイン。巨乳。
幼い頃から父子家庭であるため、母性が強い。また、異常事態に対しても物怖じすることが無い胆力がある。父親は「メトネル」という喫茶店を経営している。
父親が空守村の出身ではあるが、日々乃自身は村の伝統などについては全く知らないままであって、匡平らと同居する際になって初めて案山子や隻の存在を知った。
空張 久羽子（からはり クウコ）
声 - 沢城みゆき
日々乃の友人で、N大学「真・科学部」部長。
退屈な世の中にウンザリしていて、面白みのあるメチャクチャな非日常を求めている快楽主義者。
真・科学部に強制退去が命じられたため部室に篭城して徹底抗戦しようとしていた時に、玖吼理と遭遇し、案山子に強い興味を抱く。
空張 恭助（からはり キョウスケ）
久羽子の父である刑事。周囲に無遠慮な変わり者で、部下はおろか実の娘にさえ厄介な人物だと思われている。
独特の勘を持ち、匡平らのことを捜査している。
隻
枸雅家・日向家の血縁者のみが隻になる資格を持てる。
枸雅 詩緒（くが ウタオ）
声 - 福圓美里
匡平の実の妹であり、本作品のヒロイン。頭部から腕の生えたコケシのような形状の案山子・玖吼理（ククリ）を操る。
逃亡した阿幾を追って東京へとやってきた。一度は彼を捕まえることに成功するもすぐに逃亡されてしまい、隻としての修行という名目もあって、そのまま東京に留まることになった。
ポテンシャルは高いらしいが、隻としては未熟で、プレッシャーに弱い。また、すぐ頭に血が上る直情的な性格。
兄のことが大好きで、日々乃にもよく懐いている。
枸雅 阿幾（くが アキ）
声 - 木村良平
匡平の幼馴染である青年。二本の巨大な鎌を武器とする案山子・暗密刀（クラミツハ）を操る。
過去にある事件を起こして隻の資格を剥奪され、長年座敷牢に幽閉されていた。匡平が村から出ていったことを知ると脱走し、彼を追って東京へとやってくる。
匡平の持つ「力」に執着し、彼の前に現れては挑発的な言動を繰り返している。かつてはやや過剰に隻としての強さを求めつつも、匡平の良き友人と言える立場にあった。
日向 勾司朗（ひゅうが コウシロウ）
声 - 村瀬克輝
阿幾を捕らえるために日向家より送り込まれてきた男。他の案山子より強力な瞬間移動の能力を持つ案山子・宇輪砲（ウワヅツ）を操る。
眼鏡をかけ、下唇にピアスを付けている。強面ではあるが既婚者で常識人。日向の人間でありながら、両家の対立関係に関するこだわりは比較的薄く、裏では枸雅側の匡平とも連絡を取り合っている。そのため、匡平にとっても頼れる人物となっている。
桐生の保護者も兼ね、彼と詩緒の対立を気にしている。愛妻家で、奥さんは「きいちゃん」。
桐生（キリオ）
声 - 小林由美子
詩緒の双子の弟。電撃を放つ案山子・武未禍槌（タケミカヅチ）を操る。
これまで秘密裏に日向家の奥の蔵にて匿われつつ育てられてきたため、本編で出会うまで詩緒や匡平はその存在を知らなかった。
生い立ちから少々屈折してはいるが、根は詩緒と同じく単純で、すぐアツくなる性格。
隻として未熟な詩緒を姉とは頑なに認めず、事あるごとに対立している。しかし事件の渦中にある彼女の身を案じる（本人は必死に否定しているが）など、真に心の底から嫌っているわけではないようである。
枸雅 紫音（くが シオン）
匡平や詩緒の従姉。眼鏡をかけた黒髪の少女。飛行能力を持つ案山子・迦喪建角（カモタケツノ）を操る。
日向 まひる（ひゅうが まひる）
声 - 花澤香菜
日向家の少女。特殊なワイヤーで案山子を行動不能にする能力を持つ案山子・禍津妃（マガツヒ）を操る。
容姿は可憐だが育ちがお嬢様であるためか、その言動は極めて自由奔放かつ傍若無人。
かつて匡平に命を助けられた経験から、彼を様付けで呼ぶほど恋い慕っている。
隻としての戦闘能力は、自身の案山子の特殊能力も相まって、阿機や勾司朗にも匹敵する。
器師
案山子の修理や整備を行う一族。
杣木 靄子（そまき モヤコ）
声 - 高垣彩陽
器師の娘。匡平の同級生だが、物腰はとても親父臭い。おじいちゃんの代弁の際に下品な発言をしても、それと気付かないところがある。
杣木 由良子（そまき ユラコ）
声 - 山口理恵
靄子の妹で、詩緒を溺愛している。
おじいちゃん
器師の頭領で、靄子のおじいちゃん。声が小さいので、喋る際は靄子が代弁している。
その他
平城 毅（ひらしろ タケシ）
空守村の対外折衝を担当する家系の出で、村出身初の国会議員。枸雅家・日向家に対して暗躍している模様。
下山（しもやま）
平城の秘書。
瀬能 千波野（せのう チハヤ）
空守村に赴任してきた教師で、匡平・阿幾の過去に深く関わる重要人物。
日向佐兵衛（ひゅうが サヘイ）
日向家の現当主。片眼に大きな傷痕を持つ禿頭の老人。
隻になった経験は無いが、お社や案山子の力に関わる人間であることを誇りに思っている。
老齢となってから天照素を手に入れたことを天啓と捉え、その力を利用しようと動いている。
案山子
玖吼理（ククリ）
詩緒の操る案山子。久羽子曰く「でっかいコケシのお化け」。以前は匡平の案山子であった。
頭部からツインテールの様に2本の腕が生えており、右腕のナイフや頭部から放たれる光線を武器とする。
名前の由来は菊理媛神（くくりひめのかみ）から。
暗密刀（クラミツハ）
阿幾の操る案山子。普段は収納されている2本のアームに取り付けられた、巨大な鎌を武器とする。
名前の由来は闇御津羽神（くらみつはのかみ）から。
宇輪砲（ウワヅツ）
勾司朗の操る案山子。腕などは無く純粋な筒状をしている。
案山子の瞬間移動には強い意識の集中が必要なため、どうしても移動までにタイムラグが発生するが、宇輪砲にはそれが無いという特殊技能を持つ。それを利用した神出鬼没の突撃を得意とし、『百発百中の「宇輪砲」』の異名を持つ。
名前の由来は上筒之男命（うわつつのおみこと）から。
武未禍槌（タケミカヅチ）
桐生の操る案山子。電撃を放つことができる。
名前の由来は建御雷命（たけみかづちのみこと）から。
迦喪建角（カモタケツノ）
紫音の操る案山子。巨大な鳥のような姿をしており、優れた飛行能力を持つ。
先端にフックのついたワイヤーを武器として利用している。
名前の由来は賀茂建角身命（かもたけつぬみ）から。
禍津妃（マガツヒ）
まひるの操る案山子。
アンカーの付いた特殊なワイヤーを張り巡らせることで、案山子の動力源たる『カムノチ』を遮断する結界を張ることが可能で、結界内に捕らわれた案山子は行動不能に陥る。
ワイヤーは何かに固定して張る必要があるため、周囲に何も無い開けた空間では結界を張ることができない。
名前の由来は禍津日神（まがつひのかみ）から。
天照素（アマテラス）
匡平・阿幾・まひるが過去に対峙した巨大な案山子。四つ足で歩行し、獣のような歯の生えた口を有する。
江戸時代頃の争いで消失したと伝えられていた二体の案山子の片割れで、匡平らに撃退された後は日向家が所有していた。
理由は不明だが、人の心を食らう事で、隻を必要とせず稼働ができる。破壊されても数年で元に戻る不死身じみた自己修復能力や、強力な砲撃能力を持つ。
弥隈利（ミクマリ）
火官土（カグツチ）
現在まで未登場。能力も不明。
常絶（トコタチ）
過去の天照素との戦いで行方不明。能力も不明。
用語集
空守村（からかみむら）
匡平たちの故郷。N県K郡に属する。かなりの僻地らしく、国道が通っているのが奇跡とも言われる。
人口が少なく閉鎖的な村で、「案山子」を神として祀るという奇妙な伝統に縛られている。村では「枸雅家（くがけ）」と「日向家（ひゅうがけ）」の両家が特権階級にあり、その両家の合議制で運営されている「お社」によって、案山子の管理、隻の選定・授与が行われている。
案山子（カカシ）
空守村で「神様」として祀られている人形。村のお社によって管理されている。
単独で動くことはないが、「隻」と呼ばれる資格を持つ者が案山子に魂を入れて操ることができる。瞬間移動や物体の通過、種類によっては電撃や光線の発射など様々なことが出来るが、操る隻の資質によっては使えない能力もある。主に村での土木工事や、村へ侵入する外敵を撃退することで役立ってきた。
村では「神様の媒介物・抜け殻」と言われているが、起源や正体、本当に神であるかなどは全て不明。
案山子それぞれの名前は日本神話の神々の名から取られている。
隻（せき）
空守村において、案山子を操ることの出来る者に与えられる資格。役職でもあり、神職のような立場にある。
案山子を操る力は枸雅家と日向家にしか受け継がれないため、隻も枸雅家と日向家、両家の者に限られている。年齢は小学生以上、30歳前後までが慣習となっている。
作者によれば、名前の元ネタは『That's!イズミコ』から。
スタッフ
原作 - やまむらはじめ
監督 - 岸誠二
助監督 - 菅原静貴
シリーズ構成・脚本 - 上江洲誠
キャラクターデザイン - 森田和明
プロップデザイン - 小川浩
総作画監督 - 本橋秀之
美術監督 - 宮越歩
色彩設定 - 伊東さき子
撮影監督 - 大熊義明
音響監督 - 岸誠二、高寺たけし
音楽 - 西田マサラ、石川智晶
アニメーション制作 - ブレインズ・ベース
製作 - 案山子保存協会
オープニングテーマ「不完全燃焼」
作詞・作曲 - 石川智晶 / 編曲 - 西田マサラ / 歌 - 石川智晶
エンディングテーマ「スイッチが入ったら」
作詞・作曲 - 石川智晶 / 編曲 - 西田マサラ / 歌 - 石川智晶
OPもEDも全く同じ人だし〜！！！
もうすぐ始まるよ〜
あらすじ
閉鎖的な故郷「空守村」を離れ、東京で一人暮らしを始めた大学生・匡平。彼のもとにある日、空守村で神と崇められている「案山子」という人形を操ることができる「隻」の資格を持つ実の妹・詩緒が訪れる。彼女の口から、匡平の幼馴染であり過去に村へ惨劇をもたらしたために幽閉された男・阿幾が村から脱走したことを告げられる。 阿機の脱走に端を発し、閉鎖的環境にあった空守村の内外では、案山子を巡り様々な人物の思惑が絡み始めていく。
こうして今、神々たちの戦いが始まる。
キャスト
枸雅 匡平（くが キョウヘイ）
声 - 岡本信彦
本作品の主人公。時間の止まっているかのような故郷の空守村に嫌気が差して上京し、N大学で学生生活を送っている。
平穏な生活を送っていたが、好意を寄せている日々乃に告白しようとしたその日に、阿機の手による斬殺死体を発見してしまう。さらにその阿機を追ってきた、村に残ったはずの妹の詩緒とも再会する。その際の阿幾の襲撃で自分の部屋が使い物にならなくなったため、日々乃の父親も空守村の出身だというよしみで、詩緒と共に史場家の世話になることとなる。
経験的事なかれ主義で世の中を多少甘く見ている節があり、基本的には温厚な性格。しかし凄惨な過去へ無遠慮に踏み込まれて激昂してしまうなど、阿機曰く「本性」とも取れる一面を見せることがある。詩緒に対しては兄らしく対応しているものの、女心にはかなり疎い。
以前は玖吼理の隻だったが、ある一件にて隻を降りている。阿幾曰く、枸雅の血統に伝わる巨大で黒い能力を受け継いでいる。
史場 日々乃（しば ヒビノ）
声 - 茅野愛衣
匡平が好意を寄せている、同じ学部の女子生徒。本作品のもう一人のヒロイン。巨乳。
幼い頃から父子家庭であるため、母性が強い。また、異常事態に対しても物怖じすることが無い胆力がある。父親は「メトネル」という喫茶店を経営している。
父親が空守村の出身ではあるが、日々乃自身は村の伝統などについては全く知らないままであって、匡平らと同居する際になって初めて案山子や隻の存在を知った。
空張 久羽子（からはり クウコ）
声 - 沢城みゆき
日々乃の友人で、N大学「真・科学部」部長。
退屈な世の中にウンザリしていて、面白みのあるメチャクチャな非日常を求めている快楽主義者。
真・科学部に強制退去が命じられたため部室に篭城して徹底抗戦しようとしていた時に、玖吼理と遭遇し、案山子に強い興味を抱く。
空張 恭助（からはり キョウスケ）
久羽子の父である刑事。周囲に無遠慮な変わり者で、部下はおろか実の娘にさえ厄介な人物だと思われている。
独特の勘を持ち、匡平らのことを捜査している。
隻
枸雅家・日向家の血縁者のみが隻になる資格を持てる。
枸雅 詩緒（くが ウタオ）
声 - 福圓美里
匡平の実の妹であり、本作品のヒロイン。頭部から腕の生えたコケシのような形状の案山子・玖吼理（ククリ）を操る。
逃亡した阿幾を追って東京へとやってきた。一度は彼を捕まえることに成功するもすぐに逃亡されてしまい、隻としての修行という名目もあって、そのまま東京に留まることになった。
ポテンシャルは高いらしいが、隻としては未熟で、プレッシャーに弱い。また、すぐ頭に血が上る直情的な性格。
兄のことが大好きで、日々乃にもよく懐いている。
枸雅 阿幾（くが アキ）
声 - 木村良平
匡平の幼馴染である青年。二本の巨大な鎌を武器とする案山子・暗密刀（クラミツハ）を操る。
過去にある事件を起こして隻の資格を剥奪され、長年座敷牢に幽閉されていた。匡平が村から出ていったことを知ると脱走し、彼を追って東京へとやってくる。
匡平の持つ「力」に執着し、彼の前に現れては挑発的な言動を繰り返している。かつてはやや過剰に隻としての強さを求めつつも、匡平の良き友人と言える立場にあった。
日向 勾司朗（ひゅうが コウシロウ）
声 - 村瀬克輝
阿幾を捕らえるために日向家より送り込まれてきた男。他の案山子より強力な瞬間移動の能力を持つ案山子・宇輪砲（ウワヅツ）を操る。
眼鏡をかけ、下唇にピアスを付けている。強面ではあるが既婚者で常識人。日向の人間でありながら、両家の対立関係に関するこだわりは比較的薄く、裏では枸雅側の匡平とも連絡を取り合っている。そのため、匡平にとっても頼れる人物となっている。
桐生の保護者も兼ね、彼と詩緒の対立を気にしている。愛妻家で、奥さんは「きいちゃん」。
桐生（キリオ）
声 - 小林由美子
詩緒の双子の弟。電撃を放つ案山子・武未禍槌（タケミカヅチ）を操る。
これまで秘密裏に日向家の奥の蔵にて匿われつつ育てられてきたため、本編で出会うまで詩緒や匡平はその存在を知らなかった。
生い立ちから少々屈折してはいるが、根は詩緒と同じく単純で、すぐアツくなる性格。
隻として未熟な詩緒を姉とは頑なに認めず、事あるごとに対立している。しかし事件の渦中にある彼女の身を案じる（本人は必死に否定しているが）など、真に心の底から嫌っているわけではないようである。
枸雅 紫音（くが シオン）
匡平や詩緒の従姉。眼鏡をかけた黒髪の少女。飛行能力を持つ案山子・迦喪建角（カモタケツノ）を操る。
日向 まひる（ひゅうが まひる）
声 - 花澤香菜
日向家の少女。特殊なワイヤーで案山子を行動不能にする能力を持つ案山子・禍津妃（マガツヒ）を操る。
容姿は可憐だが育ちがお嬢様であるためか、その言動は極めて自由奔放かつ傍若無人。
かつて匡平に命を助けられた経験から、彼を様付けで呼ぶほど恋い慕っている。
隻としての戦闘能力は、自身の案山子の特殊能力も相まって、阿機や勾司朗にも匹敵する。
器師
案山子の修理や整備を行う一族。
杣木 靄子（そまき モヤコ）
声 - 高垣彩陽
器師の娘。匡平の同級生だが、物腰はとても親父臭い。おじいちゃんの代弁の際に下品な発言をしても、それと気付かないところがある。
杣木 由良子（そまき ユラコ）
声 - 山口理恵
靄子の妹で、詩緒を溺愛している。
おじいちゃん
器師の頭領で、靄子のおじいちゃん。声が小さいので、喋る際は靄子が代弁している。
その他
平城 毅（ひらしろ タケシ）
空守村の対外折衝を担当する家系の出で、村出身初の国会議員。枸雅家・日向家に対して暗躍している模様。
下山（しもやま）
平城の秘書。
瀬能 千波野（せのう チハヤ）
空守村に赴任してきた教師で、匡平・阿幾の過去に深く関わる重要人物。
日向佐兵衛（ひゅうが サヘイ）
日向家の現当主。片眼に大きな傷痕を持つ禿頭の老人。
隻になった経験は無いが、お社や案山子の力に関わる人間であることを誇りに思っている。
老齢となってから天照素を手に入れたことを天啓と捉え、その力を利用しようと動いている。
案山子
玖吼理（ククリ）
詩緒の操る案山子。久羽子曰く「でっかいコケシのお化け」。以前は匡平の案山子であった。
頭部からツインテールの様に2本の腕が生えており、右腕のナイフや頭部から放たれる光線を武器とする。
名前の由来は菊理媛神（くくりひめのかみ）から。
暗密刀（クラミツハ）
阿幾の操る案山子。普段は収納されている2本のアームに取り付けられた、巨大な鎌を武器とする。
名前の由来は闇御津羽神（くらみつはのかみ）から。
宇輪砲（ウワヅツ）
勾司朗の操る案山子。腕などは無く純粋な筒状をしている。
案山子の瞬間移動には強い意識の集中が必要なため、どうしても移動までにタイムラグが発生するが、宇輪砲にはそれが無いという特殊技能を持つ。それを利用した神出鬼没の突撃を得意とし、『百発百中の「宇輪砲」』の異名を持つ。
名前の由来は上筒之男命（うわつつのおみこと）から。
武未禍槌（タケミカヅチ）
桐生の操る案山子。電撃を放つことができる。
名前の由来は建御雷命（たけみかづちのみこと）から。
迦喪建角（カモタケツノ）
紫音の操る案山子。巨大な鳥のような姿をしており、優れた飛行能力を持つ。
先端にフックのついたワイヤーを武器として利用している。
名前の由来は賀茂建角身命（かもたけつぬみ）から。
禍津妃（マガツヒ）
まひるの操る案山子。
アンカーの付いた特殊なワイヤーを張り巡らせることで、案山子の動力源たる『カムノチ』を遮断する結界を張ることが可能で、結界内に捕らわれた案山子は行動不能に陥る。
ワイヤーは何かに固定して張る必要があるため、周囲に何も無い開けた空間では結界を張ることができない。
名前の由来は禍津日神（まがつひのかみ）から。
天照素（アマテラス）
匡平・阿幾・まひるが過去に対峙した巨大な案山子。四つ足で歩行し、獣のような歯の生えた口を有する。
江戸時代頃の争いで消失したと伝えられていた二体の案山子の片割れで、匡平らに撃退された後は日向家が所有していた。
理由は不明だが、人の心を食らう事で、隻を必要とせず稼働ができる。破壊されても数年で元に戻る不死身じみた自己修復能力や、強力な砲撃能力を持つ。
弥隈利（ミクマリ）
火官土（カグツチ）
現在まで未登場。能力も不明。
常絶（トコタチ）
過去の天照素との戦いで行方不明。能力も不明。
用語集
空守村（からかみむら）
匡平たちの故郷。N県K郡に属する。かなりの僻地らしく、国道が通っているのが奇跡とも言われる。
人口が少なく閉鎖的な村で、「案山子」を神として祀るという奇妙な伝統に縛られている。村では「枸雅家（くがけ）」と「日向家（ひゅうがけ）」の両家が特権階級にあり、その両家の合議制で運営されている「お社」によって、案山子の管理、隻の選定・授与が行われている。
案山子（カカシ）
空守村で「神様」として祀られている人形。村のお社によって管理されている。
単独で動くことはないが、「隻」と呼ばれる資格を持つ者が案山子に魂を入れて操ることができる。瞬間移動や物体の通過、種類によっては電撃や光線の発射など様々なことが出来るが、操る隻の資質によっては使えない能力もある。主に村での土木工事や、村へ侵入する外敵を撃退することで役立ってきた。
村では「神様の媒介物・抜け殻」と言われているが、起源や正体、本当に神であるかなどは全て不明。
案山子それぞれの名前は日本神話の神々の名から取られている。
隻（せき）
空守村において、案山子を操ることの出来る者に与えられる資格。役職でもあり、神職のような立場にある。
案山子を操る力は枸雅家と日向家にしか受け継がれないため、隻も枸雅家と日向家、両家の者に限られている。年齢は小学生以上、30歳前後までが慣習となっている。
作者によれば、名前の元ネタは『That's!イズミコ』から。
スタッフ
原作 - やまむらはじめ
監督 - 岸誠二
助監督 - 菅原静貴
シリーズ構成・脚本 - 上江洲誠
キャラクターデザイン - 森田和明
プロップデザイン - 小川浩
総作画監督 - 本橋秀之
美術監督 - 宮越歩
色彩設定 - 伊東さき子
撮影監督 - 大熊義明
音響監督 - 岸誠二、高寺たけし
音楽 - 西田マサラ、石川智晶
アニメーション制作 - ブレインズ・ベース
製作 - 案山子保存協会
オープニングテーマ「不完全燃焼」
作詞・作曲 - 石川智晶 / 編曲 - 西田マサラ / 歌 - 石川智晶
エンディングテーマ「スイッチが入ったら」
作詞・作曲 - 石川智晶 / 編曲 - 西田マサラ / 歌 - 石川智晶
OPもEDも全く同じ人だし〜！！！
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