ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

漢方薬が好きだコミュの不妊症と基礎体温表

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
 漢方薬の話
 不妊症と周期療法

                漢方薬の事が大好きな薬剤師 吉富博樹

不妊症でご相談された37歳女性。毎月の生理は遅れがちで、出血が始まる前に腰痛、生理期は我慢が出来る腹痛がある。腰から下が冷えて疲れやすい。腹部も常に冷えている。基礎体温表を拝見させていただいた。若干高温期の体温が低く短いようである。この方には子宝漢方薬と異名を持つ瓊玉膏を補陰薬、下腹部を温め卵巣の血流を良くしていく「毓麟珠(いくりんしゅ)《景岳全書》」を補養薬として飲んでいただいた。基礎体温表を参考にしていく漢方療法は、中国で1960年頃から始まった比較的新しい治療法で、私も上海中医薬大学付属曙光病院で孫教授にご指導いただいた。漢方医学の基礎は陰陽論。低温期は陰が盛んな時期、高温期は陽が盛んな時期という考え方から低温期には陰を補う漢方薬を、高温期には陽を補う漢方薬。生理期と排卵期には陰陽が転換する時期として理気剤や駆於血剤を処方されている。例えば生理期に折衝飲、低温期に海馬補腎丸、排卵期に当帰芍薬散、高温期に至宝三鞭丸と使い分けるのだ。この女性は効果が早く3ヶ月後には流産予防の漢方薬「当帰散(とうきさん)《金匱要略》」に処方を変更することが出来た。不妊症でお悩みの方は、基礎体温表を持参して相談される事をおすすめします。漢方薬の効果をグラフで確認できますよ。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

漢方薬が好きだ 更新情報

漢方薬が好きだのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング