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ジョアン サルバンスコミュの2012年ヴィッセル神戸 バルセロナ遠征 報告

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先週までコーディネートさせていただいていたヴィッセル神戸U-18チームに帯同していた弊社のスタッフ(バルセロナに指導者留学をしている日本人)がヴィッセルU-18が戦った4試合の感想を書いてくれたので、アップさせていただきます。



ヴィッセル神戸ユースの遠征を終えて




ヴィッセル神戸のユースチームは今回のバルセロナ遠征で計4チームの交流試合を行いました。

初戦の相手チームのGavaの選手達は必要以上に選手達の表情は緩んでいてかなりのリラックスムード。日本のチームであるヴィッセル神戸を甘く見ているという印象を受けました。

試合に入ってからはヴィッセル神戸のディフェンスラインは高く保っているのですがゴールキーパーの位置はゴールに近く、相手のボール保持者に対してのプレッシャーがなかったので相手選手は冷静に前方の味方の選手を探し、狙いを定めてヴィッセル神戸のディフェンスラインの背後にボールを通す状態を作っていました。しかし、神戸はディフェンスラインからフォワードの間ではグループとして上手く守備ブロックを作り相手のプレースペースを奪って試合を進めていました。

Gavaの実力を考えると1−5というような結果にはなっていなかったように思います。どれだけ実力のあるチームでもメンタル面のケアを怠ると選手として、チームとして本来の技術や戦術、フィジカルをフルに発揮できなくなってしまうということを改めて感じました。逆にヴィッセル神戸はGavaに試合のリズムを合わせることなく自分たちの力を相手に知らしめることのできた試合になったと思います。




2戦目のRCD Espanyol戦はヴィッセル神戸の良さがほとんど出なかった試合でした。簡単にEspanyolにサイドの突破を許し、ゴール前のマークを外したフリーの選手へパスを通されて失点を許すという場面が何度も見られました。球際でもEspanyolの選手に力で負けてしまいセカンドボールを拾う事はできませんでした。例えばフォワードの選手が前線からプレスをかけようと試みるも選手間の連動が上手くいっていないためにせっかく全力でボールを奪いに行っても周りの選手が準備をしていない為にボールを奪いきることができませんでした。攻撃の始まりであるゴールキーパーからやディフェンスラインからのビルドアップでも不用意なミスが何度もありました。原因として各選手の技術面、判断の問題もありますが周りの選手のサポートの仕方やポジショニングにも問題があったように思います。







3戦目のGirona戦は神戸との試合の1週間前に先日U-15のGironaが同じ日本のチームである京都サンガジュニアユースに大敗したということもあり1戦目のGavaの選手とは違いウォーミングアップの時点から心身共に良い準備をして試合に挑んでいたと感じさせられました。ヴィッセル神戸の選手もEspanyol戦の屈辱を繰り返さない為に気持ちの面でも良い準備ができたように思います。試合は前半ヴィッセル神戸が主導権を握り優位に進めていましたが後半Gironaも負けられないと意地になり押し返しました。試合全体として和田倫季(8番)はグラウンドの幅を上手く利用できるように右へ左へ上手くボールを散らすことができ、時折相手の急所を突くようなパスを何度も通し90分間高いパフォーマンスを披露しました。松村亮(10番)はボールが足元に入ると高い技術を生かし何度も果敢にフィニッシュまで持ち込みました。コントロール、ドリブル、フィニッシュまでの技術は非常に高いレベルにある選手だと思います。改善点はボールを受ける前のポジショニングにあるのではないでしょうか。常に守備と攻撃を一体に考えなければ良いポジショニングを取る事はできません。ヴィッセル神戸のトップチームのように早い攻守の切り替えが求められるようなチームであれば尚攻撃から守備へ、守備から攻撃へ素早く移り変わることのできるポジショニングが要求されるはずです。外国人を相手に感情を剥き出しに戦う姿勢は一般的な日本人選手にはない長所だと思います。

試合は3-3の引き分けに終わりましたが良い戦いができた試合でした。





4戦目のFC Barcelona戦はヴィッセル神戸の選手達が一番楽しみにしていた試合でした。90分間集中を切らすことなく守備をする事はできましたがフィニッシュまで持ち込むところまではなかなかできませんでした。日本でこれだけ守備に翻弄し走らされるという経験はなかったと思うので選手にとって凄く貴重な経験となったのではないでしょうか。Girona戦で輝きを放っていた和田倫季(8番)、松村亮(10番)もFC Barcelonaの守備のポジショニングの良さや個人のレベルの高さによって彼らの良さを出す事がなかなかできませんでした。チームとしてボールを保持したときのパスのラインの本数に差があったように思います。FC Barcelonaのボールを受ける選手のコントロールとパスの技術の高さに正しい判断力、周りの選手の的確なサポートの距離やポジショニング、身体の向きなどは世界でもトップレベルのように思います。そういった意味で後半から出場した宮村哲朗(5番)はコントロールとパスの技術の高さ、ボールの受け方はFC Barcelonaの選手に引けを取らないプレーができたように思います。彼は怪我をしていた為この試合がバルセロナ遠征での初出場でしたがチームに落ち着きを与え相手のゴール付近ではミドルシュートで相手を脅かす存在となっていました。この試合の結果は0-0の引き分けに終わりました。試合を通してFC Barcelonaを相手に良く戦えたのではないでしょうか。







今回の遠征に関わり感じた事はスペインのレベルの高いチームでも油断をすると日本のチーム相手に大敗をしてしまうという事です。普段国際試合の少ない街クラブはアジアのレベルを良く認知していない為に試合にうまく入ることが困難なように思います。それに対して国際試合の経験が豊富で日本のクラブとよく交流試合を行うFC BarcelonaやRCD Espanyolはスタッフ・選手共に日本のチームを相手に油断することなく圧倒的な力の差を見せ付けてやろうというような戦いしてくるように思います。

日本のチームの試合を観ていて思うことは攻撃から守備、守備から攻撃への移り変わりの遅さです。どのポジションの選手も移り変わりを素早く行う為の正しいポジショニングをとることができれば更に失点を減らすことができ、得点を増やすことができるのではないでしょうか。攻撃の目的はボールを保持すること、ボールを前進させること、得点すること。守備の目的はゴールを守ること、ボールを奪うこと。このことを徹底できれば更に日本のレベルは上がるのではないでしょうか。

同時に日本のトップレベルの育成年代のチームがスペインの同年代のトップレベルのチームと互角の試合を繰り広げる姿を観るのは日本のレベルが日々向上している証だということをスペインにいながら身をもって痛感させられる帯同にもなりました。


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