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「雨のあとに虹」 コミュニティコミュの雨のあとに虹・Part5 その57

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「三国官房長官からお電話です。」
陽子は言った。
「はい!」
俊之が言うと
「私は席を外しましょうか?」
久美子は確認するように言った。
「ここに居ていいよ。」
俊之は言った。
「珈琲でも飲んでいてください。」
立花が言うと
「久美子さんにも中国にいらっしゃることになるはずですよ。」
恵子は言った。
「お電話変わりました。」
俊之は受話器を耳に当てて言った。
「内閣官房長官の三国です。」
三国が言うと
「官房長官が直々にお電話くださるとは驚きました。」
俊之は言った。
「今回は内密で頼みたいことがある。」
三国が言うと
「どのようなことでしょうか?」
俊之は言った。

「この映像が世間に流れたら大問題になりますね?」
松沢は言った。
「政府がどのように対応するとだろうか?」
田母神が言うと
「国民に公開すると思います。」
松沢は言った。
「それはあり得ない。」
田母神が言うと
「後悔するのがあたり前ですよ。」
松沢は言った。
「世の中は綺麗ごとだけをではないよ。」
田母神が言うと
「隠蔽するとおっしゃるのですか?」
霧島は言った。
「彼らは間違いなく隠蔽するはずだよ。」
田母神が言うと
「我々の努力が無駄になるのは悔しいですね?」
松沢は言った。
「これはその時に使う切り札だよ。」
田母神が言うと
「私も大賛成です。」
霧島は言った。
「お前たちは無関係だよ。」
田母神が言うと
「それでは納得出来ません。」
松沢は怒ったように言った。

「こちらこそよろしくお願い致します。」
俊之は言った。
「よろしく頼むよ。」
三国は丁寧な口調で言った。
「はい!」
俊之が言うと
「政府も高村さんに頼るのは不甲斐ないよ。」
三国は言った。
「僕は出来る限りの努力をします。」
俊之が言うと
「間瀬総理に聞かせてやりたいよ。」
三国は言った。俊之が通話を終えると
「あまり無理をなさらないでください。」
立花は心配した表情で言った。
「大丈夫だよ。」
俊之が言うと
「俊さんは一企業の社長なのに政治家の仕事もするのですね!」
久美子は言った。
「私たちも協力させていただきます。」
恵子が言うと
「これは総武の仕事とは関係ないけれどいいかな?」
俊之が言うと
「いずれ総武全体に大きく関わって来ると思います。」
立花は言った。
「うん。」
俊之が言うと
「笹川さんたちだけでは不安です。」
恵子が言うと
「私もご一緒します。」
陽子は言った。
「私も総武ホテルと総武百貨店の進出について中国側の居住民と話し合いをする必要があります。」
恵子が言うと
「それが名目ですね?」
久美子は言った。
「うん。」
恵子が言うと
「私も何か理由をつけてご一緒します。」
立花は嬉しそうに言った。
「大人数で行くことになるね?」
俊之は言った。
「白仁オーナーも賛成してくださるはずですよ。」
陽子が言うと
「私は日本を代表して中国と交渉する社長をサポートします。」
恵子は言った。
「ありがとう!」
俊之が言うと
「あたり前ですよ。」
立花は言った。久美子が窓外に視線を向けると日差しが傾いていた。

「それは出来ません。」
桐生は受話器を耳に当てて言った。
「そこを何とか頼むよ。」
三国が言うと
「何容疑者には日本の裁きを受けてもらいます。」
桐生は言った。
「桐生検事は政府に逆らうつもりですか?」
三国は起こったように言った。
「三国官房長官こそ三権分立を無視なさるおつもりですか?」
桐生が言うと
「それが国家のためだよ。」
三国は言った。
「逆に国家の損失ですよ。」
桐生は大きな声で言った。
「今は中国政府と揉めごとを起こしたくない。」
三国が言うと
「毅然とした態度を示すのがあなたの役目ですよ。」
桐生は言った。
「君は検察官を辞めるつもりか?」
三国が言うと
「私は定年まで検察官を続けるつもりですよ。」
桐生は言った。

To be continued

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