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「雨のあとに虹」 コミュニティコミュの雨のあとに虹・Part4 その119

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「本当に私が遊佐と肉体関係を持ったと勘違いしたのですか?」
理佐は苦笑しながら言った。
「あの時はホテルに長い時間入ったまま出て来なかったからね!」
関口は言った。
「遊佐を油断させるためには仕方がないと思ったのよ!」
泰子が言うと
「僕も騙されたよ。」
翔太は言った。
「遊佐のような汚いおじさんは嫌ですよ。」
理佐が言うと
「催眠術だと解っていたら心配は要らなかったのね?」
泰子は言った。
「私は催眠術の実績がなかったのであえて言いませんでした。」
理佐が言うと
「僕は高村さんに理佐さんが肉体関係を持った間違いの報告をしたよ。」
翔太は言った。
「高村さんなら解ってくれたはずです。」
理沙が言うと
「高村さんならすぐに見抜いたと思います。」
泰子は言った。

「天門先生のお役に立ててよかったですよ。」
俊之は笑顔で言った。
「今回は思った以上に佐野さんも反省しています。」
大輪は言った。
「それはよかった。」
俊之が言うと
「佐野さんは昨年の夏頃から迷惑をかけていたみたいですね?」
大輪は言った。
「私は詳しいことは知らないです。」
久美子が言うと
「あえて知らない方がいいこともあるよ!」
俊之は言った。
「矢島さんが厳しく鍛えるそうですね?」
大輪が言うと
「うん。」
俊之は言った。
「矢島さんならうまくやってくれるはずです。」
久美子が言うと
「栗山さんも思ったより早く退院が出来そうですね?」
大輪は笑顔で言った。
「うん。」
俊之が言うと
「太田さんが整体の施術をしてくれています。」
久美子は言った。
「催眠術の効果が大きかったと思うよ。」
俊之は言った。
「ミスター高村も気づかれていましたか?」
大輪が言うと
「李先生から闘真拳の手解きを受けた者なら誰でも見抜けると思うよ。」
俊之は言った。
「催眠術で回復が早くなったのですか?」
久美子が言うと
「効果があるはずです。」
大輪は言った。

「少し休憩しようか?」
育子は言った。
「うん。」
ゆき乃が言うと
「今年もゆき乃と優勝を争うことになるね?」
育子は笑顔で言った。
「うん。」
ゆき乃は言った。体育館は寒いが運動を終えたふたりは全身に汗が出ていた。育子はスポーツドリンクを飲むとゆき乃は椅子に座った。
「もう春になるね?」
育子が言うと
「春が近づいているのに気づかなかったよ。」
ゆき乃は言った。
「そう言えば久美ちゃんの卒業式も近いはずだよ。」
育子は思い出したように言った。
「久美子さんは卒業したから高村さんと結婚するのね?」
ゆき乃が言うと
「秋に結婚式を挙げるはずだよ。」
育子は言った。
「お祝いは何にしようかな?」
ゆき乃が言うと
「まだ決めなくていいよ。」
育子は言った。
「育子と笹川さんはどうなっているの?」
ゆき乃は育子を見て言った。
「結婚はまだ先かな?」
育子が言うと
「その時には早く教えてよ。」
ゆき乃は言った。
「一番に教えるよ。」
育子は言った。ふたりは練習の合間に少しだけ癒されたように会話をしていた。体育館の窓から見える青空に雲がひとつも見えなかった。

「忙しいかい?」
岸田は笑顔で言った。
「適当に忙しいです。」
桜田は言った。
「何かあったのですか?」
菊池が言うと
「遊佐志郎と池上直政が送検されたよ。」
岸田は言った。
「それはよかったです。」
「捜査二課と地検特捜部の担当が感謝していたよ。」
岸田が言うと
「捜査一課として殺人未遂や監禁に脅迫と複数の罪名で追っていました。」
桜田は言った。
「偶然に捜査二課に協力した形になっただけですよ。」
菊池は親しみを込めて言った。
「それはご苦労だったね?」
岸田が言うと
「いいえ。」
菊池は言った。
「これで官房長も長官になられる可能性が高くなりましたね?」
桜田が言うと
「長官になるのは止めたよ。」
岸田は言った。
「長官になられないのですか?」
菊池は驚いたように言った。
「次のチャンスはいつ来るか解りませんよ。」
桜田が言うと
「私が長官になると君たちに細かい指示が出せなくなるよ。」
岸田は言った。
「そうですね?」
桜田が言うと
「それでは面白くないよ。」
岸田は言った。
「解ります。」
桜田が言うと
「君も捜査一課長か主任捜査官に出世してもらうことになるよ。」
岸田が言うと
「それでは面白くありません。」
桜田は言った。
「お互いこのままでいようよ。」
岸田が言うと
「そのつもりです。」
桜田は言った。
「これでは出世は無理だな?」
菊池は小さい声で言った。桜田は官房長室から見える公園を見て笑顔になっていた。春の日差しが花の蕾を開かせて暖かさを強調していた。

「今日は久美子さんの卒業式でしたね?」
立花は言った。
「高村社長は北西大学の近くに行かれています。」
陽子が言うと
「総武としても久美子さんにお祝いがあるので明日にでも渡そうと思っています。」
立花は言った。
「立花さんも一緒に行けばよかったのよ。」
陽子は笑顔で言った。
「今日は遠慮しておきます。」
立花が言うと
「その方がいいですよ。」
陽子は言った。立花が頷くと陽子は俊之が居ない机を見て笑顔になった。立花の携帯電話が着信すると
「失礼します。」
立花は言った。

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