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濃い映画 (for gay only)コミュの「シエスタ」 〜エキゾティシズムはクレオールの夢を見るか

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80年代頃はなぜあんなにエキゾティシズムが花盛りだったのでしょうか?
泡沫のように生まれては消えるポップカルチャーの中で、特に屑ポップミュージックの中にその例を多く見る事ができます。
4分間の屑曲でつかの間見る夢。
ベタなようで新奇な響き、TVの旅番組や世界不思議発見でチラッと見たことがあるだけの遠い辺境へ一瞬トリップして、逃避行する女 / 世界を旅する女 / はたまた異国の女にでもなったような気に「4分間だけ」浸ってしまう、そんな曲たくさんありましたよね。
(こういうエキゾ系の多くがやはり女性向けですね。)
思えばこの頃の新しさ、ロマン、非日常感、個性を追い求める気分は爛熟あるいは停滞?の様を呈した西欧文明の枠の外へ積極的に向かったのかもしれません。

例えば中森明菜の「Tango Noir」。「ジプシー・クイーン」とか「Sand Beige」など・・・明菜の歌にはエキゾ系、枚挙に暇がないですね。



例えばジュディ・オング(1979年だけど)の「魅せられて」。



例えば工藤静香の「黄砂に吹かれて」。

高等教育を受けた女子よりもむしろヤンキー女子向けのファンタジー提供者であった静香もエキゾな夢を歌っています。そういえばカーマスートラの伝説とかもエキゾ系だ。

その後島谷ひとみが「亜麻色の髪の乙女」で一山アテて、柳の下に2匹目の乙女は?3匹?4匹目は!と乱獲を続けたため(アンジェラス、パピヨン、シャンティ、ペルセウスなどの一連の屑曲)日本のエキゾ鉱脈はここ数年枯渇しているようです。

さて本題。今回のお題は「シエスタ」。
見所の少ない「オーシャンズ13」で久々に復活した、こいつの引き攣った笑みが一番見ごたえがありました、エレン・バーキンの主演作。
「シエスタ」の次の年にミッキー・ロークとの共演作「ジョニー・ハンサム」ではエレンの日本語吹き替えは、三原じゅん子。なるほどねえ。
キャリアの頂点は「シー・オブ・ラブ」でアル・パチーノの相手役を努めたときでしょうか。

ガブリエル・バーンと別れた後にあのレブロン社のオーナーと結婚・離婚して大金せしめたはず。金のニオイのプンプンする女になっての復帰です(55歳)。
マルシアに「金はいくらでも出すから好きなだけ整形して来い」って言ってさせたらこんな顔になると思いますよ(↑)。

そういうエレンが初主役となり大ハッスルする映画(1987年)。
女曲芸師のエレンがパラシュートなしでスカイダイブするという危険な試みをテレビ中継入れて行うと決めるが、その一大イベントの前に、いまだ忘れられないかつての恋人を訪ねにスペインに行く。
けれど、ふと眠りから覚めると血のついた真っ赤なドレスを着て財布も何も持たずに荒野に倒れている?
これは自分の血?それとも他人の?現実と夢とが交錯しながら、行き着いたところは死だった・・・というお話。

美しい幻想映画なんですが、幻想部分がぶっとび過ぎ。

冒頭、深い眠りから目覚めたら、まず爆走。
ドレスについた血を川で洗濯したら、そっこー裸で一眠り。
無一文でよくわかんないけど街に出るか!とタクったらヒョウ柄の内装のタクシーが捕まり、座席になぜか落ちてた口紅塗ると、それをいやらしい目つきで見る運転手。。。
こういう冒頭のため、たいがいの観客は3分でまともに観る気を喪失すると思われます。

それをちゃんと我慢すると、エレンの
「ショートヘアーだけどモミアゲだけ長く伸ばす"戸川昌子スタイル"」
「タクシー運ちゃんにレイプされるシーン」
「建物の4、5階から下に止ってるバスの上に大の字で落下して脱走」
「もう1回、今度はノーパンでダッシュ(ボカシあり)」
などが見る事ができます。
なにしろ、エレンたんより格や器が上の女優3人(オスカー受賞前のジョディ・フォスター、美貌のピーク時期のイザベラ・ロッセリーニ、80年代の至宝グレース・ジョーンズ)に囲まれており、エレン必死。

好き嫌いはともかくこの時代の気分をよく表した作品として、かなり頑張っていると思います。

しかしエキゾ感を楽しむだけというなら島谷ひとみを1曲聞く行為と、ほぼ等価、置き換え可能です。

結局褒めてるんだかけなしてるんだかw

コメント(14)

出演時間は1分足らずだけど、全部もってくグレース・ジョーンズ。
なんだよその眉。
グレースさま、おもしろい(笑)
エレンは張り合わなきゃならないから、さすがにかわいいです♪。

私のエキゾチはベネロペ(ペ?)元トム・クルーズの奥さん、 しかでてこないわ。

アントニオ・バンデラスとの「デスペラード」でナイスバデイをだしたセックスシーンやいかついバンデラスと熱烈な恋の物語しか記憶にないけど、暑い映画でした。

中森明菜の 北ウィング♪が好きです。エキゾでないですね。

ミ・アモーレはエキゾたっぷりだと思います。
両A面?カップリング?の 赤いとり♪がもう一度聴きたいです。

久保田早紀の 異邦人♪はまんまエキゾげっそり

どちらともイントロですべてを引き付け離しませんね♪

この時代のものなら ウルトライントロドン!でやっくんには負けません!
管理人さん!
ちゃくちゃくとメンバー増えてますね(^-^)v
エレン、
いっとき、ビッチ系でがんばってたのに、
シャロン姐さんがでてきてから・・・
たまに、脇役でもでてたらうれしい限りです。
美貌も衰えてないし・・・

やっぱ、向こうの女優はキレイじゃなくっちゃね〜
>ソラチさん、

告知も宣伝もしてませんが、こんなトピで人が集まってくださっているのは感謝、感謝です。
しょーもない映画話、楽しいですな。

バンデラスとの絡み、ペネロペではなくサルマ・ハエックのことかな?
ペネロペは意外にバンデラスとはガッツリ組んでないんですよね。
サルマと、後はキャサリン・ゼタ・ジョーンズがバンデラスとの濃厚な絡みでは筆頭でしょうか。

もう一人、「ポイズン」で絡んだアンジェリーナ・ジョリー(慈善に目覚める前のまだ悪いころの)も忘れてはいけませんね。なにしろこの映画での日本語吹き替えはバンデラスが草刈正夫、アンジェリーナが杉本彩ですから。
トリュフォーの名作「暗くなるまでこの恋を」のリメイクだなんてことが吹き飛ぶようなB級感の濃厚さ。
ベルモンドがバンデラスで草刈正夫、ドヌーブがアンジェリーナ・ジョリーで杉本彩ですもの。

youtubeの動画、ほんとは異邦人載せるつもりでしたよ。あと、庄野真代の「飛んでイスタンブール」も。

川島なお美は頭を切り替えたいときはイスタンブールに旅しに行くようにしていると言ってたなあ。さすがこのエキゾ好き世代のど真ん中のことだけある。。。


>じほまささん、

エレン、いい人役のときはいまいち冴えないけど、悪女役のときは光りますよね。
あと、よってろれつが回らない女とかやらせたらすごい巧いと思いますよ。
「ちょっとー、ヒーック・見たー?あの女の・ヒーック・傷んだソバージュゥゥゥ、ヒーック 」
みたいな。
こずるそうな、片方だけ口角上げる笑い方、よくするんだわ。

キレイなんだけど、日本人によく分からない系の美貌ですね。
リリー・ソビエスキー、ヘレン・ハント、ローラ・リニー、あと意外にブリトニー・スピアーズがこの手の洋風薄味顔の系統だとにらんでます。
> ショウゴさん
あれはベネロペでなかったんですね(((・・;)

タランティーノもエキゾ系の女優をつかいませんか?
ユマ・サーマンはいつも冷蔵庫にくっついてます(*^^*)

岩崎ひろみもはずせません。
高度経済成長でサラリーマンを讃える マドンナたちのララバイはドラマのエンディングでも使われて、暗い午後ドラから明るいポップへと移っていくじきでしたね。
また濃いところ突いてくるねぇ。
「シエスタ」確かシネマライズで公開したと記憶してるんだけど、
公開時に見損ねたまま、ずっと未見のままです。
そんな映画だったんだ!

で、エレン・バーキン、すっかり影が薄くなったね。
自分が最後に見たのは「恋する遺伝子」の脇役だったかな。
アシュレイ・ジャドの職場の上司を演じてた。

この人、江戸のチャキチャキ姐さんみたいだよね。
笑う時の、あの唇の歪み方もステキ。
あんなに歪むのは、今だと麻生太郎くらい・・・。

ショウゴが挙げた洋風薄味顔系、結構、好きです。
特にリーリー・ソビエスキー(リリーではありません!)。
美人なのかブスなのかよく分からない能面顔と、
このリーリーという妙な響きに、ちょっとだけはまったことがあります。
> ソラチさん

岩崎宏美かぁ。
歌の上手さを鼻にかけた人というイメージを親から刷り込まれたため、あまり得意ではありません。
つーか、実は80年代にはイマイチものごころついてないので、知識がアヤフヤです。ご容赦ください。
工藤静香がギリギリ「世代」な感じ。

タランティーノの使ってたラテンエキゾ女優というとやはり「フロム・ダスク・ティル・ドーン」のサルマ・ハエックかな。
荒野のストリップ小屋「TITTY TWISTER(オッパイ旋風?)」で客を魅了し襲う、バンパイアストリッパー役。

蛇と絡むエロ踊りは数年後にブリトニー・スピアーズがI’m a slave 4 U のビデオでマネましたね。

しかしフロダスで素晴らしかったのはチーチ・マリンによるストリップ小屋の呼びこみです。
プッシー、プッシー、プッシーのドンチャン騒ぎだよ!ニワトリのプッシーから臭〜いプッシーまでなんでもあるよ!みたいな。

最低。
> ショウゴさん
いえいえ(((^_^;)

こちらこそ蜘蛛女ファンなだけで、トピを楽しく見てるだけなので。

それにしてもショウゴさんとモルダーさんはラブラブ?(*^^*)
>モルダーさん

シエスタいいですよ!
日本ではDVD化されてないからビデオで見かけたら借りてみてください。
僕はツタヤの新宿で見つけました。
こういうDVD化されない映画たちへのアクセスが難しくなっていくんですかね。。。

エレン・バーキンのふてぶてしさはすばらしいですね。
女優としてのキャリアにはあんまり欲かいてないような余裕を感じます。

リーリーなんですねえ。
今の女優でインテリ系・サブカル系でトップクラスの女優って誰だろうって友達と話していたら名前が出てきましたよ。
ただしピークは数年前だし最近見てないけど。。。



リーリー、あるインタビュー記事で結構な家柄の出と書かれていた
覚えがあったので、あらためて検索してみました。
そしたらウィキペディアにこんな項目が。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BD%E3%83%93%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%82%AD%E5%AE%B6

なるほど。そういわれればリーリー、中世のコスチューム・プレイとか似合いそう・・・。
ちなみにお父さんのジーン・ソビエスキーは画家で、
若い頃はジーン・セバーグや、歌手のダリダと同棲したこともある
結構なプレイボーイだったらしい。
かっこいい一家なんだね。
>モルダーさん

そうなんだ。
どうりで若いわりにシュッとし過ぎてる感じした。
コスプレも似合いそうだし、あとはこういうシュッとした女優こそ、「スクリーム」とか「SAW」みたいにしょうもない殺され方するスプラッターホラーとかに出てほしい!

そういえばルパート・エヴェレットも貴族出身だったなあ、と思ってウィキペディアで調べてみたら、男娼やってたと書いてあってビックリ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%88
生活のためじゃなくて趣味で、と言ってほしいw

あとへレナ・ボナム・カーターも上流ですよね。。。曽祖父が元イギリス首相。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%AC%E3%83%8A%E3%83%BB%E3%83%9C%E3%83%8A%E3%83%A0%EF%BC%9D%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

ダリダって久しぶりに聞いた名前!

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