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写真交流館コミュのプリントやネガは退色するもの

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 懐かしい昔のアルバムを見ていると、明らかに色あせしていることがあります。写真を撮った時は鮮明なカラー写真だったのに今では色が褪せてしまい、かろうじて画像が見てわかる程度に退職しているものもあります。モノクロ写真なら、俗に言うセピア色のような写真に変色してしまったものもあります。
 念々改良が進んでいるフィルムなのですが、一度現像された写真は、ずっと同じ画像をいつまでも保持できるのでしょうか。残念ながらそれはできません。写真の保存状態にもよりますが、写真は、年が経つにつれ色が退色していきます。100年プリントというのが流行ったこともありますが、それでも完全に退化を防げるわけではありません。昔のカラープリントであれば、年数を経たことでの色の退化は避けられないものです。
 
 写真プリントと一言で言っても、使われている材質は年代ごとに異なります。フィルムも印画紙も多くの種類が存在します。印画紙では、古くは19世紀半ばに開発された、卵白に塩を溶かして塗り、硝酸銀で処理して感光氏として作られた鶏卵紙というものから、祭神のものではデジタル画像をプリントするための写真専用紙まで様々です。種類によっても劣化の進み具合は異なりますが、少なからずどれも経年による劣化は避けられません。

 写真の適切な状態で保存するためには、できるだけ保存環境を整える必要があります。

コメント(3)

 写真の保存についての文献にローレンスE.キーフ・デニス インチ共著の「写真保存の手引き −現像・保管・展示のしかた−」(杉下龍一郎他共訳、雄山閣、1995)」があります。
 カラー写真の安定性に影響を与える因子はネガでもポジでも次の3つです。
まず、
 暗所退色です。これは24時間中起こり、容赦なく進んでいきます。暗所退色にはどんな種類のエネルギーの商社も必要でなく、完全に周囲の温度と相対湿度に依存しています。換言すると、たとえ写真を密閉し、遮光した容器に入れいても、何らかの変化は起きます。
 光退色は周囲の光によって引き起こされる乳剤の光化学的反応の結果です。光に当たっている時間の長さに加えて、乳剤に当たる光の強さと分光特性により、変化の速度は決まります。
 暗所退色も光退色もフィルムのマゼンダ、シアン、イエローの染料層に影響を与えます。これらにより起こる変化が写真を観る者にとって邪魔になるのは、染料がそれぞれ違った速度で退色するために色が変わってしまうことによります。
 三つめは汚損(シミ)です。これは以前ほど大きな問題ではなくなりました。コダカラータイプ?のような古いタイプのカラー印画紙では、乳剤に残ったマゼンダカプラーの副生成物が、プリントの縁やハイライトの部分に黄色のシミを作りました。現在の多くの乳剤では、この問題が起こることはずっと少なくなりました。この問題に対してはほとんど手の施しようがなく、この問題を起こしやすいと思われるプリントは、コピーを作るか、冷蔵するなどの方法しかありません。
 写真店でプリントした写真は、色褪せしないと思っている人が多いようです。100年プリントだから大丈夫などと安心していては大変なことになります。家庭のカラープリンターでプリントアウトした写真はもちろん、すべての写真は、遅かれ早かれすべての色は、必ずいつかは褪せてしまいます。
 写真店でよく見かける、写真の品質保証の文字、客に写真を渡した時点での品質保証なのか、50年、100年後の品質保証なのかよく解かりませんが、10年後、お店に、色褪せた写真を持って行き、クレームを言ったところで、おそらく、何処も何もしてくれません。本来、商品などの品質保証とは、消費者に安心して頂けるように、もし、写真の品質に何か問題があれば、お店なり、メーカーが保証してくれるので安心して下さいと、言う意味ですが、結局のところ写真の管理は自分たちでしなければなりません。

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