ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

高の原で遊ぼうプロジェクトコミュの1.29@Takanohara

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
1月29日(土)
高の原で遊ぼうプロジェクト LIVE part 4
  『 chori in Tqkanohara  』
   ― また、あの詩人がやってくる―

凍てつく1月の夜。高の原に吹き抜ける北風を受けながら、地元のブテック「ドービル」に、三々五々参加者が集ってくれました。
京都のライブハウスを中心に、ポエトリーリーディングを行っている 「詩人 chori 」が、1年半ぶりにこの街に来たのです。
奈良と京都の県境。京都市内からはちょっと離れたこの街に、音響も照明も完備されていないブティックのホールに、寒い夜、詩人はギターリスト「ムッティ」を連れてやってきたのです。

真っ暗なホールにギターの寂しい音色が流れ始めライブが始まります。オレンジ色の照明の中で詩人の白い指がギターに合わせて宙にリズムを刻みます。
そして甘い声が、まるで波のように・・・

 悲しい時にネギを刻む
  そういう物語があったけれど
   わたしは自分が十分青臭いことに辟易しているから
     ことさらに平気な顔をして大根を刻む
真っ白い朝 真っ白な腕 真っ白な未来 
    などというものを 
などというものを
信じていた私をへらへら 笑いながら優しくぶつ切りにしてやる

ホールに広がり、聴く者を一瞬にして choriワールドに引き込んでしまうのです。

わたしたちはビールを飲みながら、ホットコーヒーで暖を取りながら・・・甘い声に身体を揺らせます。

2部では、オーディエンスが即興で短冊に書き込んだ「一行詩」を 詩人が繋ぎいれて、即興で言葉を紡ぎ、「一つの詩」にしてしまうというパフォーマンスが・・・

集まった短冊は、長短交々に19枚。

『最後の時間』・・・これはタイトルに
『冬の夜、変わり者たちが風の強い丘に集まる』・・・私たちのこと?
『頭の中を無にすることができたら』・・・そう、無にすることができればいい
『ととのいました』・・・・詩人はテレビはみないとか
『いまが青の時代というなら本当の幸をもってきてくれ / 朝焼けの静けさを掴もうとしたら執着していた想い出があっという間に消えた』・・・これって一行?
『ハイボール』・・・うん。流行ってる
『駅前のショッピングセンターにはなんでもあって それで欲しいものは何もなかった』・・・なかなか深〜い
『お市の像の前に立つとゾクゾクとふるえがきて私はきっとお市の生まれ変わりです』
『回転寿司まわる極上の「あなご」を食べる』
『宇宙(そら)のかなたから集められたちり  鏡に映りこんだ背中 祝宴の花 喪の花』
・ ・・まだ、まだ・・・・たくさん・・・

それらの短冊を初見で読み上げながら、その間を詩人が言葉で繋いでいくと、今を切り取る ひとつの風景が立ち現れ、足踏みするようにモドカシク定点を踏みしめている若者の姿が浮かんできた・・・そして風景は何かの終わりへと徐々に進んでいく感じがする・・・きっと逡巡を打ち破る『最後の時間』へと・・・

すごいです!
26歳。まだ若い彼のことばの豊かさに、感動です。

外は冬。冷たい夜空にオリオン座が光っていました。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

高の原で遊ぼうプロジェクト 更新情報

高の原で遊ぼうプロジェクトのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング