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佐渡島の自然を愛する会コミュの佐渡の虫

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虫好きの方は子供の頃からという方が多いようですが、私が虫に興味を持つようになったのは、数年前、蜘蛛の網と霧雨が偶然に造り上げた見事な芸術作品(?)を見つけた時に始まりました。
画像はその時に撮影したもので、クサグモ(またはコクサグモ)の網に霧雨が付着し、宝石をちりばめたような輝きを放っていました。(撮影地は神奈川県藤沢市です)

それ以来、撮影目的でない場合も常にコンデジを持ち歩くようになり、虫を見つけると撮っています。 何時もは自宅近くの山を撮影フィールドにしており、狭い範囲ながらも季節毎に見られる種類が変わるため、何年経っても飽きることはありません。

佐渡で虫を撮影するようになったのは2012年頃からです。
やはり佐渡は自然が豊かなため、当地(神奈川県逗子市)では見られない種類が多く、佐渡を訪れる際は、デジイチとマクロレンズは欠かせない装備になっています。

佐渡には固有種の虫がいることは承知していますが、それには特に拘らず、私の興味は「佐渡にはどんな虫がいるのだろう?」という素朴な疑問で、肩肘を張らず普通に見られる虫を撮影するのを目的としています。
これまでに撮影した虫達を順次掲載してゆきますので、佐渡の自然を楽しむ一助として頂ければ幸いです。

以下、『佐渡における生物多様性の現状と課題』は、とても参考になる文献ですので、興味のある方はご一読下さい。
https://www.city.sado.niigata.jp/admin/vision/pdf/biodiversity12/biodiversity12_02.pdf

コメント(10)

クスサン(チョウ目・ヤママユガ科。 9月に畑野で撮影)

佐渡で出会った虫の中で最も強い記憶として残っています。
開張(翅を広げた時の大きさ)10cm程もある大型の蛾です。 成虫は口吻を持たないため、幼虫時代に蓄えた栄養分だけで命を繋ぎます。 成虫の目的はパートナーを見つけ、子孫を残す(種を繋ぐ)ことに専念します。 蛾の仲間には、このような生態の種が多く存在します。
撮影のため、枯れた木の枝にクスサンを掴まらせ移動してもらいましたが、指に虫の体重を感じたのは初めての経験でした。
洋上のトンボ

私が佐渡を訪れる際、殆どの場合はフェリーを利用します。
デッキに出て広い海を眺めながら旅気分を味わうのが好きで、海の新幹線といった雰囲気のジェットは、ただ時間の過ぎるのを待つだけなので、余り好きではありません。

ある年の8月に佐渡を訪ねた際の出来事です。
フェリーの後部デッキに出て、生ビールを飲みながらマッタリ気分で海を眺めていると、フェリーと一緒に何かが飛んでいます・・・トンボ!
気付いた場所は新潟と佐渡の中間地点で、新潟から一緒に来たのか、途中から一緒になったのか解りませんが、数匹のトンボがフェリーと同じ速度で飛んでいます(驚)。

私はトンボについて無知ですが、後日、アキアカネまたはウスバキトンボではないかと教えて戴きました。 一日で100kmもの距離を移動するそうです。

虫との出会いは一期一会の場合が多く、二度目の撮影チャンスがあるか解りませんが、次は望遠ズームで待ち構えていようと思います(祈)。
エグリトビケラ(9月 畑野)

こちらも初めて出会ったのは佐渡です。
夜、宿の外灯の光に引き寄せられた(※)ようで、入口の壁に2匹張り付いていました。  
体長が3cm程もあり、トビケラの仲間では最大級の大きさです。
トビケラの仲間は体が小さいとの思い込みがあったため、誰だろう?と思いながら撮影していましたが、後日の調査でエグリトビケラと判明しました。

※ 「なぜ虫は光に集まるのか?」という疑問は、まだ解っていません。
多くの虫は光に対する感じ方(見える波長域)がヒトとは異なるため、ヒトは違う世界を見ているようです。
また、逆説的に光に集まるのではなく、一旦光に捕まると、その場から動けなくなってしまうというのではないか(?)という説もあるほどです。

私の経験からも、光に対する虫の反応は様々で、例えば、私は虫を撮影する際にストロボを多用しますが、瞬間的なストロボ光も、虫により反応の仕方が異なります。
この話題については、何時かまた取り上げようと思います。
ヒメアカタテハ(4月 青野)

今回の佐渡行は、虫の活動時期には早過ぎると思いマクロレンズを持って行きませんでしたので、暴挙と思いつつ鳥撮り用レンズ600mmの最短距離(3m位)で撮影しました。

ヒメアカタテハは温暖な地域では成虫越冬するようですが、この個体は翅の色が新鮮なことと、傷んでもいないため、幼虫(または蛹)で越冬し、春に羽化したのではないかと思われます。
ライト・トラップ

虫の撮影をする方ならご存知と思いますが、夜間に光に集まる虫をおびき寄せる装置です。
画像の装置は、携帯できるよう30cm四方ほどの白い布に4wブラックライト(単3x4)を組み合わせて作りました。
昨年始めて使ってみましたが、小型な装置でも虫の多い佐渡では大いに効果を発揮してくれました。
写っている虫以外にも周囲を飛び回っている虫や、顔や首筋にまとわりつく虫もいるので、虫嫌いの方には「お化け屋敷」以上の恐怖を経験できるでしょう(^^)v

Pic.1 4wブラックライト(単3x4)1灯
 猫は我が家のペットで光に集まったのではありません( ^^)
Pic.2 裏側
Pic.3 使用状況(6月 山田)
 この時は4wブラックライト+4w蛍光灯にバージョンアップしました。
 写っている虫以外にも沢山の虫が周囲を飛び回っていますし、顔や首筋にまとわりつく虫もいるので、虫嫌いの方には「お化け屋敷」以上の恐怖を経験できるでしょう(^^)v
 →次のコメントに続きます。
ライト・トラップの成果(6月 山田)

この日は20種以上の虫を撮影しましたが、私のお気に入りの虫だけをご紹介します。

Pic.1 キマダラミヤマカミキリ
Pic.2 オオトガリバ
Pic.3 ナカキシャチホコ

追記:佐渡では沢山の虫を撮影していますが、虫嫌いの方にも見て頂けるよう、毛虫・芋虫やクモなどの画像はUpしないように心掛けます。
アカスジカメムシ(6月 大野亀)

派手な虫の色は、鳥などの外敵に襲われないための「警戒色」ということですが、虫好きな私には美しく見えてしまいます(^^)

カメムシといえばヘッピリムシ、クサムシ、ヘコキムシなどの異名を持つように、悪臭を放つことで知られていますが、臭いは相手により効果を発揮しないこともあるようです。
蜘蛛の網にマルカメムシの残骸が掛かっているのはしばしば見掛ける光景です。
アブラゼミ(8月 トキの森公園)

久しぶりに トキの森公園を訪ねると凄まじいセミの鳴き声が出迎えてくれました。
どの木にもアブラゼミがびっしりと張り付いていて「セミの森公園」という名称の方が相応しい程でした(-_-)
セミは数年ごとに発生周期があるそうなので、ちょうど「当たり年」だったのかも知れません。
ドンデン山にて

Pic.1 エゾハルゼミ(♂)
 数年ぶりにドンデン山へ行ってみました。 7合目付近まで登ると聞いたことの無い音が聞こえてきました。
急勾配の道が続くので車の故障かと思い、路肩に止まってエンジンを切りましたが、音は林の中から聞こえてきます。
 何だろう?と思いつつドンデン山荘に到着し、山荘の方に伺うとハルゼミの鳴き声だそうです。
へぇ〜6月にセミの声が聞けるとは! 是非写真を撮らなければ・・・
山荘から登山道を辿ると・・・いました♪ 姿はヒグラシに似ていて少し小振りです。

 ヒメハルゼミと思われる声も聞こえましたが、姿は確認できませんでした。

Pic.2 ヤマキマダラヒカゲ
 エゾハルゼミを撮影していると、隣の幹にキマダラヒカゲが止まりました。
我が家の裏山にはサトキマダラヒカゲが多く見られますが、翅の模様がそっくりなため判別の難しい蝶です。
大まかな判別法はヤマキマダラは高地性で、サトキマダラは低地性ですので、標高900mになるドンデン山で見られるのはヤマキマダラの可能性が高いと思い、 調査を進めると以下の論文を見つけることが出来ました。
「佐渡産ヤマキマダラヒカゲの生態的知見と地理的変異」 高橋真弓氏
http://ci.nii.ac.jp/els/110007707840.pdf?id=ART0009514025&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1466902908&cp=

 論文によると、佐渡にサトキマダラヒカゲは生息していないことが解りました。
発表は1990年ですが、私も平野部でキマダラヒカゲを見たことは無いので、現在も同じ状況であろうと思われます。
芸術新潮
https://www.shinchosha.co.jp/sp/geishin/

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