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ポテトチップスWうすしおコミュのポテトチップスがピンチ…カルビー悲鳴、不作でイモがない

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減るジャガイモに増えるポテチニーズ。生産性を上げる術はあるか
 スナック菓子最大手のカルビー(東京都北区)が、主力商品の「ポテトチップス」と「じゃがりこ」の減量に踏み切った。しかも、今月お披露目するはずだった、数十億円の売り上げを見込むポテチの新商品も土壇場で発売延期となった。引き金は北海道産ジャガイモの不作だが、真の理由はもっと根が深いという。ポテチの未来は危ういかもしれない。

 「少子高齢化は進んでいるが、昔よりスナックを食べる大人が増えたため、実は市場は拡大している。こちらはジャガイモをたくさん仕入れたいが、日本は離農が進み、ジャガイモの生産量は減っているんです」

 カルビー広報室は莫大なチャンスロスにため息をつく。

 カルビーは加工用ジャガイモの約8割を北海道の契約農家から調達している。昨年は天候不順で不作となり、同社も計画より約1万5000トンの原料不足に見舞われた。販売促進活動を控えるなどの対策をとったが欠品の恐れも出てきたため、1月下旬出荷分から順次、ジャガイモを原料とする一部商品の規格改定を余儀なくされた。広報室は「減量のための改定は初めて」と話す。

 対象はポテトチップスのうち17商品と、じゃがりこ全商品。主力の「ポテトチップスうすしお味」90グラム入りを85グラムに減らしたほか、180グラム入りの「ビッグバッグ」は規格自体を廃止して160グラムの「大袋」に改めた。「じゃがりこサラダ」は65グラムから60グラムに減量。多くの小売店で小売価格はほぼ据え置かれているとみられ、実質的な値上げといえる。

 さらに今月発売予定だったポテトチップスの新商品も土壇場で無期延期に。広報室はパッケージや広告も決まっており、年間数十億円の売り上げを見込んでいたが…」と声を落とす。

 カルビーが一時的でなく、「今年豊作になっても、量を戻す考えはない」と規格の改定にまで踏みこんだのは、今後も不足が予想されるためだ。

 契約する北海道の農家はここ5年間で2割以上減った。同社と「30年以上の付き合い」という美瑛(びえい)町農協青果部は「農家自体の数が減った」としながらも、「連作障害でイモの抵抗性が落ちて収量が落ちたし、質や農薬量など基準も厳しくなって敬遠されたため、栽培面積が10年前の半分以下になった」と説明する。

 確かにカルビーのハードルは高い。「芽が出たり虫が食ったような低品質のジャガイモを安く調達しても、加工工程で結局、余計にコストがかかる」(広報室)ためだ。

 ジャガイモは国産より輸入のほうが高くつくため、不足分を海外から補うわけにもいかない。広報室は「離農が進んでも収量は増やせる。スコットランドのジャガイモ生産効率は日本より3−4割いい」と農家の奮起を期待する。ただし、「加工しやすい海外の新品種を導入したいが、ジャガイモは増殖率が低いうえ、国の規制も厳しいので時間がかかる」。

 これ以上、ポテチやじゃがりこが高級化する前に、北海道のジャガイモの生産量が増えてくれればよいのだが−。


さぁ、いまこそたちあがるのです!

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