また、“大学受験スーパーゼミ 全解説頻出英文法・語法問題1000”の、533には 「There aren't ( ) many people in the park. 1. its 2. that 3. these 4. those」 の、上記の用法を聞いている問題があり、もちろん正解はthatになります。
しかし、“やっておきたい長文500”のunit 15の長文で、以下のような英文があります。 「he let them know that he recognized in her now-forgetful self the same lovely woman he had married “those” many years ago.」
ここの「“those” many years ago」のthoseの用法ですが、これは副詞の程度の用法ではないでしょうか?インターネットで検索してみると、these many years agoなんて表現も出てきます。手元の辞書で引いてみると、these, thoseには副詞の用法はありません。もしこのような使い方が出来るのだとすれば、上記の文法問題の解答が、thatに限られなくなるのではないか、というのが疑問です。当該問題集の解説には、「There is A(Aがある)のAには、不特定のものがきて特定のものは来ない。」とあります。私も一応英語学の大学院で勉強していたので、there構文に「定性効果」があり、新情報のものしか来ず、原則「the」等、旧情報を指すものはこないことくらいは存じております。しかし、程度の副詞用法が使えるのだとしたら、この問題が成り立たなくなると思うのですが…この辺、知識のある方にご教授いただければ大変ありがたく思います。よろしくお願いいたします。
>>[2] 二人が夫婦としてやってきたこれら長い年月 だと思います。 これって慣用句らしい these many years の those版、つまり自分事だったら this /these のところ、彼らの事だから that/those なんだろうなあと思っています(すみません文法用語でわかりません)。
>>[4] many years ago だけで通じる、でも these/ those many years が慣用句なのでついぴっぱられて付いちゃった、じゃだめでしょうか(笑)。私的には those には「もうこんなに長いこと一緒」という感慨のような意味合いを感じます。しかしこの例文、奥さんが認知症なのでしょうか、小説の一文らしい感じですね。
よって、本文の those many years の those は、
「そんなに、あんなに」ではなく、
「あの長い年月」という感覚で使われていると考えるのが妥当ではないでしょうか?
そして、those many years ago 全体で考えると、
例えば three years ago は「3年分前に ⇒ 3年前に」となるのだから、
those many years ago は「あの長い年月分前に ⇒ あのだいぶ前に」
くらいの訳出になるでしょうか。
(確かに、訳しづらいとは思います。)