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英語学習法・英文法のQ&Aコミュの名詞節の法と時制

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江川泰一郎『英文法解説』に、
hope,see (to ti),take careなどに続くthat節では、事柄が未来に属していても現在時制が使われることがあると書かれています。

Take care (that) you don't drink too much.
(酒を飲みすぎないように注意しなさい)

一方、
advise,ask,demand,insist,move,propose,recommend,request,require,suggest
など、勧誘・勧告・要求などを表す動詞に続くthat節や、
It is necessary that・・・のなどの構文(necessary以外に、advisable,compulsoryなど必要・重要・妥当を表す語)でのthat説では、
仮定法現在が使われるとなっています。

I propose that we take a vote on that next week.
(その件は来週票決することを提案します)
It is necessary that we be prepared for the worst.
(最悪の場合に対して心構えをしておく必要がある)

仮定法現在が使われる理由は、that節の内容が事実を述べるものではなく、
話者の心の中で想定された事柄を表すからだと説明があるのですが、
hope,see (to ti),take careなどに続くthat節の内容も、心の中で想定された事柄ではないでしょうか?

前者の直説法現在で記述されたthat節と、後者の仮定法現在で記述されたthat節では、ニュアンスが大きく異なっているのでしょうか?
hope,see (to ti),take careなどに続くthat節では、何故、仮定法現在が使われないのでしょうか?

未来のコトって、全て、心の中で想定された事柄ですよね・・・

宜しくお願いします。

コメント(14)

>advise,ask,demand,insist,move,propose,recommend,request,require,suggest
など、勧誘・勧告・要求などを表す動詞に続くthat節や、
It is necessary that・・・のなどの構文(necessary以外に、advisable,compulsoryなど必要・重要・妥当を表す語)でのthat説では、
仮定法現在が使われるとなっています。

 ここで「仮定法現在」とされているものは「動詞の原形」ですが、これは法としては仮定法というより「接続法」に含められるべきものです。

 接続法というのは決まって従属節内のみに用いられる法で「勧誘・勧告・要求などを表す動詞に続くthat節」に現れます。つまり「事実描写」ではなく、「言葉の上だけでものをいう」用法です。


>hope,see (to it),take careなどに続くthat節では、事柄が未来に属していても現在時制が使われることがあると書かれています。

 こちらの従属節は意味的に「もしもであれば(いいと思う、など)」と条件的な意味を未来について述べることがあるため、「本来仮定法現在=動詞の原形」が正しいところを直説法現在で「代用」するようになったものと思われます。



>前者の直説法現在で記述されたthat節と、後者の仮定法現在で記述されたthat節では、ニュアンスが大きく異なっているのでしょうか?

 前者は「仮定法現在の代用として定着した形式上直説法現在」。
 後者は「接続法」として本来的に動詞の原形であり、イギリス英語では「should 原形」の形式が用いられます。
 我田引水ながら私のサイトから引用させていただきます。

http://roundsquaretriangle.web.fc2.com/text/004_01.html#003

「159.(1)仮定法現在」の末尾部分に以下の解説を記述しております:


口語レベルでも仮定法現在が頻繁に現れるのは、次のような場合です:

1、主節の述語動詞として「suggest, demand」などのような「提案・要求」の動詞が使われたときの「that節の内部」にて

これは学校教材に準じた解説ですが、本当は「接続法」という別の法です。「156. 法」の補足記事で簡単に書きましたが、「従属節の中でしか使われない法」で、「主語や時制による変化をせず常に動詞の原形」が用いられます。イギリス英語では「should 原形」が好まれます。事実描写をしておらず、実現可能性の高さや低さについての評価も含んでいません。「言葉の上だけ」でものを言っているからです。

I suggest that you (should) be the leader.(君がリーダーになるよう私は提案する)

 これも「you be」が耳に逆らうところがあり、それを避けるため「should」をはさみ「you should be」の形式にする傾向が強くなっています。これも日常的に仮定法現在が使われない理由と同じく、主語のあとに原形のままの述語動詞を言うことに対する心理的抵抗感に由来するもので、助動詞 shouldをはさんで「should 原形」なら何の抵抗もなくなるからです。(shouldの意味として「〜するのが当然だ、妥当だ」があることともよくマッチしています。)

2、条件節の中では、決まった慣用句として今でも使われる

If need be, I will give you some medicine.(必要なら薬をあげるよ)<「if need be」は慣用句(決まり文句)
>>[1]

ご解答ありがとうございます。
仮定法も従属法も、英語では、Subjunctive moodで表すものだと思いますが、
この2つは異なる概念なのでしょうか?
広義の仮定法の一部が、従属法という関係なのでしょうか?

宜しくお願いします。
>>[3]

 英語の法についてどう細かく分類するか関しては様々な立場、アプローチがあります。日本の学校英語では「話をシンプルにする」という立場からか、仮定法、条件法、接続法のすべてを「仮定法」としてひとくくりにしています。

 それで「分かりやすい」と思えるのであれば別にかまわないのですが、「違うものはちゃんと立て分ける」方が私としては結局分かりやすいのではないかと感じています。

 仮定法、条件法、接続法を分けた考え方ですと:

1、仮定法:

 典型としてはif節の中に現れる動詞の法であり、話者がそこで述べている内容に関してどれくらいの真実味を感じているかが動詞の形に表れるもの。原形のままとなる「仮定法現在」、過去形を用いる「仮定法過去」がある。ここでいう「現在、過去」は時制の意味ではなく単に動詞の形式による名称。

 述べている内容について「十分な実現可能性」を感じている場合、もともとは「仮定法現在」により動詞の原形が用いられていましたが、現代英語では一部の決まり文句以外、動詞の現在形で「代用」されるのが普通になりました。

 述べている内容について「現実の事実に反する」仮定や「実現困難性」などを強く感じている気持ちが「仮定法過去」となって現れますが、最近の英語では仮定法はすでに「dead grammar」と呼ばれるようになりつつあり、明らかに事実に反する仮定を平然と「直説法現在」の動詞で表すことが珍しくなくなってきています。

2、条件法:

 一般の学校英語で「帰結節仮定法」と呼ばれているもの。
 なんらかの「条件の下であること」、あるいは「ある条件がかなった場合にかぎってこうなる」という意味を表すもの。
 条件節が仮定法現在(やその代用である「直説法現在」)の場合、帰結節は通常の直説法と同じになる。
 条件節が仮定法過去の場合、そういう「実現困難(あるいは不可能)な条件のもとにかぎって」という気持ちが従属節述語動詞を過去形にしますが、この傾向はくずれつつあります。

3、接続法:

 事実を描写しているのではないため、論理的に直説法現在が使えない場合、「言葉の上だけで何かを述べている」と言うことを動詞の原形(イギリス英語では should原形)で表すもの。動詞が原形のままであるということから「仮定法現在」の範疇で解説されることも多いですが、「なんらかの実現性の高い条件のもとで」という条件を含みに持っていない点から別の法として位置づけた法がむしろわかりやすいのではないかと感じています。


 法のたて分け方については色々な説がありますので、自分にとってもっとも実用性に寄与すると思われる考え方を採られればよいかと思います。
>>[4]

お返事が遅くなってしまい、大変申し訳ありません。

ご回答ありがとうございます。何度か読み直したの ですが、すっきり理解できていないところがあります。

どちらも、従属節の名詞節であり、事実を描写して いるのでもなく、未来に関することで、またそれが 実現されることを話者が好ましいと思っているとい う共通項があると思うのでしが、

一方を仮定法現在の代用としての直説法現在、もう 一方を接続法で表すことで、どのようなニュアン スの違いがあるのでしょうか?
前者の方は、実現可能性が高いというニュアンスが あり、後者の方は、実現可能性についてはニュートラルということになるのでしょうか?

宜しくお願いします。
>>[7]


 これは名称的たてわけの問題になってくるのですが、最近の学校英文法では文法用語を減らす観点からでしょうか、接続法も仮定法現在にふくめてしまっているようです。また条件法も仮定法の帰結節用法ということで仮定法の中に含めてしまっています。

 ただ私が個人的に感じるのは、違いのあるものは名称的にもたてわけた方が結局は簡単なのではないかということです。

 仮定法、条件法、接続法の3つを分けてしまった方が、かえって混乱が回避される気がするのですが、そういうことに神経を使うより、大雑把な区別で文例中心に理解した方が簡単に思える方もいると思います。それはそれでかまわないと思います。文法のための文法ではなく、理解の助けとして本人が効果的に感じられる考え方をとればよいでしょう。

 その上で私の考え方として解説します:

 接続法というのは「仮定」や「条件」の意味をまったく含みません。そこで述べられていることの実現可能性の大小はまったく含みにもっておらず、ただ単に「事実描写ではなく言葉の上だけの表現」として従属節に現れるものです。

 それに対して仮定法というのは、そこで述べることに対して「条件として成立する可能性の高さ」を反映して述語動詞の語形が変わります。

 その仮定法によって設定された条件を受けて、帰結節に用いられるのが条件法です。これは「話者の主観によってどれくらい実現可能性が高いのか、低いのかを受けて、その条件の元にかぎって」という意味を表す動詞の形です。

 このように細かい区別が本来はあるのですが、現代英語ではどんどん直説法と同形で代用する傾向が進んでいるため、仮定法、条件法、接続法にあまりこだわる必要もなくなってきています。
>>[8]
 「最近の」とおっしゃいますが、学校英文法が「接続法」&「条件法」を「仮定法」と区別していたのはいつ頃のことでしょうか。私が高校で学んでいた時には「接続法」や「条件法」という言葉はなく、条件法は「仮定法の帰結説に現れる述語動詞の形」と紹介されていました。「接続法」という言葉も紹介されていません。

 これについては「仮定法現在」とも教わらず、まず「shouldありき」で、「それが省略されることもある」と習ったものです。これが仮定法現在であり、心理的抵抗からshouldが挿入される使い方が生まれた、という説をここ10年ほどの間に読んでびっくりしたのをまだ鮮明に覚えています。

 私は立てわけ方の一方に意を唱えているのではなく、「学校英文法」という範疇で「条件法」「接続法」を扱ったことがあるのだろうか、という疑問を抱いています。

 根拠は私の記憶だけではありません。手持ちの「ロイヤル英文法」でも「法」の項には「命令法」「直接法」「仮定法」の3つしか見出しとして登場しないのです。
>>[9]

 私が30年ほど前に習ったときには、条件法という用語が用いられていまいした。ただし「接続法」は英文法には用いられない用語で、大学で他の言語の文法との比較で解説されていました。

> これについては「仮定法現在」とも教わらず、まず「shouldありき」で、「それが省略されることもある」と習ったものです。これが仮定法現在であり、心理的抵抗からshouldが挿入される使い方が生まれた、という説をここ10年ほどの間に読んでびっくりしたのをまだ鮮明に覚えています。

 「should が省略されて原形が残った」のではないと思います。
 should + 原形の形式と、原形のみが用いられる形式は省略の有無によるのではなく個別なのではないでしょうか。should 原形はイギリス英語の用法であり、これはなにも「心理的抵抗によってあとから挿入されたわけではない」と聞きます。

 なお英語圏では「仮定法」と「条件法」を以前から、そして今でもたてわけて解説している英語教員がかなりいるそうです。ただし仮定法そのものが「dead grammar」と呼ばれるようになり、現実に用いられる形式とやや遊離しはじめている感がぬぐえないとのことでした。
>>[10]
 私が高校で学んでいたのも30年ほど前のことです(私が受験した「共通一次」は、数学で*の正解がやたらと多かった年のものです)が、この差異には地域的な方針の違い・学校による違い・教員による取捨選択なども影響しているのかもしれませんね。

 いずれにせよ、そういった文言が学校現場で使われていたという実例をあげていただき、ありがとうございました。
 「shouldの省略」については、目の前にある現象に対する説明として、一番簡便なものを取った可能性はあると考えています。後で知った「仮定法現在云々」の方が説得力を感じます。

 イギリス英語では…という話に関しては、なぜイギリスではそうなの?という疑問が残ります。以下は根拠も何もない想像ですが、やはり元は仮定法現在(あるいは接続法)であって、それがイギリスではshould+原型に変化したのではないか。古い形のまま海を渡ってアメリカで保存された用法もあるのてはないか、などと考えたことはあります。
>>[12]


>この差異には地域的な方針の違い・学校による違い・教員による取捨選択なども影響しているのかもしれませんね。

 まったくそうだと思います。
 私の時代はまだ国立1期、2期という時代でしたので、英語の授業も中学で5時間、高校では1日2時間ある日まであったくらいですから、「多くの時間を余裕を持って指導に費やせる」ということから、各教員独自の創意工夫がかなり盛り込まれていたと感じます。そのため同じ学年でも他の学校の生徒の話では随分教わる内容やアプローチが違っていると感じました。

 仮定法と条件法を区別した考え方も、教科書や副読本には書かれておらず授業の中で踏み込んだ話として聞いたものです。それを受けて書店で他の参考書を調べたりしました。


>イギリス英語では…という話に関しては、なぜイギリスではそうなの?という疑問が残ります。以下は根拠も何もない想像ですが、やはり元は仮定法現在(あるいは接続法)であって、それがイギリスではshould+原型に変化したのではないか。古い形のまま海を渡ってアメリカで保存された用法もあるのてはないか、などと考えたことはあります。

 ああ、それはあるかも知れませんね。
 イギリスというと伝統を重んじるイメージがありますが、こと英文法についてはアメリカ英語の方が古い形式を踏襲しているところが多いとも聞きますので。

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