この場合−full of things−が名詞句になっていて、そこに比較級が加わっていると考える方が自然だと思います。
つまり元の文は“some parts are full of things.” “some parts are full.”では「何でいっぱい」なのかがわからない。−some parts are full of elephants.−なのか、−full of mosquitoes.−なのか…。
−full−は、UnC・Countable nounがとにかくたくさんある状態を表してる形容詞なので、レストランなどで食事が終って“I'm full.”というとき以外の、こういう文章の中では、その材料が示されているのが普通だと思うのです。だから、-full of things-で(とりあえず)名詞句として成立していると思います。
ということはmoreは形容詞を修飾する比較級、つまり副詞muchの比較級;moreだということでいいかと思います。
…以上が私の見解ですが、それ以前に何か、英文そのものが抽象的で意味がわからないような気がするのは私だけでしょうか? 「thingsって何を指しているの?」と文を作成した方にお伺いしたいところです。普通、具体性を欠いた内容を嫌う英文は“things”の後に、“that S V”とかで、thingsについての具体的説明があるはずです。
英文レポートをnativeの先生に見せて採点してもらうと、例えば「weって誰? theyって誰? 日本語と違って英語で論文・レポートを書くときはちょっとくどいくらいの具体性がないとダメだから。」と一度注意されたことがあります。 あと“not only”って、前後に“but (also)”だったり、これに代わる“〜もまた、○○である”的なセンテンスがあってしかるべきなのですが。しかも、一文で切れずに。“not only because 〜”って言うくらいなんだから、これよりも強い主張のセンテンスがあってしかるべきです。しかも「not onlyを2回も2文に分けて続けるってどういうこと?」っていうのが正直な気持ちです。この文の作成者は学術英文を書いたことのない人だと思います。
>full of things というのを一つの形容詞的に、名詞句ではなく、句として捉えているから、more を使っているのだと思います。
そうでした。full of thingsが名詞句で、それを副詞muchの比較級が修飾するのはおかしいです。moreが副詞で、fullが形容詞、of thingsでその内容を示す、からfull of thingsで形容詞句ですね。その点、私の記述は間違いでした。キャップさん、ごめんなさい。
fullの比較は密度の違いを示す、ということも考えられるような気もします。
>「なぜ地球が惑星の種類なのか」ではなくて「なぜ地球がこのタイプの惑星なのか」ではないでしょうか?
そうですね。the kind of planetって部分を考えれば、その和訳のほうがより適格ですね。ざっくりとした訳ですみませんでした。
>Not only because ... Not only because ... というのが連続であっても何らおかしくはないと思います。文脈の中で見てみると、話の筋が通っているはずです。
話の筋が通っている、いない、ということについてではなく、「書き方」として標準的じゃない、ということです。こういう文章を読ませているから、日本人の英文記述は質が低い、と言われるのだと思います(大学教授含む)。この後に目玉となる理由が来るのも推測できます。ただ、英文として「いい文章ではない」ということです。
文章も漠然としすぎている。文中のit, the kind, things, partsなり、どこか具体的な説明があるべきだとは思いませんか? 「文全体を読ませて、内容を把握させるような力を身につけさせよう」という意図がこの問題からは感じられますが、必要以上に悩ませているだけのような気がします。
確かに。「科学読み物」というカジュアルな読み物として、アカデミックなスタイルに沿ってなくてもいいとは思いますが、だとしてもキレイな一文だはと思わないです。
not only...but alsoはそれこそ受験で頻出の「公式」として呪文のように叩き込まれていると思います。作文をした方が「いつも公式通りじゃないんだよ」というメッセージがあるなら別ですが、やっぱりこの導入の部分は、いい文章ではない。